ブラタモリ気分に 伊豆半島ジオパークへ | 昼は会計、夜は「お会計!」

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ブラタモリの影響という事もあるのだろうが、全国で「ジオパーク」という形での新しい観光開発とか地域振興事業が盛んである。世界レベルのジオパーク協会の認定は、洞爺湖など8か所で伊豆半島は日本では認定されているが、世界レベルはこれからだという。

 ブラタモリをみていても日本は国土は狭いが、複雑なプレートが重なり合い、火山列島なので各地域には地球の歴史やその土地の成り立ちが表に出てきているところは無数にあるようだ。それは、単に観光資源の開発というよりも、地域を知り、地球を知るという意味で環境活動にもつながるし、地震や津波、噴火などの防災・減災などにもつながるということで、各地域で新鮮に取り組まれているようだ。

 今回、久しぶりに東伊豆から南伊豆へ出向き、その中のメインで弁天島の「斜交層理」を観に行った。そういう目で見たら、熱海から各地で「伊豆半島ジオパーク」というロゴ看板が置かれて、何回も来ている伊豆も新鮮になる。

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【弁天島の斜交層理】 (襞のようになっている層が海流の流れ)

 

  数百万年前に海底火山から噴出した火山灰や軽石が海流によって運ばれてできた地層だという。この地層が地殻変動で隆起して、さらに波に洗われて残ったのが、下田湾に小さく残る弁天島だそうだ。なお、今回、ネットで調べていて驚いたのは、この黒船騒動の時代、尊王攘夷の嵐が吹きまくる時に、吉田松陰とその弟子が海外渡航を企み小舟で下田沖に停泊中の米艦・ボーハタン号に向かい、結局、ペリーの判断で戻されて、結局、自首し投獄されたったという「下田踏海」の事件現場だったという事で、記念碑も建っていた。

 ものの本で読むと、国禁を犯した罪で小伝馬町の獄におくられたが、ペリーが幕府に寛大な措置を求めたとかで国許での蟄居という事で済んだ。松下村塾を開く2年前のことだったとか。

 ところで、今回、宿泊したのは伊豆高原地域の古い旅館で、「五景館 高揚楼」なのだが、競争が激しい地域でもあるし、ゆこゆこネット経由での価格という事で、コスパが大変良くて感心した。最近、様々なサイトや廉価で売出し中のグループなどが多いが、バイキングの騒々しさなどで年寄向きではないのが多い中で、各自配膳(前菜から、お造り、小鉢、鍋物等)に加えて、てんぷらやサラダやソフトドリンク、デザートはバイキングという新しい方法で、接遇もきびきびとして感じがよかったので、特筆しておく。

 ところで、今回、往路でちょっとした誤算があって、下田では弁天島しか行けなかったのだが、柱状節理で有名な「俵磯」や黒船関連などなど、かなり伊豆には来ていたつもりが、知らない所や観ていないところがまだまだ多いとつくづく思う。