カウンティング クロウズ | ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

 ビートルズやビートルズのメンバーに対するミュージシャンの発言は今までたくさんありました 。おそらくこれから先もたくさん発言される事でしょう。ここはビートルズが与えた影響を記録していく場所です。

 

 

アダム デュリッツ (ソングライター  ヴォーカル)

 

   bmi

 

「私はソングライターで、自分の曲を他の人の頭に刻みたいんだ」とアダム デュリッツは言う。その目標が達成されたかどうかを心配する必要はない。



〇1993年にバンドが登場した当初から、デュリッツとカウンティング クロウズは、デビュー アルバム『オーガスト アンド エヴリシング アフター』収録の「ラウンド ヒア」や「ミスター ジョーンズ」といったナンバーで、大衆のポップ・ミュージック意識にその名を刻んできた。確かに、彼らのすぐれた魅力のひとつは、音楽界の偉大なアーティストの多くと呼応するサウンドだった。ヴァン モリソンとザ バンドは2つの主要な試金石である。


〇しかし、このグループの魅力で釘付けになるのは、デュリッツの声と歌だった。情熱的に歌い、メロディアスでエボケイトなタッチで、誠実で感情豊かな楽曲を作り上げる。そして、デュリッツはバンドの成功によって、最終的な目標への集中が弱まることを許していない。



  常にもっと多くを与えようとしているんだ。「どうしたらもっと正直で、もっとオープンになれるか?」っていう感じなんだ。

 

 

〇そして今、カウンティング クロウズの4作目となる最新作『ハード キャンディ』でも、デュリッツは音楽そのものの力を使ってメッセージをしっかりと伝えることに集中している。



  今回は全く違う種類のレコードを作りたかったんだ。数年前、ロックの殿堂でポール マッカートニーと話をして、メロディに集中したいと思ったんだ。新しいアルバムでは、単なるムード ピースではなく、頭から離れないような曲が欲しかったんだ。ソングライターを詩人だと考えるようになってから、人々はメロディを当然だと考えるようになった。確かに詩は素晴らしいし、僕も詩を読むけど、詩にはまったく興味がないよ。なぜなら僕はソングライターだからだ。

 

 

 

                                グラインドマガジン

 

 

◎自分の中に音楽があると気づいたとき、メロディーと言葉、どちらが先だったのですか?


  両方だ。言葉を先に書いた曲はない。一緒に書いたことはあるし、音楽を先に書いてから言葉を書いたこともある。でも、音楽なしで言葉を先に書いた曲は書いたことがない。いつも音楽が中心なんだ。歌詞を書きたくなるのは、音楽とメロディーとリズムのおかげなんだ。つまり、いい歌詞を書かないということではなくて、私は詩人でも作曲家でもないと思うんだ。少なくとも私の書き方では、どちらも他方なしでは存在しない。詩ではない。これらは歌なんだ。これらの言葉は、グルーヴと音楽の間を行き来するものなんだ。音楽がなければ、書くべき言葉を思い浮かべることもできないだろう。音楽がより重要だという意味ではなく、ただ一緒になっているんだ。

 

 

◎文字通り、あなたの人生を変えた曲やアルバムは何ですか?


  初めて買ったレコードは何だったかな。2枚とも同じ日に買ったかもしれない。でも、最初の2枚は間違いなくマイケル ジャクソンの『Got To Be There』だった。「Rockin' Robin」と「Got To Be There」が入っていて、他は覚えていない。それからジャクソン5のグレイテスト ヒッツ。この2枚は、私が初めて手に入れたレコードで、子供の頃に初めて行ったコンサートでもあった。ジャクソン5のコンサートだった。本当に小さい頃、両親に連れられてね。ジャクソンズじゃないよ。正真正銘のジャクソン5だった。テキサスのロデオで、たぶん1970年くらいだったと思う。私は子供だった。それで本当にノックアウトされたよ。その曲はとても素晴らしくて、生き生きとしていて、彼はキラー シンガーだった。彼は私と同世代で、私より数歳年上だったけれど、同年代の子供を見ているようだった。彼はたぶん10歳か11歳で、私はたぶん6歳。もしかしたら彼は12歳だったかもしれない。でも彼は子供で、私も子供だった。あの曲とグルーヴ。「I Want You Back」のギターとベースのグルーヴは、今でも覚えている。頭にこびりついて離れない。たぶんそれが最初だと思う。

 

 

 

  それで曲を書きたくなったかどうかはわからないけど、おっ、音楽か、これはすごいな、と思ったのは確かだ(笑)。それからは飽きることがなかった。その頃、ビートルズのレコードもあったしね。両親がビートルズのアルバムを全部持っていたから、それらの曲は間違いなく覚えている。でも、僕が最初に買ったレコードはジャクソン5のレコードかマイケル ジャクソンのレコードだった。一緒に買ったかもしれない。たぶん、コンサートに行く予定だったからだと思う。それ以前に聴いていたかどうかはわからない。ただ、ジャクソン5の曲は、僕の心を揺さぶった最初の曲で、うわ、これはすごいと思ったんだ。音楽ってすごいって。



◎カウンティング クロウズは結成から20年以上経っています。このバンドが、少なくとも私たちが公に知っている限り、事実上何の問題もなく、これほど長く一緒にいられたのはなぜだと思いますか?



