先週末、自宅に帰ったらテーブルの上に今どき珍しい白い封筒で女の子っぽい宛名の書体で、返してみたらなんと「京都橘高校吹奏楽部」からではないか。早速、開封したら、なんと昨年学校に寄付したことに対するお礼状だった。
そもそも、昨年の定期演奏会へ初めて行って、2011年以来のファン歴を通じて、なんともいえない感銘と感動をうけて、これは何とかしたいと学校のHP経由で寄付したのだった。急いでやったものだから、ネット経由で手続きが完了するクレジット決済を選んだのだが、そのクレジットの締め日の具合で、結局決済は今年に入ってからで、、学校側に入金されたのは確か2月に入ってからだったか。そんなので、心配して学校へ問い合わせなどしたのだが、クレジット決済でやったことがタイミングのずれが大きかったというだけだったのだ。それも決着がつき学校当局から領収証や礼状もいただいていたので、すっかり忘れていたことだった。この八月の末といえば、マーチングコンテストも間近いときだ。
そんな時に、構成のメンバーが分担したのだろうか、手書きの丁寧な文面、とりわけ以下の文章に感動した。協力にお礼の言葉を述べたあとに「私たちは、この3年間の中で音楽を通じて社会の中で貢献できる人間性の育成を目指し、日々部活動に打ち込んでいます」とある。定期演奏会の時のお菓子などのプレゼントにもきちんと手書きのメッセージが添えてあったが、今どきの女子高生とは全く縁がないのだが、こうしたきちんとした文面で、部活動の高邁な理念まで、伝えようとしている姿は京都橘高校らしく思えた。さらに続けて「現在はマーチングコンテストに向けて練習に取り組んでいるところです」とある。テレビでもかつて紹介されたが、定期演奏会の際のプログラムにも年間行事の紹介で、マーチングコンテスト京都府大会の前の週位に合宿をされている。来週の日曜日がその本番なので、合宿を迎えるところで、寄付者に手紙を書いてくれたのだろう。私は学生時代に音楽系部活で貧乏大学なので楽譜を購入するにも大変だったことを知っており、金額もわずかなので「せめて楽譜購入代の一助に」と学校へのメッセージに書いていただけだったのだが、文からhが「楽器購入に充てさせていただきたい」とあった。こちらが恥ずかしくなる。そして、「より充実した活動がでいることを部員一同深く感謝しております」とあり、「今後とも皆様に愛される部活動に慣れるよう頑張りますので、引き続きご声援よろしくお願い足します。 敬具」と結んである。
簡素だが丁寧で正確に伝えてあり、大変素晴らしい文面であることも感動した。
伝統的に生徒の自主性を重んじて、構成を中心に音楽面、運営など行ってきた橘高校の神髄をまた感じさせてもらったような気がした。
来週の8日の京都府マーチングコンテストには、家庭の事情で行けなくなっていたので、ぜひ、多くのみなさんに京都橘高校に声援を送っていただきたいし、何よりも部員さんたちには、日ごろの練習の成果を悔いなく発揮されるよう心から祈りたい心境です。できることなら、関西代表にもなって、さらに全国代表をも狙って頑張ってください。