表題は、今日発信した『文春オンライン』の見出しだ。二重三重に驚いた内容だ。yahoo ニュースよりコピペ
以下、記事の抜粋****
東京高検検事長の黒川弘務氏(63)が、産経新聞社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者らと賭けマージャンをしていたことが、「週刊文春」の取材で判明した。
4人が集まったのは5月1日。小池百合子都知事が「ステイホーム週間」と位置付け不要不急の外出自粛を要請、また安倍晋三首相も「人との接触8割減」を強く求めていた緊急事態宣言下でのことだ。夜7時半頃に産経新聞A記者の自宅マンションに集合すると、午前2時近くまでマージャンは続いた。
マージャンを終えた黒川氏は、産経新聞の用意したハイヤーで帰宅した。 また、5月13日にも同様に黒川氏はA記者宅に向かい、深夜までマージャンをしていた。
産経関係者の証言によれば、黒川氏は昔から、複数のメディアの記者と賭けマージャンに興じており、最近も続けていたという。その際には各社がハイヤーを用意するのが通例だった。
マージャンは密閉空間で4人が密集し、密接な距離で卓を囲む「3密」の典型で、東京都も雀荘に休業を要請している。また、少額でも賭博罪に該当する。
さらに、国家公務員倫理規程上も問題がある。人事院の見解は以下の通りだ。
「国家公務員が、会社の利益を目的とする人物(記者)から、社会通念上相当と認められる程度をこえて、接待や財産上の利益供与を受けている場合、国家公務員倫理規程に抵触するおそれがあります。そもそも賭けマージャンは刑法犯なので、そういう人物がいれば倫理法以前の問題。国家公務員法の98条(法令遵守)や99条(信用を傷つけてはいけない)といった一般服務義務に違反する可能性があり、懲戒免職といった事態も想定されます」
産経新聞広報部は、「取材に関することにはお答えしません」
朝日新聞広報部は「社員の業務時間外の個人的行動について詳細はお答えいたしかねますが、お尋ねのような行為があったとすれば、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられている状況下でもあり、不適切だったと考えます。弊社として適切に対応いたします」
黒川氏は何を聞いても口を開かず、東京高検は質問状すら受理しなかった。
5月21日(木)発売の「週刊文春」では、2度のマージャンの詳細、もう一つの「不適切行為」、愛犬家でカジノでのギャンブルも好む黒川氏の素顔、昔から続く接待マージャンの詳細を知る元ハイヤー運転手の証言、安倍晋三首相が“黒川検事総長”にこだわる理由など、グラビアとあわせて9ページにわたって詳報している。
***** 以上、引用終わり 週刊文春5月28日号掲載とのこと
いくらなんでも、5月1日という日がどういうときかは言うまでもないが、少なくも黒川氏は自身の定年延長を1月の閣議で決定され、以降、国会や報道でも盛んに問題にされていた時だ。その時に、こともあろうに産経新聞社、朝日新聞などの記者たちと、さらに明らかな法律違反の絵マージャンをしていたというのだ。総理大臣が各社の論説委員などと定期的に田崎氏のプロデュースのもとで飲み会をしたり、官邸担当記者が総理記者会見で事前に通告した質問しかしない出来レースとの批判も起きていた。こうしたメディアとの癒着を次々と作ってきた延長線上に、自分のお友達を優遇する森友学園、加計学園、桜を見る会への後援会員の大量招待など優遇など。あらん限りの政治の私物化をしてきた政権だ。その人から検事総長になることを期待されて抜擢されたこと自体、相当の緊張が走って居たはずなのだが・・・。なんと記者たちと深夜に及ぶ賭けマージャンをやっていた、しかも、記者の個人宅だ。やる方もやる方だ。メディアに期待する方がおかしい。それにしても産経のみならず朝日新聞までもこの間、官邸担当といい、論説委員の首相接待への参加など、まったく酷すぎる。
それにしても、黒川氏は、どうみても検察トップに迎えられるような品性はなさすぎる。(元検事などOBたちが老いを感じる身を震わせながら『看過できない事態』だといわれている姿から、真逆な人が黒川氏だ)
しかし、安倍首相は、国会でも逃げでばかりの時に、応援団の櫻井よしこ氏のインターネットテレビには出演して、黒川氏の人事は法務省から上げてきたものだ、とか、個人的に話したこともなければ会ったこともない、と堂々ととぼけていたが、首相動向にちゃんと一対一で黒川氏と会談したことがばれてしまった。
どうして、ここまで子どもだましのようなウソを平気でツキまくる首相がながながと君臨するのだろう。メディアが電通が、陰になり日向になりながら野党無力論を振りまき、政権交代の機運をそぐことで、政権を支えてきたおかげであろう。それにしても、かつての映画になるような発展途上国の政権が金や権力を背景に独裁を敷いて、国を意のままにしている姿と変わりないではないか。首相会見などがプロンプター(技術も高くなりテレビに映らない工夫も)みながら会見し、心のこもらない一見スマートにこなしている風に演出されていることに、多くの国民が騙されているというのだろうか。
やれやれ、本当に嫌なことばかりが続くものだ。さすが伝統的な自民党支持層までが、愛想を尽きそうということで、取り敢えずの検察庁法案などは持ち越したものの、まだ国民を甘く見ている。このまま秋の臨時国会に出す頃は、国民の批判も和らいでいくだろうと思われている。
黒川氏の賭けマージャンは、少なくもサラリーマンがお付き合いでしている賭けマージャンとは同列にはできないだろう。それは、詳細は省くが、法律的にはパチンコを無理くりギャンブルからはずしておいて、片方で依存症対策に業界を挙げてやるよう指導しているのも、関係団体に多くの官僚を天下りさせているのも、みな同じ政権だ。さらに大型のギャンブルを誘致しようというIR法案も同じ政権の企みだ。それは、将来、検事総長やるかであろう検事長さんが堂々としかもメディアの人と賭けマージャンができるという国なのだから、何ら不思議ではないということか。何を書いているかわからなくなってきた。本当に嫌な国ににどんどんなっていってると思いませんか?