19の遺産 -5月篇- 。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

中国・北京の理髪店で、毛髪で作った天安門の模型が披露された今日この頃、皆さんつむじが合成繊維ですか?
製作期間は5カ月間、使われた毛の総重量は11キロだったのだそう。
本日は“被せモノ”話。
いったいどれだけの“眩しき”方々が、嘆いた事でしょう。
その髪を俺にくれと。
いっそこのまま載せてしまえば良いのかも知れません。
天安門ヘアに鳥の巣ヘア、聖火ヘアに毛沢東顔ヘア。
シャンプーすれば大洪水。
かきむしれば全面倒壊。
ヘドバンもヘッドスピンも出来ない!
…しませんよね。
あまり書くと『全国頭部がネオンの会』から苦情が来てしまいそうです。
というわけで、ここらで“ずら”かりたいと…
“寒い”なんて言わないで下さい。



7年前の日記を読みながら、過去の栄光にしがみ付いているガイハです。

何度も言ってますがね、悲しいかな面白いのですよ。これが。

今がファニーなら過去はシュールそのもの。
なぜなら、色々と黒い影を背負っていた為、明日の希望もない、負の活力全開の戯言の掃きだめだったわけで。

不幸な人の歌詞は素晴らしい。
不幸な人の日記は輝かしい。
幸せは人を駄目にするわけです。

今の自分嫌い。
昔の自分大好き。
でへへ。
キモイ。

読みたいですか?
コピペで日数稼いでしまいましょうか。

楽したいなー
甘ーい蜜吸いたいなぁー
良い?
良いよね?

良しいこ!

というわけでタイムスリップランデブー。
本日は"試験的"に2003年5月を振り返ってみたいと思います!


■2003/05/13 (火) 9ポンドのスライド。

おれは昔ボーリング魔だった。
片思いの女の子に良いところを見せようとした中学時代、スコア213を出して本人の喜びとは裏腹に普通にひかれたこともあ
るくらいだ。
あの時プロボーラーになってたら人生違っていたかも知れない。
そんなおれが過去の栄光と屈辱を胸に久し振りにボーリングに行った。
あいがらずボーリング場には全国共通の、屋上に巨大なピンがある。
おれはひたすら投げた。いや放った。
しかし穴のあいたボールはまっすぐ突き進まない。
みごとに左に反れてくれる。
右バッターに内角を抉るつもりが、ど真ん中に来るスライダーを投げてしまった投手の心境だ。
このままではガルベスだ。
そこでおれは頭を使った。
エジソンも真っ青の閃き。
左に反れるなら右から投げればいい。
まさに神のお告げだ。天才だ。
経験値を聞くよりよほど役に立つ。
おれは右から投げた。
反れた!
右に。
おれはシュートをマスターした。
その代償にガーターを得た。
結局100もいかず敗退。
おれのプロボーラーへの道は絶たれた。

『"ずずっ"と旅行』では、真面目に試合をしてアンダー80。
213をたたき出した男とは、もはや別人でした。

カーブどころか、くねくねとする始末。
それはまるでガイハの腰つきの様!

そして何と言っても、この時期の特徴は『おれ』。
ニヒルでメランコリック、そしてハードボイルドな男を感じる文体。
今となってはただのぼくちゃん。
5年もの歴史が人をここまで駄目にするなんて!


■2003/05/15 (木) 酸味三昧。

久々に家にあったカルピスを飲んだ。
酸味が効いたアルコール風味。
とてもじゃないが、酔えもしない不味さである。
この清楚な白さが偽善に見えてくる。
どうやら近ごろの異常気象で味が変化してしまったようだ。
自然現象が残した小さな惨事。
ニュースではやらないが腹は痛い。

ばかっ!
合掌。


■2003/05/24 (土) 生と死と出会いと別れ。
朝っぱらから飛び込んできた人一倍テンションの高い声に、後ろからふいをついて飛んで来た彼...久々のU田さんとの再会だというのに、この壊れっぷり。
公共という言葉は御互いに存在しないらしい。
そんな彼はしばらく会わないうちに人間的に大きくなっていた。
若干身長も。
そんな彼に今のおれが敵うのは襟足の長さくらいか。
彼の髪の短さが今の彼自身の真面目さを物語っていた。
負けじとおれは彼は帰った後そっと自分の髪を一本抜いた。
きっとおれも今日から髪一本分真面目になるだろう。
余談だが彼はたまにこっそり日記を見てくれているらしい...
きっと彼もかなりのマニアなのだろう。

”れしーと”の相棒も、当時は幼稚教諭だったんですよね。
したがって黒髪・ショートヘア。

今となっては信じられない。
信じたくもない!

この時期、お互いに忙しかった為に会うのは3月に1度。
活動の度に真面目な出でたちになっていく姿を見て、大人デビューを見送る心境でどこか淋しいものを感じていました。

そんな彼も、"無事"先生を""引退"し、ファニー界に復帰。
もしあのまま続けていたら、"れしーと"は当に解散していたに違いありません。


というわけで『5月のベスト3』いかがだったでしょうか?

このシリーズ、楽な上に面白い!
たまりませんな。
次も良いですか?
定期的に始めてしまっても良いですか?

石は投げないで下さい。
連載が長引くと、こんなものですから。