英・ロンドンで、住宅強盗の容疑で警察から追われていた男が、警察が捜査のため公開した手配写真が気に入らないとして、地元紙に自ら自身の写真を送り付けた今日この頃、皆さん街中にセルフブロマイドばら撒いていませんか?
警察は捜査に協力したとして、同容疑者に謝意を表明したのだそう。
強盗が相当なユーモアの持ち主なら、警察もそれを理解出来るジェントルマン。
素敵な関係ですね。
しかし写真というのは、映りによっては人生の汚点になりかねないもの。
差し替えたいと思うその気持ち、痛い程よくわかります。
何故なら、ガイハも以前似たような経験があるから。
街で偶然にも中学時代のクラスメートに、卒業以来の再会。
そこで言われた一言が
『意外に落ち着いたんだね。』
意外とはどういう事か。
10代前半は大人しかった筈。
これはつまり…
『成人式の写真見せて貰ったんだけどさ、すごいよね。おかしくなったんじゃないかって皆噂してたよ。』
みんな…
みんな…
広まっていました。
もちろん、『金髪・口ピアス』時代であったのは言うまでもありません。
というわけで、同窓生のかたがた、もしこの日記をお読みでしたらご一報戴けませんか?
新しい写真と交換致しますので。
今ならもれなく、被り物付き“アー写”もお付け致します。
そして、言わずもがなの5日連続の『共感』話。
ここは、コメントに代えて1つ歌わせて戴きます。
曲はSMAPで『俺たちに明日はある』。
どうか、お察し下さいませ。
【あらすじ】
子ども達はしゃぐ平和な丘で、惨劇のテロを引き起こした『人肉』と『伝説パンダ』。
怒号と悲鳴が飛び交う中、次々と"姿を変える"のであった。
いい加減、遊び疲れたので『合歓の郷』を後にする事に。
『鵜方駅』に戻る為、タクシーに乗ると、女性ドライバーが一言。
ド『おたくらミュージシャンかい?』
地方で必ずと言って良い程、聞かれる質問。
確かにアーティスト。
しかし、エア。
なかなか一般には理解しがたいエア。
従って、根掘り葉掘り聞かれるのも面倒なので、わざとらしく否定しなければなりません。
そこで
『よく言われるんですよねー。』
といつも通り、お茶を濁そうとしたところ
U『とぅす!今日はPVの撮影でね。』
はったりをかましてしまいました。
そう、ドンさんが自ら話しかける時は、彼特有のレーダーが同じファニーマインドの持ち主だと嗅ぎ取った時。
このおばさんも"面白族"のひとりだと言うのか!
そんな疑問を余所に、いけしゃあしゃあと"それらしい"事を語るエア・アーティスト。
仕舞には
U『実はマジシャンなんだよ。』
等と言い出す始末。
何故だ。
何故なんだ。
今さらマリックは流行らない!
U『引田天功も目じゃないからね。メーターもイリュージョン出来れば良いね。』
つまり無銭乗車。
恥かしい。
いくら何でもこの嘘は、笑いを通り越して恥かしいっ
ドライバーも、何故突っ込んでくれないんだ!
ド『そうねー。誰かさんみたいな嘘付きが居なくなるようにイリュージョンして欲しいわね。』
何枚も上手(うわて)でした。
しかし、そうは言っても和気藹々(わきわき)と会話する2人。
赤福に始まり、"化け猫と鈴""についてまで!
ガイハひとり蚊帳の外。
同じ種族同士、一瞬にして通じ合うものがあったのかも知れません。
『鵜方駅』到着。
お土産を買い、送迎バスで宿泊先の『星たる』へ。
周囲はリアス式海岸、英虞湾を望む賢島の一角に佇む、全室露天風呂付きの宿。
チェックイン。
今度はうって変わって、声をかけられても気の無い返事で、全く会話をするそぶりも見せないドン・ワールド。
違うのか。
面白族でないのか。
仕方なく、代わりに対応。
業務的。
いつだってそう。
ガイハは書記係兼マネージャー!
部屋に荷物を置き、旅行の醍醐味、お酒を買いに外に出る事に。
いくら田舎といってもコンビニの一軒位はある筈。
そんな淡い期待を抱き、歩く事5分。
U『…』
G『…帰ろうか。』
山道の先に存在したのは崖。
そう、ここはリアスア式海岸臨む奥島の高台。
コンビニどころか、民家の1つもありませんでした。
【次回予告】
露天風呂に浸かっていると、部屋の中からドン・ワールドの怪しいうめき声が!?
何かただ事では無い事が起きているに違いないと、慌てて様子を伺うと、そこで行われていたのは…。