京都へと出たら春に桜を見に行った時と同じこだま。朝8時に来宮を出て熱海で新幹線へ、静岡でひかりに乗り換え。
新富士あたりを走るこだま車窓からの富士。
私が作った案が簡単に変えられて初日は先ず東福寺ということになった。京阪で東福寺駅へ、そこから
人の波に従って歩けば、東福寺の看板である通天橋にむかうようになっている。
【通天橋からの東福寺境内の紅葉】
東福寺から急遽予定を変更して、沿線にある清水寺へ向かう。結構歩く距離が伸びてちゃわん坂経由で清水寺へ。地理に詳しくないので、三年坂とかは後で分かるが
痛む腰やら大腿を引き摺りながら頑張って境内に到着。
【かの舞台を望む絶景ポイントから】
そこから下りで妻とはぐれて、電話がくるも切れたりで、下でしばらく待ってやっと合流。彼女は写真撮るのに夢中で、なかなか移動しない。どこでもそうだ。音羽の滝を少し下った所で思わず声をあげた。なんと阿弖流爲(アテルイ)を記念する碑が建てられていた。なんで初めての征夷大将軍つまり阿弖流爲を先頭とする蝦夷討伐のために征夷大将軍という官位を授けられた坂上田村麻呂を奉ずるための建てられた寺である清水寺に、敵方の大将である、逆に言えば東北の人たちからみたら敵方の大将を祀る寺に阿弖流爲の碑を建てなければならないのか、まったく意味不明。裏の文字を見たら岩手県の阿弖流爲を懸賞する組織が作ったようだが、よくわからないまま詳細は避けるが、極めて違和感があった。
私は東北地方の蝦夷の歴史や阿弖流爲たちの戦いに興味を持ち、高橋克彦さんの小説などを読み漁ったり岩手のゆかりの地域を訪ねたりした。だからこんなことになって大変ショックではあった。ただ岩手県の人が動いたことなので、これ以上はやめておく。
清水寺から出て地図で見たらそばにある高台寺へ向かう。春に来た時に有名な枝垂れ桜を見に行ったところ。
【高台寺の枝垂れ桜があるお庭】
高台寺を出た頃には足腰が完全に駄目で、ちょうど都合よく駐車場付近で帰り車のタクシーを見つけてようやくホテルに到着したという、一日目でした。