山手線の車内で、隣のおじさんが10分以上『ムフフフ』と思い出し笑いをしていた今日この頃、皆さん四六時中妄想に花咲かせてますか?
余程嬉しい事があったのか、はたまた卑猥な想像をしていたかは定かではありませんでしたが、少なくともガイハさんよりは幸せそうで羨ましかったです。
もしか、ガイハ母もひとりの時間に『ウフフフ』と笑っているのでしょうか。
もし万が一、車内やどこかの街で泣き笑いをしている姿を放っておいて下さい。
知らない人なんで。ええ。
早朝のコンビニ。
いつもの『7』ではなく『S』に行くと、朝っぱらからおじいさんが、若い店員に噛み付いていました。
爺『煙草を買いたいんだが…あれ…タポ…タポスは作れんかね?』
タスポですって。
やはりお年寄りには片仮名は難しいのでしょうか。
店『すみません、タポスはうちでは取扱ってないんですよー。ネットかタバコ屋での受け付けなんで。』
あなたもかっ。
爺『ネットってあんた"え"ィンターネットかぇ?つい最近までは海外でいたんでの、わからんのだよ。』
どこからどう見ても作務衣姿の純日本人。
しかも海外と"え"ィンターネットとの関連はどこにあるのでしょう。
そして
爺『あんた酷いと思わかんね?やれ値上げだ値上げだって散々人の懐を苦しめおって、今度はカード一枚無ければ買えんちゅうて…こんな馬鹿げた話あるかぇ?』
全く罪の無い店員に説教を始めました。
店『あぁそうですねー大変ですよね。僕は煙草吸わないんでわからないんですけど。』
さらっと流す店員。
爺『最近の若い者は何かにつけて健康だダイエットだ言うて煙草吸わんやつが多いけみっともないの!』
堪に触れたかにヒートアップする老人。
店『人それぞれじゃないですかね。』
退屈そうに答える店員。
爺『わしらが若い頃の娯楽はこれ位しかなかった…煙を吐いた時にな、生きてるちゅう事を実感するんよ…わかるか?あんたにゃわからんだろ?ヨコタが生きとったら今頃嘆いてとるだろうのぉ。』
誰?
ヨコタ誰?
店『えぇまぁ、とりあえず7月までは自販で買えますよ。それに店頭ではタポスいらないですからねー。』
だからタスポだって。
あのー…
爺『あんた今何月?』
店『5月ですよ。』
爺『何日?』
店『22日ですね。』
あのぉ…
爺『あと10日もないやないかい!そういうのはもう6月や。あんたもう梅雨や。』
何故か突然関西弁でまくし立てる老人。
どうやら彼の中では、月末は翌月にカウントダウンされる様子。
あぁ!そんな事、知ったこっちゃありません!
それより…ちょっと…
店『そうですね。それで銘柄は何に?』
爺『吸えない人間が知った口聞きおって…○▲※□…。』
散々を不満を零しておきながら、最後は言葉にもならない始末。
もういい加減に…
爺『あんた、わしが若い頃、煙草と言えばなぁ…』
いい加減どいて!!