なでしこジャパン「今日対オーストラリア戦 勝てばW杯」は誇大宣伝 | 昼は会計、夜は「お会計!」

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先日のベトナム戦後10日にも書いてたが、韓国戦はよくたたかったが、結局勝ちきれないで引き分けがせいぜいだった。川澄選手が先発したという事もあり、中盤から前線の動きがベトナム戦とは変わっていたが、やはり、途中からパスでつなぐというよりも、ロングボールで裏を狙うという作戦を懲りないでやっていた。これは、韓国相手では、鵜王サイドトラップにかかるか相手ボールにされるのが圧倒的。韓国のブロックしたボールのこぼれたものをものにできれば幸いという作戦でしかない。それとなにしろ韓国チームは以前にもまして寄せが激しく、観ていて見苦しい位に強引に身体をぶっつけていたり、身体を割り込ませるというやり方だ。だから、球回しを早くするというチーム戦略だったというが、後半、相手はばてばてで、完全に足が止まったので、多くのチャンスが来た時にも、結局ゴールしきれなかった。このことが大きな課題を残すことになった。

 因みにベトナム戦で日本は4点しか取れなかったが、オーストラリアは8点もとっている。韓国は対オーストラリアは引き分けており、ベトナム戦を残している。そうすると、今日、やたらテレビで「勝てばW杯確定!」と夜のオーストリア戦の宣伝をしているが、とてもそんな状況ではない。そもそもランクからいっても、ここ数年の実績からいっても今日勝てる可能性は極めて低い。むしろ引き分けても御の字くらい。ところが、日本はベトナム戦で4点しか取れなかったので、得失点差の勝負となれば、ベトナム戦で4点しか取れなかった事が、後悔先に立たずで予選敗退ということになる。今回3位になってもA組B組3位どうしの5位あらそいには可能性は残るが、韓国戦に引き分けたことがオーストリアに勝つしかないという道筋が残るしかなくなった。

 今日のオーストラリア戦に負けたとしても、それが予選敗退の要因ではなく、韓国戦に勝てなかったことが主因となるだろう。やはり、高倉監督の指導性が問われることになる。もちろん、仮に今日勝てたとしてもそれは運でしかないので、本戦までの間にもっときちんと戦術議論が必要になることはいうまでもない。

 男子の場合の急な監督交替に関わっての議論も喧しいが、協会、選手たちが納得する戦術議論は選手選考の問題も即関わるし、時間もないので非常に難しいことは間違いない。すると監督の役割の中でチームマネージメント力とでもいうか、緊急時対応能力を西野監督が発揮できるかどうかにかかっている。もうそこに賭けるというかきれいにいえば祈るしかなかろう。