アカデミー賞候補で、その前哨戦でもあるゴールデングローブ賞に最多7部門8ノミネートという前評判に誘われて行ってみたら、なんとさっぱりわからない。結論から言うと、帰途、シネコンでパンフを貰ったら、アイルランドの歴史や文化的の紹介をしており、「さらに映画を楽しむためのキーワードとして、「アイルランドの内戦」「精霊」「パブ」「フィドル」が小さく解説してあった。残念ながらリーフレットは詰め込んであるため実に小さな活字で、私はすぐには読めない。いずれにしてもこうしたことを知った上で観ないことには、わかるはずがないのだろう。
それにしてもすでに書いたように世界の映画祭の候補になっているということは、欧米の人は、紹介した歴史や文化についての最低の共通認識があったからだろうと思うと、日本人はというより私から偏った知識しか持っていなかったのだろうと愕然ともする。
悔しいので、ルーペを使ってでもリーフを読んでもう一度観なければならないと思った次第。まずは、完敗というところ。