その証明は二度死ぬことにした。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

色々な一人遊びを楽しんでいますが、どれもマンネリ化してきた今日この頃、皆さん一人Wii楽しんですか?
よく考えたらありました。一人花火です。
甚平着て雪駄履いて打ち花火を見に人込みの中を…。
さすがのガイハさんも悲しくなりました。
このまま禁断の地に足を踏み入れてしまうのでしょうか。


昨日お話した『裸パーカー』の頃のお話。
ガイハさんは、免許皆伝を得るために道場に通っていました。
普通自動車第一種の。

いつも同情するかたが鬼教官で、隣が気になって運転どころじゃありませんでした。

視線は常に左斜め60度。
一瞬動く教官の右手。

ビクッ。

教官『何よそ見してんだ!!』

左足を叩かれました。

何かあると、必ず怒鳴りながら左足を叩く教官。壊れて動かないモグラ叩き。サンドバック。
右手が気になって運転なんてまともにできるわけがありません。
確実に高まる事故発生率。


教『なんで真夏なのに、そんな暑苦しい格好してるんだ?』


まさか貧乏で、なんて言えないので


G『まぁ…色々と…』
教『チッ。』

!?

そんな鬼軍曹でした。
パンチやキックの連打で、亀のように丸くなったボブ・サップのように縮まりながら教習を受け、ようやく免許を習得しました。

そういうわけで免許習得には血と涙の結晶だったんですよ。

3か月後それは起こりました。
埼京線で爆睡するガイハさん。
口は半開きどころかフルオープン。隙だらけ。


目が覚めるとバッグが全開でした。
青ざめるガイハさん。
慌てて財布を探します。この展開間違いなく盗難だ!!


ところが財布は無事見つかりました。カードにも手を付けられていません。
安堵しようとした瞬間、異変に気がつきました。
免許証がありません!


探しても見つからず、結局数日後に発見されました。
駅のトイレのごみ箱から。感動と呼べない再会。

詐欺にも使えないような、金髪の病んでる青年だったからでしょうか。
写真の中のガイハさんが薄汚れてます。匂いなんて嗅ぐことはできません。
できれば違った形で逢いたかった…


しかも話はここで終わりません。
数か月後、またもや免許証だけ無くなりました。
第二の刺格です。
今度は発見されることはありませんでした。。


もしかしたら顔中にらくがきをされているかもしれないし、心のないファンによって額縁に飾られているのかもしれません。

再発行。

免許証に傷がつきました。


だからこれを機に誓いました。


『一生ペーパードライバーとして過ごす』と。


こうして血と涙の結晶は、ただの身分を証明するプラカードへと変貌を遂げました。