ディーヴォ | ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

ビートルズやメンバーへのミュージシャンの発言集 The Beatles  影響 評価 

 ビートルズやビートルズのメンバーに対するミュージシャンの発言は今までたくさんありました 。おそらくこれから先もたくさん発言される事でしょう。ここはビートルズが与えた影響を記録していく場所です。

追記&追記しました。         
マークマザーズボー(ヴォーカル ソングライター シンセサイザー キーボード )
 
                   2022 ステレオガム
 
◎あなたのポールマッカートニーの一番好きな曲は?
 
「リブ アンド レット ダイ」(1973年

  最初は好きじゃなかったんだけど、今では "Live And Let Die "がすごく好きなんだ。何度か違う機会に聴き続けていたんだけど、大好きなんだよ。ビートルズに参加した後、彼がそれを書いていることを考えるとね。彼は何者なんだろうね?ビートルズは史上最高のポップバンドなのか?多くの人がその通りだと言うだろうね。彼らが現れて曲の構成や歌詞、楽器編成について考えるようになったんだ。あいつらが解散する前に作った音源で全てを判断したんだ。そしてポールのソロ レコードで聴いたものが、彼がバンドにもたらした代表的なものであってほしいと願っているんだ。でも、明日、同じ質問をされたらきっと違う曲をあげるんだけどね。


  マッカートニーの話をしてもいいかな?彼から電話がかかってきたのは、彼の息子のためだったと思う。ポールはその時、Devoの耳になっていた。実は、ポールはそのころ僕らの "Private Secretary "を聴いて、"Temporary Secretary "をやったんだけど、彼は歌うときに中西部のアクセントを使った。面白いことをするなあと思ったんだ。。。でも、それから何年も経って電話がかかってきたんだ。それはたぶん6年か8年前かなんだけど、彼のパーティーのためにプレイリストを作るように頼まれた。当時はYouTubeの存在を知ったばかりで、制作に忙しくて、インターネットに夢中になりたくないという思いから、いろいろなものを無視し続けていた。でも、YouTubeを使えば こんな風にプレイリストで曲が作れるんだと知った。そのプレイリストは、もともとブラジルでディーヴォが演奏していたもので、冗談で作ったものだよ。「ワン ノート サンバ」を取り上げて、どれだけのバージョンがあるのかと思ったら、40〜50もあったんだ。それを全部1枚のCDに収めた。私はそのCDが大好きで、ポールに80分の曲を送ったよ。彼は後で電話をかけてきて、お礼を言ってくれた。



   私は『エド サリバン ショー』に出演したビートルズを見て、(これをやりたいんだ。)と思ったんだ。Devoの最初のレコードの1曲目を聴いてみると、「Uncontrollable Urge」は基本的に「I Want To Hold Your Hand」と同じイントロで始まっている。曲の中には、「yeah yeah yeah 」という脱力系がある。そのことにジョン レノンが気づかないわけがないよね。彼は(マックス カンザスシティ)で行われたDevoのライヴに来たんだ。ステージはずっと奥の方だったから、みんなが帰るのを待たないといけない。そののちに機材をまとめて車で帰るんだ。そこでやった2回目か3回目のショーの夜、ジョン レノンがモット ザ フープルのイアン ハンターと一緒にすっかり酔っぱらって現れて、二人で抱き合っていたのを覚えている。ジョン レノンは私がその夜寝ることになるフォードのエコノラインの助手席に座っているのを見つけた。彼はこっちに来て、私の顔のすぐ前に頭を突き出した。そのとき、ビールの臭いがしたよ。そして、私の顔の前で「Yeah yeah yeah yeah」と言ったんだ。私は... (OK、もう死んでもいい、天国に行ける)と思った。これまでで最高の出来事だった。彼が私のことを指していることに気づいたからね。

 

 

 
 
    レッドブルミュージックアカデミックデイリー
 僕にとって音楽は当時、僕を拷問するためにあるものだった。僕はオルガンのレッスンをうけていてそのレッスンを嫌っていた。それから、僕はビートルズをエドサリヴァンショーで観た。それは電気ボルトみたいなものだった。僕はアコーディオンを持っていた友達と一緒に演奏していたのを憶えている。僕らはオルガンとアコーディオンで(ア ハード デイズ ナイト)を演奏した。そして、一週間後に(なんてこった。僕は悪い楽器を学ぶことに無駄な時間を費やしたんだ。)って思い、12歳でかなり落ち込んだ。
 でも一週間後にもう一度、エドサリヴァンショーにビートルズが現れた。そして一人がカードテーブルに座っていた。(何がおきているんだ?)(なんてことだ。あれはキーボードだ。)黒のキーが白で白のキーが黒だった。普通じゃなかった。信じられなかった。(こんなキーヴォード見たことないよ。)それは驚きだった。
 わかるだろうけど僕はジェリーリールイスもリトルリチャードも聴いた事なかったから、ビートルズがソロの間でひじを使って演奏した時に(フォックス先生は演奏するときにひじを使いなさいって言わなかったよ)って思った。僕は信じられなかった。結局、僕は278ドルのfarfisaのポータブルオルガンを買って貰えるまで両親に容赦なくせがんだ。そして、僕は僕がやりたいことが何か分かったから僕の旅を始めたんだよ。

マークマザーズボーとビートルズ

 

 

 

        コンパス 2012
 僕は小さいころからオルガンのレッスンをしていて、僕はそのレッスンを苦痛に思うには十分なほど小さかった。丁度、その頃、僕は食卓に座って小さな白黒テレビを見ていたんだ。そしてビートルズをエドサリヴァンショーで見たんだよ。僕の両親は5人の子供を抱えていて、父親が僕たちにテレビを見るように仕向けてたんだ。そうすると僕らがおとなしくしているからね。

 僕はそこで座りながら、こう思った。(僕は過去5年間音楽のレッスンに苦しんだ。そして、今、それが何故なのかが分かった。)僕はついにそのレッスンが実用的に応用出来ることが分かった。




 演奏の仕方、使い方がすでに完成されている楽器で未来は語れないよ。未来のためには、未来の手段が必要だ。今のミュージシャンは、たとえばシンセサイザーを使うときも、ギターやドラムを使う時と全く同じように使おうとする。つまり、これまでの楽器の代用または延長としてしか見てないのさ。だけど、エレクトロニクスにはエレクトロニクスの言葉があるんだよ。

 ピートタウンゼントはエレクトロニクスをエレクトロニクスとして使った最初でほぼ最後のギタープレイヤーだが、他のミュージシャンは、エレクトロニクスをいかに人間の言葉におきかえるかのみを追求して来たみたいだ。

 ディーヴォはエレクトロニクスを崇拝しているわけでもないしエレクトロニクスがすべてなんて思っているわけじゃないけど、エレクトロニクスをエレクトロニクスの次元で、それ自身の言葉で語らせたら多くの可能性をもっていると思うんだ。これまでの語らいにはなかったコンセプトやアイディアを表現するには、今のところ一番適しているんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビートルズカヴァー

https://www.youtube.com/watch?v=YSO5mWYqMTE