もういい加減にして「サンデーモーニング張本氏の無知・無責任発言」にダルビッシュが「喝!」 | 昼は会計、夜は「お会計!」

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夏の高校野球岩手県予選に登板回避した大船渡港j校佐々木選手について、元高校野球監督の名将と言われる方々からも批判的な意見が続出している。元横浜高校の渡辺氏、元智弁和歌山高校高嶋氏などが大船渡高校国母監督の判断を批判している。「あんな程度で故障するのなら、プロに行っても故障する」などと、元高校の教育者であったことが信じられないほどの言動がどうにかしている。ただ、厳密に発言を調べたら、「細かな事情は知らないので何か事情があったのなら別だが」などという前提じょうけんがついていた。少なくとも高校野球中継の解説者などされているので、つぶさに知ろうと思えば岩手で起きていることなど調べられたはずだ。監督が佐々木君のことwどうみてきたか、そして県予選の経過と本人の体格上骨の発達が不十分とみていたことなど含めて「3年間で一番故障を起こしそう」と判断したことなど把握でいたはずだ。そこまで調べないで「甲子園に行くことが部員の夢だから」などと一般論で言わているのが大変残念だ。

 もっと決定的だったのは、昨日のTBS「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで「開口一番で「最近のスポーツ界で私はこれが一番残念だと思いましたよ。32歳の監督で若いから非常に苦労したと思いますがね、絶対に投げさせるべきなんですよ」と強い口調で憤りをあらわにした。(略)張本氏は連投を重ねた吉田投手を引き合いに出し「(佐々木投手は)予選で4回くらいしか、450くらいしか投げてないんですよ。昨年ね、吉田輝星が(甲子園で)800球くらい投げてるんですよ、(略)司会の関口宏氏が「壊れてしまうかもしれない」と故障の可能性について言及すると、張本氏は「けがを怖がったんじゃ、スポーツやめたほうがいいよ。みんな宿命なんだから、スポーツ選手は」 と説明した。(略)(佐々木投手の)将来を考えたら投げさせたほうがいいに決まってるじゃない。苦しいときの投球を体で覚えてね、それから大成したピッチャーはいくらでもいるんだから。楽させちゃダメですよ。スポーツ選手は」と声をはり上げた。(後略)

 

 これまでも、張本氏のスポーツ紙をちょい見した程度の知識で、野球以外のスポーツにいろいろ意見したり、今年に入ってもオリンピック級のトランポリン競技を見て、何を勘違いしたか「これなら私どもにもできそうだね、とコメンテーターに同意を求めたが、スタジオは白けていた。同時に翌日にはネットで相当厳しい意見が寄せられていた。

 今回の発言に遠くアメリカでダルビッシュ有がインタビューで答えて「これほど全国から注目されている中で佐々木君の未来を守ったのは勇気ある行動」と評価。さらにツイッターで「一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う」とまで書いたという。

 ダルビッシュもそうだが、トミ―ジョン手術をうけている人は多い。古くは村田兆治、桑田真澄、松坂大輔、あたらしいところでは大谷翔平など多くの選手が受けている。日本のスポーツ整形を専門にされている医師の多くが、小学生や中学生時代からの正しいフォームの指導や投げ過ぎの禁止、球数制限などを言われている。中学生などを健診してもかなりの異常が見つかるという。日本臨床スポーツ医学会が提唱したガイドラインがあり、1日当たりの全力投球数を小学生は50球以内、中学生は70球以内、高校生は100球以内にすべきと提言しています。筒香選手なども青少年の身体を守るために、トーナメント制を見直して、リーグ戦の多用などを訴えていることもうなづける。
かねてより、学校体育特に部活指導に当たる先生たちの無知が多くの児童や生徒の時には命にかかわるような事故を起こしたり、発達に影響を与えるような怪我を発症させてきたと思っています。その一方、全国レベルになればなるほど先に挙げた高校野球の指導者のような精神論であったり、スポコンものの旧態依然型の指導者が多過ぎる。

 主題がわからなくなってきたが、来年の東京オリンピック開催を迎えて、一般的にもスポーツが大いに取り上げられるときだけに、メディの世界でも元スポーツ選手のコメンテーターとか、解説者が多数必要になるのだろうが、やはり一定の質を確保してもらいたいものだ。少なくとももう、張本さんには引退していただくことをTBSテレビにお願いしたい。