【Chapter.1】Bar Tanaka-Ke | ガイハ日記。

ガイハ日記。

ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

ガイハ母に『"ミンミンダハ"はすごい聞くわよ』と突然言われた今日この頃、皆さん木の幹でミンミンしてますか?
ついにおかしくなったかと思いましたが、よく聞くと『眠々打破』。
つまり"お目覚めドリンク"、さっそく徹夜明けにミンミン。
ところが一向に覚めない眠気。
そこでビンを見ると清涼飲料水の文字、どこにも『効能:眠気覚まし』などと書かれていませんでした。
詐欺だっ!
見事に引っ掛かってしまったガイハ母。
もしかしたら今頃、催眠術にかけられているかも知れません!
いや、よく読むとカフェイン。
どうやら日頃のコーヒー・コーラ生活で、抗体が出来てしまったようです。



今年最初の"れしーと25cm(※1)"オールナイト活動日。

いつものようにU田さんの地元で待ち合わせ。

珍しく定刻通りに、改札の奥から金髪の男がやって来ました。
そしてガイハさんを発見するやいなや、南エスタミルの物乞い少年のように、般若の顔で暴走するトーマスのように、猛進するU田さん。


追われたら逃げるのが大人のマナー。
一目散に逃げ出すガイハさん。
駅ビルの中を全速力で短距離走。


大人たちの白い目。


なだれ込むようにベンチにダイブし
G『リアーール…(ゼェゼェ)』
U『ボーーイス…(ゼェゼェ)』


冬の渇いた空に響き渡る息切れリアルボイス。
心は子ども、体は老人。挨拶が命懸け。


U『今日行きたいバーがあってさ。一次会にそこ行こうと思うだけどいい?』
G『いいよ。どんな所なの?』


U『わからん。』


出た。思いつきのデッドチョイス。


G『じゃあ…なんてお店なの?』


U『わからん。』


初めてのおつかいか。嫌な予感。


U『大丈夫、地図はあるから。これ見ながら行けば問題ないでしょ。』


携帯の地図を見ながら、路地の狭き道を歩く冒険者たち。
進めど進めど、辺りは民家ばかり。


U『地図だとここなんだけど…。』


目の前に聳えるは『田中』宅。
セコムと外張り断熱は間違いなさそう。


…でもバーでは無い!!


U『やっぱり入ってるべきか…』


頭を過ぎる"老人ホームパーティー" (※2)。

U田さんを説得し、通りを変えて探す事に。


ところが一向にそれらしきお店は見つかりません。
朝食から12時間、空腹のガイハさん、限界間近。


G『いつもお店でいいんじゃない?』
U『いや、悪いけど今日は開拓するから。』


Why?何が彼を突き動かす!?
お互いに腹ぺこじゃありませんかっ!?


U『飽きたんだもん。』


あぁわかってはいたけれど天真爛漫B型。

諦め、改めて地図を見直す事に。


U『バス停があって、西友はそこでしょ…で"F(建物名)"ってどこよ?』


ここはU田さんの地元。しかも駅前。
まるで初めてこの地を訪れたかのように、地図を見ながら首を傾げるU田さん。


G『バス停があってで西友がここなら、"F"はそこじゃないの?』

U『あぁ!正反対だった。また探しますか。』



今日はご飯にありつけないかも知れない…。


そんな胸騒ぎすら凍りついた2月の夜。


【次回予告】
いくら探して見つからず、ついにガイハさんに限界が…。
れしーと25cm解散の危機!?


※1…ご存知、U田&ガイハのユニット名。主な活動は街頭エアライブ。今年は26cm、4月10日ー7月7日の間は25.5cmか。


※2…昨年10月、二次会で行ってみたいと連れてかれたのは民家。真夜中に老人4ー5人が酒盛りをしていた。詳しくは10月19日『銀の宴と三本の矢』参照。