書き綴られる記憶の形

いつか、語る為の


久しぶりにー丘へお出かけしたのーです

そこではー初めてお会いする方が数名ーいらっしゃいました

応禍さんのー同居人さんのーマカディアさんに初めてーお会いしたのです

余りーお話できませんでしたーけれど、次はーもう少しお話できたらー良いです、ね


そうそう、狗李さんとはー農業のお話を

私、森からー出てきて街で暮らすようにーなるまで、農業というものをー知らなかったのですよ

人の形を模したー体躯を駆るようにーなって、初めてー育てる喜びをー覚えました

これだけでもー森から出てきたかいはーあると思うのです(うんうん

狗李さんもー育てる事がーお好きみたいで、私、嬉しくなったのーです

収穫できそうにーなったら、一晩実った実をながめてーお酒を飲むのーですって

ふふ、きっとーそうやって嬉しそうにーお酒を飲む狗李さんをー見て、実った彼らもー嬉しそうにーゆれるのでしょうーね


あ、そうーです

次の収穫にはーカジカさんを呼んで手伝ってー貰うのです

あ、でも、次はー実が6個でしょうーからその次ーです、ね

そうしたらーパンを作ってーご馳走するのーです、よ

ふふー、実は少しだけーお料理のお勉強をーしているのでパンはー焼けるのです

焼くのはーまだまだ怖いのーですけれども、ね


おいしいパンをー食べていただけるとーよいですけれど


久しぶりにーLYNOさんにもーお会いしたのです

落ち着いたー雰囲気のお方でーお話しているとーとても楽しいのです

先日のー私の誕生日のープレゼントを下さったのーです、よ

きれいなー暖炉で、この時期にある催し物のー飾り付けがしてあって

見ているだけでー楽しいものを頂いてーしまったのです

ふふっ、それにー暖炉ですからー動物のお客様がー来られた時は暖まる事もーできるのです

そのうちー私も今誰かのお宅でー燃えている同胞たちの様にあの暖炉にくべられる一つとーなるのでしょうーね

それはー何時になるのーかしら

ムゾリさんとーチェスのお約束をーしたのです、けれど

私、実はールールをわかってーないのです

ですからー遊びながら教えてー貰おうと思うのーです、よ

ふふっ、教えて貰ったらー次は六識さんともー遊んでみたいのーです

その前にームゾリさんに勝つまでお相手ーお願いしてしまうかもーですけれど

だって私ー意外と負けず嫌いなのーですもの


キーシェさんがーお訪ねしてきてーくれました

ふふ、先日上げたー柿の実は食べてー種を植えられたーそうなのです

早くー育って欲しいーそうなのですけれど、気長にー待たないと育たないのーです、よ

ふふっ、でもー私から生まれたーものだから普通よりもー成長は早めなのーかしら?

もしそうならーキーシェさんの嬉しそうな顔がー早く見れますーね

ふふっ、成長した木をー眺める彼の顔はーどんなものなのーかしら?


ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ

ゆっくりとペンで文字が書き込まれていく


うぅ、此処暫くー出来事を書き記してー居りませんでした

覚えていることからー書きませんと、ね


私はー今、リアルさんとーいうバードマンの男性が経営しておられる酒場にー参加させて頂いてー居るのですけれど、先日、とーいうより先週

とうとうー世界の強者達の集まる場所へー皆さんでー立てるのです

決まった時はー夢かと思ってしまったのーです、よ

これも、リアルさんがー駆けずり回って情報をー集めた成果なのーです

ふふっ、本当にー嬉しい


そうそう、ミーさんともー初めてお会いしたのーです

それからー新しい仲間も増えたのーです、よ

少しずつー少しずつ前に進んでー居るのです


そしてー今日が試合当日だったのーですけれど、結果はー負けてしまいました

高砂さんにー作戦の事をー教えて頂いたので、作戦はー仕方ないのですけれど、せめてー強めの盾を購入できて居ればーと思ったのーです

うん、次はー早めに買いませんとーね


また、次を目指してー頑張りましょうー


ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ

白紙に刻み込まれる日常

それは記憶薄れさせぬようにと



カジカさんとー旬についてーお話したのです

食べ物のー旬は想像がーつくのですけれどー人にも旬がーあるのだそうです

むむ、これはー凄い事なのーです

人もー良い時期というのがあるのーです、ね

何かー見た目が変わったりーなどするのーかしら

女の人に使う事がー多いそうなのです

あとあと、見る人によってー違うそうなのーです、よ

不思議ですーね、と話していたのーです


あ、結婚にもー重要だそうーなのですけれど、どう関係がーあるのかしら?

