眠れぬ夜を過ごし、石原慎太郎が余計なことを言うが、朝一で八戸へ | 昼は会計、夜は「お会計!」

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今、東北新幹線はやぶさ1号で北上中。6時32分東京駅を出てやっと(7:02)売り子さんが来てホットコーヒーをゲット。いつもの慣わし。(アイスコーヒーもあるらしいが飲んだことない)
 さて週末は本当に東京は1か月半ぶりの晴れの週末だったらしい。土曜日は最近の定番の多摩サイの京王閣オーバルあたりで折り返し24,5キロ。日曜日は、前半のぼりにしたかったので久しぶりに多摩サイを上って羽村堰まで行った。往復32キロ。本当に羽村堰は江戸時代の構築物という感じと山の緑川の水の音や光をはねるさまなどに癒される。往路は1時間ちょっとかかるが、休憩やら復路含めて2時間ちょいなので適度な運動にもなるし、気持ちのいいところだ。体力的にはどうかわからないが、今度はもう少し上流をめざすか。
 そして、運動の後のせいもあって眠たくなった。早めにうちに帰り、変な時間の夕食を食べて四谷へ。今朝が早いので四谷どまり。ところが蒸し暑くて(エアコンはゆるくつけてはいるが)何回も目が覚めて、やむなくテレビをつけてウインヴルドン決勝見たりしていたら、突然の地震警戒警報でどきっとしたりで、もうリズムはめちゃくちゃ。しっかり目も覚めたので朝食用に用意していたパンやヨーグルトなどをたべてたら、ようやく明け方までは、うとうとした。それでもずいぶん時間があるので洗濯機を回してコンビニへ行って改めて朝食を買ってくる。久しぶりの一人都会暮らしもいいもんだ。
ところで、今回の八戸は何だか課題が多く、明日の午前中までを予定する。ともかく行ってきますというところか。
 でも今朝のニュースで、石原慎太郎氏が新国立競技場問題で、建築家の安藤氏には責任はないとか、東京へ通勤している近隣県の個人や法人から毎月千円徴収すれば毎年何百億円だか集められるとか、いったという新聞記事を紹介していた。冗談じゃない。
 そもそも、以前も指摘したが有識者会議とやらに建築家としては安藤氏ただ一人という異常な構成であることは最初から言われていた。設計コンペでなぜあの女性の設計が当選したか誰も説明できなかった。先日も下村文科大臣が今になって、なぜあの設計が採用となったかは、安藤氏に話してもらいたいといっていたが、せいぜいその程度の責任逃れの人々だ。それで今回慎太郎氏が安藤氏を庇う発言したものと思われている。ロンドンオリンピックや北京オリンピックの烏の巣などもせいぜい600億円から900億円程度であったらしい。それをあのコンペの時にも、高額になる設計は最初から除外していたとそていたとの文科大臣の答弁にあったが、大ウソだとみんながいう。当選した設計は最初から2000億円を超えていた。さらに膨らんで膨らんで3000億円を超えるといわれている。世界的建築家の槇先生が何回も提起されているが、関係者(安倍首相まで)は「時間がない」「間に合わない」と「いっている。何に間に合わないかが問題なのだが、それは東京オリンピックではなく、前年にやるラグビーワールドカップに間に合わないということだ。それを森元首相が面子にかけて招へいに成功した大会で花道をつくるという構想だった。森元総理は東京オリンピック組織委員会代表となったのでラグビー協会の会長は下りたらしいが、どうやら森批判を避けるためにラグビーの方を降りたとも言われている。(しかしラグビーW杯がやられたらきっと名誉大会委員長とか何とか言って彼の花道をつくるらしい)
