もう連日。テレビでは高齢者の交通事故報道、免許証の返納のさせ方などばかり。日曜日のTBS「サンデーモーニング」では、パネラーの一人が@問われれ「そもそも高齢化で高齢者の事故が増えているかのような印象を与えているが、人口10万対比では、10代20代の自己割合の方が高いんだけど」という指摘と「おとーまよりマニュアル車の方が踏み間違えい事故がなく急発進等もなくなること、車の改良で急発進防止装置のこともある」と発言されていたので、せいぜい客観的な報道だ。いつかも紹介したように、遥かの昔からモータリゼーションが進んでいた欧米で、日本のようなオールオートマ化がすすんでいいなくて、マニュアル車が主流だという。車の知識がある人なら理解できるので画、クラッチがあって、アクセルを踏む以前に、クラッチ操作がないとぎやーを0入れられないし、その上で、アクセルペダルを踏みながらクラッチを徐々に外していく操作が連動しないと車はノッキングしたらい、スタートできないのだ。なので、高齢化にともなう認知機能の低下等あっても圧倒的に高齢者の事故を防ぐことになっているいう事は、ほぼ常識的なことだ。言ってみれば高度経済成長主義のもとで、女子でも子どもでも車に乗れるように日本で、いっきにオートマ化を進め過ぎたきらいがあろう。たしかに、渋滞が多いところではオートマは楽だ。しかし、これがワンペダル(アクセルペダル)を踏み込むことで急発進・急加速してしまうので、年齢にかかわらず危険を内包しているシステムと言える。
テレビでも紹介されているが、アクセルペダルとブレーキペダルが両方とも踏み込むという事で、踏み間違いが起こりやすい、との欠陥を指摘して、部rてーきはそのままにして、アクセルを足を踏み込むのではなく、右側に倒して速度を超せうるという装置を開発した業者が注目されている。これは好評なのでが、手工業的な改造なので20万円かかるという。またテレビでは、急なアクセルの踏み込みを感知してブレーキをかけるというようなものとか、様々な、メーカー車も採用している安全装置も進んできている。
一部のIT信奉者は、全自動運転の未来にかけるかのようなお話もあるが、もっと手軽に急発進(前後進とも)を防止する装置など安価に提供できるはずなのだ。国がメディアの動きなど様子見をしているのか、本来なら、マニュアル車のことなど真剣に議論するようなことがもp止められている。今朝聞いたニュースでは、安全装置限定免許の検討を始めたというが、実に単価が高すぎる。免許証の自主返納ばかりに世論を追い詰めていくと、公共交通網を次々と民営化したり、あげく列車も廃止、バスも減便・廃止など、さらに社会基盤そのものが崩壊していくことにつながる。
そんな時に、金融庁が報告した年金だけでは2000万円不足するという話は、こんなに年寄りや社会を愚弄する話はない。年金をかけ続けて、そのあげく「それでは足りませんよ」と、まして、最初に担当の麻生副総理が記者を相手に上から目線で得意げに喋っちゃったかと思うと、案の定、さすが世論が許さず、メディアも国会も大問題になってきた。これは、安倍内閣の度重なる年金改悪を「10年安心年金」いう詐欺まがいのキャチコピーでごまかされてきたことが見事に露呈されたわけで、本気で追及してもらいたいものだ。
高齢者の交通事故をめぐる猛烈な報道も先の述べたような冷静な事故分析や海外との違い、自動車の構造的問題等がきちんと議論されていないで、免許の返納問題ばかりに国民の目を向けさせているメディアにも大きな責任があるのと、同じレベルでこの2000万円問題でも本気でメディアの役割を果たしてほしいものだ。