予告編等だ知ったが「ロカルノ国際映画祭」にコンペティション部門正式出品とあったこと、それに最近韓国人俳優で話題のシム・ウンギョンさんや若手俳優で活躍中の河合優美さんや堤真一さんなどか出るというので今週封切り日に観に行った次第。なによりつげ義春さんの3つの漫画の原作を三宅唱監督がまとめたという。そのことを知ったとしても、なぜ、シンさんの韓国語の脚本の書き出したから突然、夏の海のシーンに河合優美と男優の高田万作さんの何気ない海辺のふれあい、様々なシーンが、続く。それらのカットがいつの間にか映画上映会だったと分かる。またその映画を見ていたのが、とうやら映画学校の生徒たちで、終了後の感想会のような場所になり、シム・ウンギョンさんも生徒の質問に答えるというシーンにもなる。その延長で佐野史郎さん演じるおじさんがシムさんに、「、詰まってるようなら、旅にでも出たら!」とのセリフが出る。すると、今度はシムさんが旅に出るシーンになり、ある冬景色の地でホテルのフロントに並んで予約なしで泊まろうとするが、断られる。それも2件くらい付いたら、今度は受付の人に、地図を片手にかなりの奥地まだ行ったら泊まれるのではないかと案内されて、雪深い奥地へ歩いて行く。すゆと雪の塊に潰れそうな昔の旅籠なような小屋が出てきて、案内をこうとヨボヨボの爺さんが宿の主人だと出てくる(堤真一)。その爺さんは、ろくなサービスはしないまま、シンさんを宿泊させ、そこでまた変なことが起きる。
というような展開なのだ。どうしてこれが映画祭に出品されるような作品なのか。全然わからない。旅がキーワードになっていることはわかるが、ストリーリー性全くない。脈絡なくいくつかの出来事が起きるだけなのだ。
こういうのも、よくわからない映画だとは思うが、こちらが年寄りでついていけないのか、よくわかりません。