 石原慎太郎とか森喜朗とか、そんな人たちが自分たちのメンツなようなもので(オリンピック招致で見せた完成予想図は国際公約と同じという訳のわからない意見)世界的に見ても大恥な競技場を作らせるわけにはいない。ごり押しした張本にである森さんが、2020年東京オリンピックのレガシー(遺産)として50年でも70年でも使って欲しいといったそうだが、厚顔無恥とはこのことだ。鉄骨のキール型アーチ2本の重さを下で受けとめるために地下で端っこ同士を繋ぐのが地下鉄が通っているとかで大変な難工事らしい。しかも、一部設計変更でアーチの高さを低したらしいが、それはそれで、とても重力を支えるには無理という子となるか、強行すれば耐震強度に問題が出るらしい。そもそもあの巨大なものが神宮外苑にごそっと降ってわいてくるイメージはとてもじゃないけど「神聖な」神宮外苑の雰囲気を保てないということも大きい問題らしい。宮内庁や神社庁、明治神宮などは今は何も言ってないらしいが、あの一帯は明治天皇没後、相当先の時代まで見越して神宮の森の植栽や神宮外苑の配置などを計画されたということで、今となっては大東京ど真ん中なのに広大な森林や緑化地域、街路樹などがある地域(明治神宮の植栽の設計そのものが凄いらしいが、明治神宮だけでなく原宿から青山、絵画館前など外苑一体の銀杏並木などは全国の青年団などを動員した大事業であったらしい。私のおやじも動員されてきて銀杏を植えたといってた)で世界的評価があるというのに、この地域の評価ががらりとかわるという。まして、今明治公園の隣で外苑のスポーツ施設や自然と共存している都営霞ヶ丘団地の住民たちは高齢化していてとても他に移るということはできないと未だ反対の意見のままだ。あそこは古い建築基準法に基づいているので5階でもエレベーターがついていないが、5階の窓からざるで下にいる友人やボランティアにお金や買い物したものをやり取りするシーンがテレビでも紹介されていた。そんな古い街だ。
 ともかく、ラグビーW杯は花園でもいいのだし、森喜朗元総理らのメンツや安倍首相などのバブル的メンツ(あのロードバクレースヘルメットみたいな競技場デザインが建築費も維持費も何も考慮しない斬新なもので、それを自分が招致したから世界的公約と誤解している)などに振り回されないことだ。私も半分バカにするIOCすらあまりにも高額な建築等は望まないとはっきりと明言している。それは、今後オリンピック開催そのものができなくなるからだ。
 それにしても有識者委員会ただ一人の建築家安藤氏は世界的名声もさることながら政権にすり寄りすぎて、そこでの生き方で設計家としての矜持がなくなったのではないか、晩節を汚したとの評価もあるが、いまさら引っ込んでいるのは卑怯だ。正直になぜ、設計コンペであの設計を選んだ時の経過や自分としての意見はどうであったのか、など正直に述べるべきだ。

安保法案も「決めるときには決めてほしい」といっている安倍さんだが、あれだけ与党推薦憲法学者、元内閣法制局長官、自民党OBらが反対を唱えて
も、平気で目途としての審議時間80時間を超えたのだから、「審議は尽くした」と採決を求めるあの傲慢さは、何ものをも恐れないのだろうか。
ただ、オリンピックのためといって3000億円以上もかかるものを作ったって、他のことも含めたら2020年東京開催はやはり危ないとみていいのではなかろうか。福島第一原発の汚染水問題の拡大、メルトダウンした燃料棒等の行方操作を含む現状把握のロボットさへ未だ十分とは言えず、廃炉作業の
見通しのなさ、その間、原発関連企業が甘い汁を吸いたいだけ吸い取られていっているような気もする(一つひとつの工程が全部新たなロボット等の設計開発からしかできない)。一方で、福島を含めて完全に再起不能なくらいのダメージを原発が与えていないと思っている人たちは、可能なところから再稼働を着々と準備しているが、これも「今のうち」という発想かもしれない。きっと4~5年以内には、原発はとても人類が使える利器ではないことが残念ながら日本で証明されていくに違いないし、結果的には東京オリンピック開催もきっと返上・辞退、あるいは不能とされよう(ここは私の推測)。