灰色の栄光。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

英ロンドンのトラファルガー広場で、100日間に2400人が『生きた彫刻』として展示されるアート作品で、初めの1時間に英国人の主婦が選ばれた今日この頃、皆さん人前で『ジュリアン坊や』ごっこですか?
朝9時から台座に立ち、10時に41歳の看護師にバトンタッチするという。
人間アートですね。
先日『Dust head』で自ら作品となった”れしーと27cm”、やはりプリクラで終わりにするのでは無く、世界が注目するロンドンの広場で、その芸術性を披露されるべきでしょう。
どうやらまだ募集中。
さっそくHPにアクセスしようではありませんか。
『Every hour, 24 hours a day for 100 days, a different person will step up to the Fourth Plinth and help make a living portrait…』
読めませんでした。
英語ですもの。
というわけで、だなたか代わりにエントリーして戴けませんか?
そしてついでに旅費や飛行機代も…
パトロン志望のかたからの、生温かい連絡をお待ちしております。



約1か月ぶりの『ASPARAGUS』ライブ。
会場の『HEAVEN'SROCKさいたま新都心VJー3』へ向かう為、埼京線で大宮駅へ。

大宮といえば、初めて一人暮らしをした地。
実をいうと、ここを訪れるのは、20の時以来約7年ぶり。
乗り換えついでにぶらり途中下車し、思い出と共に街を探索しようではありませんか。

そう思い、改札に向かった瞬間、

うっ…

脳裏を過る数々のトラウマ。
それに呼応する様に吹き出る胃酸。

駄目だ…

次第に重たくなる足取り。
受け入れ難い過去。
張り裂けそうな程にクレッシェンドで高鳴る鼓動。

あぁぁ…
違う。
違うんだ。
あれは悪い夢だったんだ…!!

やっ…辞めた!

こうして、大宮の地に足を踏み入れる事無く、引き返すのでした。


そう10代最後の1年は、ガイハにとって暗黒時代
荒(あれ)ていたのでは無く、荒(すさ)んでいた『混沌の青春期』と言うべきか。

月々食費8000円生活に、朝寝て昼過ぎに起きる堕落した1年。
とある事件も相俟って、その性格に暗い影を落とし、笑顔なきドライな日々を過ごしていました。

さらに金髪に、眉無し口ピアス。
それを個性を勘違いし、人目を気にせず過ごした血迷いマイウェイ。

今となっては恒例の"れしーと"活動も、当時は3月に1度。
もちろんファニーマインドも皆無。
笑いより刺激。
そんな”ロンドンブーツ1号・2号”でした。


さらに加えて、偏見に次ぐ偏見による、痛々しいこだわりの数々。

・生涯金髪
・デニムは履かない
・眉毛なんて無駄毛
・ピアス無しなんてありえない
・クールにダークに
・他人を信じるな
・街で背を向けるべからず

誰に何と言われても、一生貫こう。
おれはいつでもアグレッシブ。
ダサい大人になんてならないぜ。

捻れた意地に支配された1年間。
体内成分の88%が、ネガティブという名の産業廃棄物で出来ていたと言っても過言では無いでしょう。


そんなガイハも今では(戸籍上のみ)27歳。
白いTシャツにデニム、ボブヘアにファニーな毎日を過ごす日々。
誓いを何1つ守れなかったのは、言うまでもありません。


19のガイハよごめんなさい。
今ではこんな腑抜けな人間になってしまいました。

もう戻れないです。
不思議なもので、当時の君はその冷たさ故か、もててましたよね?
残念ながら今ではその影もありません。

良いのか?
良いか。
面倒だもん。

さようなら過去の"栄光"。

27歳、ますます劣化で楽しみたいと思います。

ガイハ日記。

※名前も知らない外国人たちと飲み明かすG氏。

ガイハ日記。

※お互いに『ピンク』『金髪』を認めなかった原宿のロンドンブーツ1号2号、もとい紙切れの助さん格さん。