【Fin.4】そして"25.5"へ…。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

病院の待合室で、ガイハ母から戴いた『東京の階段』を読んでいたら、隣のおばさんに嬉しそうに微笑まれた今日この頃、皆さん階段に萌えてますか?
U田さんに加え、友人にもう一人階段好きが判明、隠れマニアは意外といらっしゃるようです。
やはり恥ずかしさあって公言出来かないのでしょうか。
ならば、ガイハさんは言いましょう!
"階段愛好家"だと。
えっ?萌えじゃないのかって?
話が違う?
だってまだ半分しか読んでないんですもの。
とりあえず読破してから考えたいと思います。
おばさんの視線を感じながら。


【あらすじ】
ワインとフレンチに酔いしれ、気分はすっかりフランス人となった"れしーと25cm"。
高まる気分と足並みを揃えるように、雨脚はいっそう強くなるのだった。


川崎に向かう京浜東北線の車内。
殆どがおっさんサラリーマンの満員電車。

独特の"臭い"と、暗く"どんより"とした陰欝な空気が漂う中で、無表情で虚ろな人々が闇を見つめて立ちつくしています。
まるでこの世の終わりの様。

G『いつもこんな感じなの…?』
U『あぁ…。』

G『…。』
U『…。』

絶望トレインの中で、少しずつ『負』に沈む"れしーと25cm"。
そうさボクらもフランス帰りの廃人。


川崎駅に到着し、解き放なたれたようにエネルギーを爆発させるふたり。

『リアルボーイス!!』
段ボールで大暴れするU田さん。



ほーむれす。


電源の切れたエスカレーターを駆け登り、ひとり気持ち悪くなるガイハさん。


しつないで傘。


そしてバーへ。



ばー。


ウイスキィを呑みながら、携帯話。


かんぱい。


G『新しい携帯は凄いよ!なんせメモリーはMicro SDで、待ち受け画面でニュースまで見れるんだよ!』

どうだと言わんばかりに鼻高々に自慢するガイハさん。
ニヤリッ。

U『はい?何言ってるの?君いつの人?』

えっ?

U『そんなのとっくに当たり前でしょ。冗談きついよね。』

G『そうだよね。アハハハ。』

アハハ…
アハ…
あ。

…。

時代の進歩に取り残されている事に意気消沈しつつ話に夢中になっていると、4つ年下のバーデンダーが、とあるお酒を勧めてきました。

メニューに書かれているのは
『撃沈・撃砕・悲劇』のカクテル。


きけん。


まさに、ふたり向き。

バ『絶望しますよ。』

G『…何が入ってるんですか?』

恐る恐る聞くガイハさん。

バ『それは出すまで言えないんですよ。』

名前からしてデンジャラス。
しかし、危険な橋だとわかったら、つい渡ってしまいたくなるのが本物の勇者。

あぁ行くしかない…
行くしかない…でも一抹の不安が…

U『悲劇で!』

あぁ頼んでる!

G『あっあぁ撃沈で!』

頼んでしまいました。
やがて運ばれる『絶望ドリンク』。

『乾杯!破滅に向かって!』

恐る恐る口に運び…

!!


さけうだ。


『美味しい!』

若干強めのお酒に、グレープフルーツの香。
絶望どころか楽園の味。

バ『こちらを使ってるんですよ。』

目の前に出されたのはバカルティ。
75度。

酔った気がしてきました。


さけがいは。


26時過ぎまで楽しみ、U田宅で三次会。

そして、
U『次行きたい店があるんだけど。』

ええ、もうわかってますよ。
とりあえず、地図だけはお願いします。


ありがとう"25cm"。
ようこそ"25.5cm"。
とっても中途半端。