  僕は本当にいいバンドリーダーなんだ(笑)。ソロ アーティストになりたいと思ったことは一度もない。バンドで演奏するのが好きなんだ。交流が好きなんだ。ソロを望んだこともない。だから、最初から考えていたのは、どうすればみんなのためになるのか、どうすればみんなと一緒にいられるのか、ということだった。自分がもっと得る価値があるとか、誰かがもっと得るべきだと言ったとか、そんなことはどうでもいいんだ。みんながバンドにいてもいいようにする方法を見つけなければ、バンドは成り立たない。僕がもっとお金を稼ぐのはいいことだけど、彼らが十分なお金を稼がなければ、バンドにいることはできないんだ。そんな風に考えていた。

 

 

 

                         バークス 2002

 

 

〇元ビートルズのメンバーが、7月9日(火)に発売されるカウンティングクロウズのニュー アルバム『Hard Candy』に注目すべき影響を及ぼしている。Crowsのフロントマン、Adam Duritzは、よりパンチの効いた、一貫性のあるアルバムにしようと目標を定めたのは、McCartneyとの会話にインスピレーションを受けたからだという。McCartneyは、曲作りの技術において彼に新鮮な認識を与えてくれたらしい。


  何年も前になるけど、Rock And Roll Hall Of FameでPaul McCartneyと話したあの時、私はその最中にふと思ったんだ。「なんてすごい人なんだろう。」ってね。すごく過小評価されていて、正当に評価されていなかったんだ、あの当時はね。なんていうか、40年間、人の頭に焼き付いて離れないメロディを書くって、どうやったら実現できるんだ?ってそう思った。彼はこういったよ。「僕はこのレコードにすごく熱中している。すべての歌にはすばらしいメロディがなくちゃね。そこがスタート ポイントなんだよ。」ってね。

 

 

  子供の頃からビートルズを聴いていて、私はマッカートニーと一緒にいた。母がウィングスのシングルをよく聴いていたのを覚えている。彼の音楽を聴くと、ちょっと懐かしくなるんだ。だけど彼とミュージシャンとして正対すると(はっ)とするんだ。彼はインスピレーションを与える試金石だからね。。

 

ビートルズ カヴァー

 

 

 

 

 

                         ヘラルド トリビューン  2003

 

〇数年前のロックの殿堂セレモニーで、カウント クロウズのシンガー、アダム デュリッツは元ビートルズのポール マッカートニーと会話をしていた。曲作りの話になったとき、デュリッツはマッカートニーにある告白をした。そして、この短いやりとりの中から、デュリッツが彼のバンドの現在のCD、(Hard Candy)のために書いた音楽を形作る助けとなった考えが生まれた。


 

 2枚目のアルバム(Recovering the Satellites )の最初の音、(Catapult )の始まりの音を聴くと、(Venus and Mars )の最初の音、あの曲の始まりの音にとても似ているんだ。


  彼(マッカートニー)にこの類似したリックやメロディ ラインを、何も考えずに偶然にコピーしてしまって、それを少し変えなければならないと気づいたことを話したんだ。曲というのは不思議なもので、頭の中に長く残るものなんだ。そして、帰り際に思ったんだよ。『なんてこった、彼のメロディが20年後、30年後にどれだけ頭にこびりついているんだろう?』かなりワイルドなことだよ。このアルバムではそういった要素に集中しようと思ったんだ。


 

 

 

 

 

       アメリカン ソングライター  2021

 

 

 ◎楽曲『ミスター ジョーンズ』の好きなところ、演奏したときの好きなところ、『ミスター ジョーンズ』があなたに見せてくれたもの、もたらしてくれたものはありますか?




  そうだね、人の頭に残るものを書くのは本当に難しいと思う。歌詞もそうだし、君には君の人生がある。でもメロディーやフック、グルーヴは、何もないところから引き出さなければならない。つまり、ポール マッカートニーのような人のことを考えるんだ。彼はどんな曲をやったにせよ。おそらくそういった曲を50曲は持っている。わかるかな?それは信じられないことなんだ。だから、私は『ミスター ジョーンズ』が好きなんだ。あの曲は僕のベストソングでも何でもない。最も完璧な曲でもない。今まで書いた曲の中で最高傑作は「Palisades Park」だと思うし、最も完璧な曲は「A Long December」だと思う。

 


  「Mr.ジョーンズ」にはフックがあって、人々の頭に残り、30年近くも残っている。そういう影響がある曲であることは知っているので、かなり誇りに思っている。また、この曲の歌詞はとても素晴らしいと思う。でも、私はそれを正しく理解している。この曲は、ロックスターになりたいという夢と、ロックスターになるために音楽を演奏するという夢がいかに素晴らしくて楽しいかということについて歌っている。すべてが良くなるわけではない。人生のあらゆる問題を解決してくれるわけでもない。誰もが僕を愛してくれたら、僕は決して孤独にはならない。この曲を書いた(彼)はバカだ。そして、(彼)は正しかった。私は将来の自分について書いていて、私は何かを間違えていて、私はそれを確信していた。

 

 

  また、この曲はいろいろなレベルの曲でもある。『ロックスターになりたい』というだけでなく、物事を夢見ることのすべてについて、アーティストである人々を構成するものについて、そしてそのようなものをすべて手に入れたからといって、人生すべてが解決するわけではないということについて歌っている。夢が叶うということは、不快なことでもある。この曲は、本当にフックがあるポップ ソングでありながら、人生のさまざまな質感や色合いについて歌っているんだ!だから、この曲を作ったことを本当に誇りに思っている。