福岡で お弁当屋さんとプチパン屋さんをされていた
あるお店のご主人・・・
昼休みには、鳩を可愛がっておりました。
鳩は、パン屋のご主人のお店が開くのを
「早くパン屋のおとうさん開けてくれないかなー」
といつも待っていました。
先月末も、扉が開くと、
鳩ちゃんはご主人の後をついて回っていました。
しかし、それから、3日後の今月になり、
いつそこを通っても扉は閉まったままでした。
鳩ちゃんは途方に暮れて、
扉の前を行ったり来たりしてました。
よくよく扉を見ると
「もう体力の限界まで頑張ったので
閉店します」とのこと・・・・
ゴマ塩柄の鳩ちゃんは、文字が読めないので、
今も毎日毎日、扉の前で開くのを待ち続けています。
お弁当&プチパン屋さんのご主人と
ゴマ塩鳩君の心の通った風景でした。
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馬関でまっちょるそ / 著者
ギャラリー 玄禎(げんてい)
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