夜明けのスキャット。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で話題となっている応援グッズ『ブブゼラ』の音を再現できる『iphone』アプリが人気を呼んでいる今日この頃、皆さん“にわか”サポーターで寝不足の日々ですか?
1か月前まで数千回程度だったダウンロード数は、W杯開幕後に急増し、英国、ドイツ、フランスの利用者が特に多いとう。
サッカーの中継を観ると背後から聞こえるブブゼラ音。
心が豊かになるような素晴ら…
ぶ~~
素晴らし…
ぶ~~~~
素晴…
ぶ~~~~~!!!
らしく感じる筈がありません。
はっきり言って耳障り。
試合に集中したいのに、あのノイズのような不快音が耳にこびりついて、鬱陶しいと言ったらありゃしないのです。
ほらついには幻聴、テレビも浸けていないのに側であの音が鳴っている気が
ぶ~~
ぶ~~
ぶ~~~ん
蝿でした。
というわけで、どなたか蝿叩きで抹殺して戴けませんか?
ガイハは虫も殺せぬ心優しき紳士なので。
お見舞い品としてifoneでも構いません。
ええ。



AM5:30。
朝日から逃げる様に、その男は夜明けの都会を駆け抜けていた。

一直線の道。
朧ろに消える月。
頬の赤からめた人々の視線。

そんな事は目も暮れぬとばかりに、一目散にゴールを目指す彼。

何を急ぐのか。
追っているのか。
はたまた追われているのか。

すると突如、ジーンズメートの前で立ち止まり、
『チッ』
苦虫を噛む様な表情で、看板を見つめる彼。

強盗か
はたまたムラスポ派だったのか

再び駆け出し
さらにファミリーマートに。

やはり強盗の様子。
ついにストッキングをかぶってしまうのかも知れない!

ところが
2-3分後、失望にも似た様な表情で店内を後にする彼。
そして自らの上着を見つめ、呟いた。


『何故…パジャマを着て来てしまったんだ…』

よく見るとデニムに毛羽立ったスウェット。
その姿まさに休日のお父さん。
まだ肌寒さの残る5月の風が、そっとキノコヘアを靡かせるのであった。


悲しい物語ですね。
もちろんフィクション。
嘘ですからね。
ましてそれがガイハなんて事がある筈が
ある筈が…

寝ぼけていたんですよ!

では、皆さん、目覚めてから5分で家を出る事が出来ますか?
出来ないでしょう!

こんな大技、成し遂げられるのは天才ガイハくらいなもの。
その為、多少の犠牲は免れないのです!
例えば着替えを忘れたり…
パジャマのまま出てしまったり…

いっそ夢の世界にいたほうが良かったのかも知れません。


というわけで
同情されたかた、嘘でも良いから『上着がドレッシー』と褒めて下さい。

裸の王様でいたいので。

お見舞いの品はアンデルセンのパンで構いません。