人の文化はーまだまだ未知の部分がいっぱいなのーです

ふふっ、もっとー色々な事ーを学びませんーと、ね


あ、そうーです

新しい出会いがーあったのです、よ

剣の精霊さんーと仰る方をーお見かけしたので、興味が沸いてーお邪魔したのです

まだまだー出会ったばかりでーお話をそれほどした訳ではないのーですけれど、なんとなくー良いお方な気がー致します

ふふっ、剣の精とはーどのような生き方をされてー居るのかしら




ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ

ガヤガヤとうるさい声が辺りを賑やかせている

どうやら此処は酒場のようだ

一人の男が酒を飲んでいる

その前に腰を降ろす男が一人

手に持つ酒を彼に注ぐ



さて、先生

今日はどんな話を聞かせてくれるんだい?


はは、君か

狂人と呼ばれる男に話を聞きに来るのは君位のものだよ

ああ、面白い。いつか君を覗かせてくれ

だが、今日は御代の代わりのその酒で許すとしよう


そりゃ助かるね

さて、んじゃ今日は気になる物を見かけたんでな

その話を知ってたら教えてくれ


精霊?また珍しいものと出会ったものだね

ああ、でも、人の社会に混ざっているものも居るから今は差ほどでもない、か

では、私の知る限りを話そうじゃないか


精霊とは



そもそもどんな存在であるのか

人の隣に何時の頃からか存在し、人と共生をしている

いや、それとも彼らは人ではなく「世界」と共生をしているのだろうか

そうではなく、彼らそのものを「世界」と見るものも居ると聞く

だが、実際は彼ら自身ですら自身の生まれを知っているものは少ないし、知っていても「人」に教えるものは少ないだろう

今ある文献に載っているのは恐らくは捕まえ痛めつけその上で搾り取った話なのだろうね

おや?妙な顔をする

日常的な事じゃないか

それが精霊であれ人であれ情報を持つものに対する行動など多寡が知れているものさ

戦争でも良く聞くだろう?

スパイを拷問して口を割らせる

情報を得る為の手段としてはポピュラーだ

ああ、話が逸れたね


精霊の話に戻るとしよう


彼らは基本的に自分の「属」にその性の影響を受ける

此処で言うのは性別ではなく性格

性別は彼らにはあってないようなものだからね

だから「火」の属のものは猛きものが多く、「水」の属のものは流れるように穏やかなものが多い

その程度の認識で構わないさ

それに、何事にも例外はある

最近では影響を受けない精霊も多いみたいだしね

何で知っているかって?

はは、そこら辺を歩いているものたちを見ていれば解るよ。彼らは思いのほか人の世界に溶け込んでいるのだから


そして最も重要なのが彼らの持つ「力」だ

彼らはその「力」である程度区分される

下級、上級といったようにね

ただ、この区分けを使うのは一部の学者で一般的じゃない

何より、区分けされる事を彼ら自身嫌うだろう

彼らと円満な関係で居たいなら口にしない事だね


さて、この「力」だが詳しい事は解っていない

というよりもこれを説明しようとすると彼らのいた「世界」の話をしなくてはならなくなる

それは別代金だよ


まぁ、簡単にだけ説明しよう

私たちが日常的に目にする魔法

その内の火を起こしたり風を吹かせたり、これが精霊魔法だ

これは精霊界と言う場所から力を無理やり引き出して行う力任せの魔法でね

使いすぎるとその「属」が弱まり、いずれは自然の破壊などへ繋がる

まぁ、知っている者は少ないがね

ましてや、便利な魔法を今更人が手放せるとも思わない

あの下賎な魔法使いと呼ばれる連中なら特にな

ま、そんな感じで彼らには力の源となる世界がある

彼ら自身が起こす魔法のようなものは実際はどんな原理かは不明だ

「人」が行うように無理やり力を引き出す物ではないというのが一般的な見方だがね

それは誰もまだ知らない事なのさ


さて、他に何を話しておこうか

ああ、そうだ

精霊にはそれぞれ基本となる形がある

一般的に精霊と呼ばれるものである四精霊はそれぞれに

魔火は燃え盛る炎、魔水は流れる水、魔風は木のうろに潜む吹き溜まり、魔土は石まじりの泥

の形をとることが多い

そしてまだ誰も目にしていないのが「起源」「裏起源」「虚無」「裏虚無」と呼ばれる四使精達だ

彼らについては解っていない事が多い

その四界から力を引き出し使う魔法が存在するから精霊も居るのだろうが、実際に目にした者が殆ど居ないせいだろう、幻の精霊達だな

彼らはそれぞれに空間、時間、光、闇を象徴している

お前さんが見た精霊はもしかしたら彼らだったかもな


さて、私が知っているのはこういった事ぐらいだがお役に立ったかな?

