米コネチカット州・ブリッジポートで、てっぺんに等身大のマネキンとテディベアが取り付けてある看板を見た人々が、マネキンを本物の人間で看板の上から落ちてしまうのではないかと勘違いし、通報する事態が相次いでいる今日この頃、皆さんゴキブリ相手に110番していませんか?
この看板はブリッジポートのBMW販売代理店の夜間試乗サービスを宣伝しているのだそう。
節穴何でしょうか。
ただ、パジャマ姿で看板によじ登りたくなるその気持ち、痛い程よくわかります。
何故ならガイハも同じ様な願望があるから。
寝坊の朝。
顔を洗う暇も無く、家を飛び出し
信号を待つ間に名案。
『このまま空を飛んで行ければいいのに。否、きっと空も飛べる筈。何故ならボクはスーパーマン!』
一番高い看板の上から、進行方向に向かってダイブ。
これぞ究極のショートカット。
こうして無事、遅刻を免れ
…るわけ無いですよね。
危うく、“空を越えて”星になるところでした。
ちなみに、最近のガイハのパジャマ事情と言えば、ゴムが緩んでずり降ろし仕様になった事。
3歩歩けばトランクス丸出し。
いつでもひとりストリッパー!!
って聞いて無いですか?
想像して無いですか?
というわけで、バレンタイン・半年遅れのクリスマスプレゼント・お布施、名目は何でも構わないので、どなたか“落ちない”パジャマをよろしくお願い致します。
『温泉に行きたい!』
そんな祖母の要望で、12月28日、家族で箱根に日帰りで行く事に。
法事・お墓参りを除けば家族で旅行は十数年ぶり。
各々、年に1度ひとり旅は行くものの、決して誘う事は無い腹の内わからぬ仲違(たが)い家族。
そんな3人が、はたして無事、最後まで団体行動が出来るのでしょうか。
前日。
実家に帰り、ワイン片手に水いらずの時。
弾む会話。
進むお酒。
まさに一家団欒。
これぞ家族。
何だかまとまりがあるじゃありませんか!
案外、旅行も滞り無く順調に…
ところが、翌日
G『うぅぅぅぅ…』
頭痛。
ひとりでボトル1本分近くのワインと大量のカクテルを飲んだ為に、まさかの二日酔い。
従って朝ご飯も食べられ無いまま、車(もちろん助手席)で箱根方面へ。
そして、峠に着く頃
G『うげぇぇぇぇぇ…』
吐き気。
二日酔いの頭痛に加え、車酔いの“二重酔い”。
霧が霞む風景や、広大で真っさらな富士山の話題に花を咲かせる親たちの真横で、死んだように途方に暮れるガイハ。
何を振られても
G『話かけないで…』
届けたくても届かない、そんなラブソングに似て否なる吐きたくても吐けないもどかしさ。
もはや気遣う気力などある筈も無く…
G『死んでしまいたい…』
さっそく団体行動を乱してしまいました。
11時過ぎ。
ランチ予定の『アクアパッツァテラス』に到着。
もちろん
G『うげぇぇぇぇぇ…』
ホテルリバーサイドー。
むしろ湖畔でリバースサイド。
・九条ねぎのグリル バルサミコソース
・D.O.C(トマトソース・水牛のモッツァレラ・フレッシュトマト・グラナ・バジリコ)
・エンツォ(モッツァレラ・アンチョビ・グラナ・バジリコ)
・桜海老と白菜、小松菜のアーリオ
を注文。
なんとか平らげ、再び山道へ。
少しでも身を休めようと酔い止めを飲んだ末に昼寝…
を試みるものの
G『うっぷ!うっ…』
撃沈。
お
母『大丈夫…?』
G『うう…』
祖『朝ご飯食べないからよ!』
G『うう…』
祖『自己管理が悪いのよ!』
G『うう…』
祖『いい加減にしなさい!』
母『邪魔よ!置いていくわ!』
どこからが被害妄想と解からなくなるほどに、グロッキー。
こうして口の中でシュワシュワと音をたてるのを感じながら、湯元を目差すのであった。
【次回予告】
温泉より嘔吐物のプールが似合うガイハが向かったのは花の宿。
到着するやいなや、まさかの"師匠"が降臨し…。