罪と罰ゲーム。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

日記時間と現実時間の時差が本人も把握できない程に広がっている今日この頃、皆さん”日記時差ボケ”に苦しんでますか?
その証拠に12月3日の日記で『12月3日に久しぶりにU田と忘年会』と書いている始末。
旅行に出かけたのは11月13ー14日、この日の日記を書いたのが11月下旬、公開が3日、そして現に忘年会も終わっていたりします。
把握できるはずがありません。
むしろ日記なのか何なのかわかりませんが、とりあえずノンフィクションなので、時間軸の間(はざま)でお楽しみ下さいませ。


大阪南船場一郵便局に郵便強盗が押し入り、現金約140万円を奪って逃走した。
調べでは、容疑者は下着のパンツだけを身につけ上半身裸で、顔はマスクとサングラス、長髪のカツラの上にキャップをかぶり、包丁と果物ナイフを持って玄関から局内に侵入した。
郵便局近くで事件を目撃した男性会社員によると、自転車で現れ約20メートル離れたところに自転車を止めるとスキップを踏んで局内に入ったという。男性は『内股でサングラスをかけーパンツ一丁の姿。何か変な人がいるな、と思っていました』
『宝くじ売ってないか』『そんなの関係ねぇ』などと口走りながら郵便局に押し入り、札束をポリ袋に入れ外に飛び出すと、3ー4人の局員らがカラーボールを投げ、持っていた棒で殴りつけると、容疑者は袋を振り回し奪った札束を落とした。同時にカツラも落として丸刈り頭に。
カラーボールの塗料ど全身を染めた異様な風体で逃亡した。

【産経関西(一部省略)】


…これは恐ろしい罰ゲームですね。
ちょっとした遊び心が招いた犯罪劇。
そうでなければ、こんな痛々しさと滑稽さを併せ持つ事件が成立するわけがありません。


まずこの犯人は、罰ゲームの被害者として直前に渡された台本を慌ただしく読み、カツラに鳥肌まみれの裸姿で自転車で颯爽と登場。
震える体に鞭を打ち、自転車から下り、内股でスキップ、果ては欽ちゃん走りの三段活用。
そして

『たから(宝)くじ売ってないか?』

の後に

『から(空)くじならありまんがな?』『そんなの関係ねぇオッパピー!!』

とノリツッコミを披露。ここまではシナリオ通り。
おそらく、ここで鞄から包丁を取り出す…ように見せかけて、実は柄から先が『ドッキリ!』と書かれた旗を突き出し円満に解決…となる予定だったのでしょう。


ところが、玩具だと思っていた包丁は本物。
もう突き出してしまった。
後には引けない!
どど…どうする!?
あぁ次の台詞も、台本を慌てて読んだものだから思い出せない!
気付いたら皆見ているじゃないか!?
これじゃまるで強盗…!?
そっそうか!俺は強盗なんだ。
よしっここはやるしかない!やるしかないんだ!!
わぁぁぁぁ…!!


その末が、カラーボールでブルーマン…ではなくて、逃亡の末に殺人未遂に及んでしまったと。
つまり罰ゲームとして強盗を演じるうちに、本物の強盗を自覚する…という悲劇を生んでしまったんですね。

まさに罰ゲームが招いてしまった罪。ドストエフスキー!


なんと恐ろしい黒幕!
ガイハさんには裸で街を出歩く事等出来ません。自信もありません。
コンビニにパジャマ姿で出かける事すら




ええ、まぁそんな青い時代があったかどうかは別として、このかたにはしっかりと罪を償い、温かい服を着て再出発して貰いたいものですね。


※実際は罰ゲームでは無く、『刑務所を出たばかりで年を越す金がなかった』と供述しました。そりゃそうですね。