そもそも自公政権はデジタル担当大臣を河野氏にしたことからつまずき、彼に全部任せてた感じが岸田さんも石破さんにもあったので、誰も責任を持った意見を言わないのだろう。マイナンバーカードと運転免許証を一体化するということを始めたが、何と全国で無数のトラブル、多様なトラブルが発生した。そもそもマイナカードと免許証の一体化がそんなにメリットがあるとは思えないが、それを強調するために免許証更新の手数料まで、マイナ免許証の場合を格安にするという、その辺のスーパー商法と変わりないやり方だ。少なくとも国策でやる大事業だ。実施日前にきちんとテストをしたり確認作業をやらなければならない。そんなことは常識だろう。だかと、全国でのトラブル状況の報道をみると、基本となる、一体化そのものができないとか、一部テキスト情報以外は表示されないとか、全国で数百ヶ所でのトラブルだ。あまりにも酷い。きちんと準備できないのに、デジタル庁のやり方「行け、行け」一辺倒ではなかったのか。
その他にも、一体化をした人が、マイナカードの更新をした場合は、一体化情報、免許証情報がリセットされるので、もう一度警察などへ出かけて一体化をするように。だから、マイナカード更新が近い人は、、むしろ待って秋以降に一体化をするようにするのが得策だとデジタル推進派コメンテーターが補足を盛んにしている。何ともみっともないやり方なのだ。まして、急いでマイなカード導入をしたものだから、不備がいろいろ出て、数年後にはカード自体を全面的に作り替える予定となっている。つまり、全体が「取り敢えず」ということと将来を見通したやり方に変えることを両睨みで進めてるという、官僚のやり方としては信じられないやり方なのだ。まして、マイナ保険証だは、レンタカーやカーシェアリングの際には不都合が起きる問題には、解決策がない。
健康保険証と一体化も、医療関係者の度重なる要請にもかかわらず、意地を張って紙保険証の廃止を決定した。(マイナ保険証を持たない人には確認証を発行)このことでも大きな負荷が医療現場にかかるとされてる。さまざまな「特典」をつけて、無理矢理推進するのがマイナカードだが、こんなにもいろいろ出て、しかも抜本的にカードそのものを変えるというのなら、取り敢えずいったんストップしてシステム全体をゆっくり見直して屈強なものにしたほうが遥かに国家的には得策ではないか。