映画『ウィキッド 二人の魔女』アメリカらしさをあったが「Over the rainbow」 | 昼は会計、夜は「お会計!」

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昨日は今年のアカデミー賞で2部門賞を取った「ウィキッド ふたりの魔女」を観た。よく知らなかったが、原作が「オズの魔法使い」だというので、すぐにジュディ・ガーランドの「オーバー・ザ・レインボー」をすぐに思い浮かべる。戦前のアメリカだがエンタテイメントとの世界で絶対的な影響力を持った作品だったはずた。私も高校生の時、アメリカから短期留学に来た女子が父の知人の家にホームステイしたのだが、そこの家では同級生の女子がいたがその子を含めて誰も英語が分からず、時々、パニックになるとそこのおばさんから電話が来て「なんて言ってるか聞いてやって!なんだか怒ってるだけど」とか電話が来た。電話を変わると、なんてことはない。そこの家では我が故郷では自慢の地元食材のタコを出したのだが、(後に知ることになるのだが)アメリカ人はタコは魔性の生き物だから食べるなだとんでもないということだったということもあった。そんな縁もあって、ちょうど文化祭で、彼女に歌を歌ってもらおうという話が出てきた時に、私が取り持って、どんな曲にするかとか聞いたら、まさしく「Over the rainbow」というので、ピアノができる下級生に頼んで伴奏をお願いし、私が司会をした。そんなことがあって、その後も音楽を多少やるようになってからも、この曲は忘れられない曲であることは紛れもない。しかし、私は本来の「オズの魔法使い」はどの時代のものも見たことがない。欧米ではもともと子ども向けに広まった物語らしいが、その元を知らないといのもあって、はっきり言ってこの映画もらよく分からないのだ。部分ではアメリカミュージカルらしいシーンが度々出てくるし、それぞれの歌唱力もすごいのだが、ストーリーの展開についていけない。しかも、この映画は、最後に出るが「Pert1」という。つまり後編を見ないと何とも言えないのかも知れない。そもそも「ウィキッド」とは「Wicked」とは「邪悪」と訳すらしいが、邦題の「ふたりの魔女」と付け加えたこと自体がよく知らない日本人向けに意訳したものか。アカデミー賞受賞式の時に、主演女優賞候補のシンシア・エリヴォ(単に「ふたり」でなくこの前編は邪悪な魔女の方が主役なのだ)、助演女優賞候補のアリアナ・グランデの二人がステージ上で仲良さを自慢したり、二人で歌唱したりして圧倒したが、その二つのノミネートも受賞なしで、美術賞、衣装デザイン賞だけで、作品賞や脚本賞などはノミネートだけだったというのも、今年のアカデミー賞の傾向、これは今後も続くものと考えられる。

 アメリカのエンタテイメントですら、こうだから日本映画は可愛い娘さんやイケメン男子を揃えたコミックやアニメのようなものばかりやってては一部の外国人には好まれても、本当に世界に向かって行くことは難しいものだと思う。