戦友の死亡にともなう葬儀告別式がいっさい終わり荼毘に付された。約束をしていたわけではないが骨も拾った。後は仏事に伴なう日程がそれぞれやってくるのだろうが、生きているもの達はそろそろ日常のなすべき世界に戻らなければならないのだろう。
事務所に戻ったら娘さんから電話でクライアントから連絡があったので対応して欲しいとことだった。私の手違いで連絡が行ってなく死亡の事も伝わっていなくて、そもそもからお話しして了解をいただいた。彼が悔いが残らないようにしっかり仕事をするだけでなく、彼以上の内容を作ること、そして俺たちのノウハウを次の世代に引き継いでもらうようにすることが、私の仕事だ。この最後の事が重くのしかかる。わかっているがいろいろあって思うようにはならなかったことだ。かつて、しんみち通りの飲み屋でぼそぼそと話し合っても何回も行きつ戻りつという経過だった。これからは当面は本当に一人で考えて打開していかなければならない。で、やらなければならないこともいっぱいある。
なんとか、明日からは通常に戻らなければ。