プロ野球セリーグは広島が断トツの首位を走っているが、ここのところ突っ走り具合が、少しおかしくなっているが、まあプロなんでそんなに連勝連勝もないだろうと少し心落ち着けるよう思い込ませている。
そんなとき、8月16日対阪神2戦目。阪神先発の藤浪は異例の長期離脱で二軍で調整をしてきて注目の復活マウンド。金本監督も「藤浪の野球人生を左右すかもしれない」といっていた。2回表9番打者大瀬良の打席でなんと死球を与えてしまった。大瀬良は野球人生で初めてとのことだった。その時に、大瀬良がとった態度が”神対応”と話題を呼んでいる。まずは、Youtube経由でみてください。
大瀬良はうずくまるがその時にも、マウンドの藤浪の方を向いて笑顔で「大丈夫!」と言って、治療のためベンチに下がる時にも藤浪の方を向いて2度も「大丈夫!大丈夫!」と言っているのわかる。さらにベンチから戻って1塁ベースについた時にも、また藤浪に声をかけているのだ。
大瀬良というのは、そもそもいい人過ぎてプロのピッチャーとして向かいにという人もいるが、私は、ドラフト会議当日の生中継画面でダウン症の弟が多動で動き回る画面をみながらも、「弟が自分が活躍する姿をみて喜ぶので」と弟への愛を公言している姿を観た時に、涙出るほど感動した時から大ファンになったものだ。
ただ、この人のよさで、打者に対峙したときに、いまいち攻撃性が薄く弱点ともされるときもあるが、プロとはいっても人間的なよさはそれはそれとして評価されるべきだと思っている。剥き出しの闘争心をでうるる選手や乱闘の時にいの一番に出てくる人もいる。ただ、打席で少しでもインコースを攻められただけで投手を睨み返す阪神のベテラン選手など、どうみてみフェアーじゃない。
大瀬良は、2015年に藤浪と一緒に前田健太に自主トレで教わった中で普段からLINEでつながっているという中で、この日の藤浪の登板の意味もよく知っていたからなお、気使いしたものと思われる。
もう一つ、ネット上などで話題を呼んでいるのが、偶然にも広島繋がりだが、夏の甲子園大会、2回戦広陵対熊本秀岳館高校戦の広陵応援団に、なんと1回戦で広陵に敗退した中京大中京の校名が入ったTシャツを着た女子マネが応援にきていたことが拡散している。
第99回全国高校野球選手権大会は第9日の17日、第1試合に臨んだ広陵(広島)の応援席には、1回戦で対戦した中京大中京(愛知)のマネジャーを務めた永田葵さん(3年)の姿があった。1回戦後、広陵の中井哲之監督から「君たちの分まで頑張る」と言葉をかけられ、「次の試合の応援に行かなければ」と愛知県から駆けつけた。
チケットを手に入れるため前日に家族と関西入り。ホテルは確保できておらず球場周辺での徹夜も覚悟していたが、中京大中京の宿舎だったホテルが受け入れてくれた。未明からチケット売り場に並び、やっとの思いで応援席に入った。
中井監督は永田さんと会った後、中京大中京の選手に「マネジャーを大切にしろよ」と声をかけていたといい、永田さんは「広陵はとてもいいチームなんだろうな、と思った」。中京大中京の校名が書かれたTシャツを着て、広陵部員らと大きな声援を送っていた。
【広陵部員らの中で中京大中京のマネージャー永田葵さん】
毎日新聞9月17日の記事によれば、「大会は第9日の17日、第1試合に臨んだ広陵(広島)の応援席には、1回戦で対戦した中京大中京のマネージャー永田葵さんの姿がった。1回戦後、広陵の中井哲乃監督から『君たちの分まで頑張る』と言葉をかけられ、『次の試合の応援に行かなければ』と愛知県から駆けつけた。
チケットを手に入れるために前日に家族と関西入り。ホテルは確保できておらず球場周辺での徹夜も覚悟していたが、中京大中京の宿舎だったホテルが受け入れてくれた。未明からチケット売り場に並び、やっとの思いで応援席に入った。
中井監督は永田さんとあった後、中京大中京の選手に『マネージャーを大切にしろよ』よ声をかけていたといい、永田さんは『広陵はとてもいいチームなんだろうな、と思った』。中京大中京の公明が書かれたTシャツを着て、広陵部員らと大きな声援を送っていた」
名門広陵の中井監督の表に出ない所での人柄が女子高生の純な行動を呼んだのだろうし、それを理解し球場付近での徹夜覚悟一緒に駆け付けた家族、広陵応援団席なかでも野球部員のところまで受け入れた広陵などみんなの野球愛というか善意に包まれた結果ということだろう。
これを書いている最中、話題の中村君は今日も4安打うち2本塁打、7打点で清原のホームラン記録から塁打記録、その他1試合打点記録などことごとく記録を塗り替えて、9回裏、天理の”神がかり”逆襲をかわして決勝進出を決めた。あとは、準優勝しかなかった広陵の優勝を期待したい。