うちの長女は大学3年生で、只今就活真っ只中。6月までには決めたいということで昨年後半からインターンに行っています。


私の就活時代はインターン制度などありませんでした。会社案内を取り寄せて応募して、実際の仕事見学など行く事もなく。


唯一OB訪問はありましたが、知り合いのつてを辿って、喫茶店で

「仕事面白いですか?」

というような ざっくりした質問をするくらいのことで。


うちの娘は幼少期、とんでもなくおてんば娘でした。すぐ癇癪を起こしたり、とにかくおしゃべりでその割に滑舌悪くて。笑

保育園では4月生まれという事もあってか、クラスでもお姉さん的立場でみんなから慕われていた気がします。


クラスでなわとびに取り組んだ時ずーっと1番だったのが、ある日他の子が少しだけ多く飛べて2位になってしまった時がありました。

その時は悔し涙を滲ませるくらい負けず嫌いな一面もあり。


しかし、小学生になるとだんだん大人しい雰囲気になっていきまして、あまりはしゃぐようすも見られなくなりました。

私が娘の事に色々口を出しすぎたのかな?と今振り返ると思うのですが、なんだか一気に大人っぽい精神になってしまって。


陽キャから陰キャへと変わってしまった感じでした。


陰キャというよりは 落ち着いた雰囲気になったというか。友達も母親の私からしたらクラスでも目立つような子と仲良くして欲しかったのですが、

娘が好きな友達は 優しくて 落ち着いている そんなに前に出て行かない控えめなタイプ。


私はその時から娘の交友関係ややりたい事に口を出さなくなりまして。(中学校1年生)


私自身もかなり偏見持ちの母親から

「あのことは付き合ったらダメ!」とか

言われたことが嫌だったのに、同じことしてたなと気づいた瞬間でした。


で、この子はもはや精神年齢が私をも超えていると感じるほど、物事に対してキャピキャピしたところもなく、常に真面目で一生懸命なんです。

「神様!こんなに素晴らしい子どもを授けてくれてありがとう」

と思うくらい。勉強もコツコツ。部活もコツコツ。この子はいつ気を抜いているんだろうと思うほど。


このこはきっと人間10回目だろうな昇天


と人間3回目程度の私は思っています。中学生の時から検定関係はとりあえず受けてみる。受けるからには勉強も抜かりなく。


そして私は1時間に1本しか電車が来ないようなこの街ではダメだと思い、娘が中学生の時から友達と電車で都会へ行くように勧めたり、スマホと事前調査で

なんとか自力で行きたいところに行けるよう訓練(行ってみな〜というだけてへぺろ)して娘を強化しました。


勉強して資格に合格し、行きたいところへ電車を乗り継いでいく。


こうして彼女はコツコツと自信をつけていきました。


そして大学も担任の先生や私が勧めたところに最初は行くと言っていたのに

「私、○○大学受けたい!」

と言い出し、言い出した時にはすでに学部も決めていて、その目はもう行くという決意がみなぎっていたので了承。


国公立行って欲しかったという金銭面でせこいことを考えていた両親ですが、滅多にお願い事をしない娘の決意を承りました。お願い



ところが大学に入ってからの娘は・・・。

落ち着いたあの人間10回目の雰囲気はなくなり


やってみたいことがあると言ったかと思うと、即行動。

部活もバイトもライブや大好きなベーグル巡りも・・・。

やると言ったら絶対やる。


それも友達とどうのこうのでもなく、1人でやっちゃうんで。

以前も

「大阪王将きた」

とラインが来たので

「友達とランチ?」

と返すと

「1人やで」

滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗


1人で飲食店 しかも「大阪王将」びっくり


インターンも東京に何社か応募して帰りに観光してくるという。1人で浅草行ってた。

雷門と築地行ってるし。宿泊はカプセルホテル??こわ〜💦


私には無理だわ。東京駅は迷子になる〜! 関西人 東京は外国だと思ってるから。笑い泣き


私は娘は大学へ行くまでの この落ち着いた雰囲気から


大手企業で事務職か学校の先生がいいんじゃないかと思ってました。

そしてそうアドバイスすると


「絶対嫌や。私、営業がしたい!」


え〜 まじで?


お母さん、あんたを見間違ってたよ〜驚き


「就活セミナーの講師が言うてたんやけど、1回目の就職は小学校なんやって」

「小学校?」

「みんな何をしたいかわからんまま学校行くやろ?」


「で、中学校に入って部活するやん?で、やりたいことを見つけると」

「ほうほう」


「で、高校に入ってその部活続けるか、違うことするかまた決めるやん?」

「なるほど」

だから、転職ありきで自分のやりたいことを見極めていくのだそうです。


「あんた、大学行って変わったね〜」

というと

「保育園の時の私が本当の私やと思う!」

と力強く返してきました。魂が抜ける


私の時代は

「石の上にも3年」

とか言われて、仕事をすぐ変える人は辛抱が足りん人という思想が当たり前でした。


そんな中、私は向いてないとか、職場環境が私にはあってないと思うとすぐ転職する人でした。辛い時間を耐えて何になる?という結論にすぐ至るので。


周りからは確かに飽きっぽいとか思われていたでしょうが、飽きっぽいのも然り。笑


娘を見ていると自分もワクワクしてきて、私もまだまだやりたい事できるんじゃないかなと思えてきます。


そして今の時代は本当に羨ましい限りです。


いろんな人が認められて、そしていろんな生き方も許されるというか。


職場の入社2年目の社員の男の子も

「とりあえず就職するにはここはいいと思います」


とりあえず??


まさにそれが今風なんだな。