ああ、そうか、ではその酒を頂こうか

はは、飲んでいいと言われても役に立たない話をした御代として頂く気にはなれんさ

役に立ったときだけ頂く

それがこの私のルールだ


まぁ、また何か聞きたくなったらくるといい

私が其れについて知っていて、君が代価を払うなら、私は君に私の知恵を披露しよう



そういうと男は一人酒を飲み続ける

彼は狂人と呼ばれる学者

そう呼ばれる理由を彼はおろか周囲の人間は誰も知らない

ただ、何時からか狂人と呼ばれ、それが今も続く


彼が本当に狂っているのかどうか、それはいつかの講釈で

さして上手くも無い字が手記と書かれた髪の束に書き込まれていく



時折ー時間がある時は少しだけー足を伸ばして色々なお店をー見るようにしています

ガイロナのー市場を覗くだけでもーとても面白いのですけれど、他国までー根を伸ばしてみるとー思いもかけない出会いなどがありーまた楽しいものーなのです

今日はーナイトメアまで根を伸ばしたーのです

最近、ナイトメアからーエルフィネスへおいでになる方がー多く、皆様のー住んでいらっしゃる場所はどんなところかと思い立ったのがーひとつの理由ーでしょうか


後は、大事な友人がー安心して眠ってらっしゃるかのー確認に

本来はー海を越えなければいけない彼の島なのーですけれど、転送陣をー作る事を生業としてらっしゃる魔道師さんにーお願いして海風を身に受けるー事無く行ってまいりました

本当はー船に乗れれば一番なのーですけれど、海から流れる潮の風はー私には毒なので

いつか、あの子と獣の籍がーあるアクアマイトへもー行って見たいのですーけれど……一緒に船に乗るとー言う夢は叶うでしょうーか、ね?


そうそう、ナイトメアのーお店の中に同属の気配をー感じました

私よりもー若いやんわりとしたー気配

お店をー覗けばお人形がー売ってあったのです

購入しようかとー思って手に取ったまでは良かったのーですけれど、考えてみればー物を置いて有るー農園は今は置く場所が無いほどーぎゅうぎゅうだったのーです

うぅ、私はー外の畑の傍でー樹に戻り、オーボーの皆様と一緒に眠りを取るのでー普通の住まいとしなかったのがー此処で裏目に出てしまいーました

今度、またお伺いーしてみようと思うのーです


同属の気配をー感じたのが嬉しく、声をおかけーしようかとも思ったのーですけれど、勇気が出ずにーそのまま戻ってきてーしまいました

次にお伺いした時ーは、思い切って声をおかけしてー見ようかしら



そうそう、別のお店ではーチェスと言う遊戯道具?を見つけたのーです

最初、美術品なのかともー思ったのですけれど遊ぶ道具なのーですって

ムゾリさんならールールを知ってらっしゃるかしら?

ご存知ーだったら購入してー教えて貰いにお伺いー致しましょうか、ね

六識さんもーお誘いして皆で遊べたらーと思うのです

あ、そういえばーもうお一方の同居人の方にはーご挨拶がまだでした

今度、お宅にお伺いーする時にはあの人にもご挨拶をーしませんと、ね

どんなー方なのでしょう?

ふふ、ご挨拶をーする時が楽しみです



あ、先日ーにキーシェさんと偶然にもー帝国闘技場で出会ったのーです

対戦相手がー別方向から現れた時、見知った顔ーでしたので驚いてーしまいました

皆様はーこういう時はどう思うのーでしょうか、ね?

今度、何方かにーお伺いしてー見ましょう

いきなりーこけたキーシェさんをー思わず抱き起こそうとー駆け寄りかけたのはー内緒なのです

お手合わせーだから情け無用でないとーなのです、よ(うんうん




此処で文字は途切れている

今日は此処までのようだ