元服の着違い王子。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

正月早々、冷蔵庫に遠慮なしに人差し指だけ挟むという行動な技を披露した今日この頃、皆さんタンスに小指を打ち付けてますか?
もちろん悶絶。
横着にも、座りながら冷蔵庫のドアを思いきり押したのが失敗の要因でした。
人差し指に当たり再び開くドア。
中に侵入するこさめさん。
『にゃーー!』
ガラガラガラ…
音を立てて中から崩れ落ちていくコーラやビール達。
元日のコーラファイトの予感。
はたして蓋を開けられる日がやってくるのか、とりあえず他のコーラの中に混ぜておく事にします。


振袖姿が映えるこの季節、そう、気が付けばもう直ぐ成人式ですね。

ガイハさんも沖縄あたりでお酒片手に蛸踊りを舞いながら『ガラスの十代』を熱唱しようかと…あれ?そういえば成人式は済んでいたような…
ええ、ちゃっかり数年前に参加していました。


当時は金髪、眉無し、口ピアスのガイハさん、一生に一度のこの式典にスタンダードな姿で望むわけにはいきませんでした。


『同世代になめられるにはいけない。このプライドに賭けて。』


勘違いの決意。

1.5の視力にカラーコンタクト、そして上下ベルベットで颯爽と登場。

数年ぶりに会うアキート君と駅で待ち合わせ。


どうだっこれが個性だっ。
さぁっカリスマと呼んでくれっ!!


G『(自信満々に)久しぶり!!』
ア『…だっ誰?』
G『何を言ってるんだい?待ち合わせの約束をしてたじゃない?』


久しぶりの再会で照れているのかっ?
それとも、この個性の輝きに言葉も出ないのかっ!?
さぁっ今こそカリスマを!!


ア『…なんか別人だね…。個性的だよね…。』
G『(胸を張って)個性派ですから。どう?どう?』
ア『うん…良いんじゃない…。俺はしたいとは思わないけど…。』


俺はしたいとは思わないけど…

俺はしたいとは思わないけど…


いっいやこれはきっとそれだけガイハさんが個性的だという褒め言葉のはず!
さぁカリスマと…


ア『…。』
G『…。』
ア『…。』


無言の時間。
微妙な距離。


そして会場到着。
小中学生時代の旧友達との再会。
皆スーツや振り袖姿。

やはり個性がないっ。若さがないっ!!


集まる視線。


さぁカリスマと…


『口ピアス痛そうだよね…。』
『眉毛殆どないね…。』
『すごい格好だね…。』


…。


…。


個性の履き違いでした。


はみ出し者のガイハさんは二次会に参加せず、そのまま別の友人とクラブに。
明らかにディスコ向きでした。


色々な意味で悲しい程に青い思い出ですが、実は晴れ着姿(だと思っていた)で写真を撮っていません。
それだけが心残り、やはり今からひとりで向かうべきでしょうか。写真館に。


タキシード姿で極上のスマイル。


『何用の写真ですか?』

『成人記念です。』


体はシルバー、心は21歳のファニーガイハさん、1つ位サバを読んでも許して貰えませんか?