日経平均37000円超え、政府、日銀、業界の踊らされてる国民は | 昼は会計、夜は「お会計!」

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今日は金曜日でスムーズに映画の日になった。朔日、治療院と妻の買い物を統一した(?)ことで、今日は純粋に映画の日となった。映画は『カラーパープル』だが、ゴールデングローブ賞やアカデミー賞の多数にノミネートされて、世界的にも注目な作品だ。何よりスピルバーグ監督が精魂込めた映画をミュージカル化したとのということ、なによりアメリカの映画というエンタテイメント界で、ここまで真面目に社会的な差別に対して闘いながらエンタメ作品にまですること、そして、映画賞の候補作品になるという社会の厚さというか、深さというか、「もしトラ」なる言葉まで流行り始めたアメリカといえども日本との差は、なんでかというほど感じさせられた。というのも帰宅してニュースでは、表題にあるように、今日も日経平均がバブル期以降最高を出したとか出ていること。要因は、アメリカの株高、日銀の「仮にマイナス金利を解除してたとしても、緩和的金融政策は続く」という姿勢が円安を進め、それが株価を上げさせているとの解説だ。世間というか、テレビでもCMだけでなく情報番組でも「新NISA」ブームを煽って、政府が言う「貯蓄から投資へ」の路線にすっかり乗せられているという空気感が覆っている。

 誰もが街頭インタビューでも株価が上がってることが実感にないなどと答えているが、何よりも実体経済は衰退の一途ではないか。GDPも順位低下の一途だ。賃金は多少上がっても物価上昇に追いついてなく、実質賃金低下はすでに3年連続となっているとか。にも関わらず、政府や岸田総理は「異次元の少子化対策」といって、その財源で今国会に出てきたのはなんと医療保険に上乗せさせるというめちゃくちゃな政策とも言えない子どもだましのような策を打ち出している。野党の実質増税だとの意見に岸田さんは「増税にはあたらない」を繰り返すだけ。国民皆保険制度の日本で、誰が思いついたのか、社会保険料は確かに税金ではないが、国民負担という点では、間違いなく負担増だし、子ども政策に子持ちの共働き夫婦には、岸田さんがいうような一人あたり5百円弱ではなくかなり高額になり、世帯では年間数万円の負担増になる。さらには私どものような高齢者保険ではどの態度の負担増になるかは明らかにしていない。今は年金からの引き落としで強制的に徴収していることをいいことに、高齢者には最大の負担となっているのに、さらに子育て分を負担せよとは岸田政権とはつくづく姑息な政権だと思う。介護報酬をあげると言ってるらしいが、訪問介護報酬は引き下げるとの報道で、これが通れば、もう訪問介護の未来はないと関係者は見てるらしい。

 実質経済ではなく、国の財産(保険財源や年金資産)をぶち込んで、さらに事実上円安を進めて株価だけ維持するまさに、アベノミクスの最大欠陥を修正しようともしない政権に対して、確かに野党もついていない。野党が取って代わる勢力に無いことをメディアも、言いすぎて、それが岸田政権に安心感を与え、傲慢な態度のままだ。

 もうこんな日本には散々な思いだ。