袴田事件再審無罪判決に思う | 昼は会計、夜は「お会計!」

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死刑判決確定から44年もの歳月をかけて、昨日ようやくやり直し裁判で無罪判決を得ることができた。10年前に静岡地裁で再審の判決を下したが検察の異議申し立てやら東京高裁での判決破棄など不必要な司法のやり取りの結果、やり直し裁判も10年もかかったといてこと。

 しかも警察、検察側の証拠捏造など捜査側の不正を暴き断罪したのも立派だ。おりじも「虎と翼」で日本の司法制度を、朝ドラとしては異例な真面目さで描いてる事とと併せて、長きにわたって権力が無垢の個人を殺人犯に仕立てるためには、何でもやるという見本のような事件でおり、それを完膚なきまでに暴いてくれた。このような再審無罪になったのは5例もあったという。今回の事件も事件発生から58年、すでに時効成立とかで真犯人の追求もどのかへ放置されるらしい。警察、検察が真実を把握できなくて、まったくの他人を犯人に仕立て上げ、自分たちのメンツを通す、そしてその為に関係ないひとが処刑までされるとは、何とも、国家権力に馬鹿な力を与えたものだ。何十年も国家権力の本質は変わっていないのだろう。ただ昨今では権力がその本質をきれいに隠したり、誤魔化したりするので、ついその本質が見えなくなることがある。お互いにくれぐれもご注意を!