戦友が死んだ・・・・・ | 昼は会計、夜は「お会計!」

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昨日朝一時に戦友が死んだ。私より3歳若いがガンとの闘いに遂に負けた。昨夜家に駆けつけた。救いは死に顔が普段とまったく変わらず少し歯を出して寝ているような姿だったこと。肺がんになったのに病院を抜け出してきてタバコを吸うから、いくらなんでもというと、いたずらを注意されたような顔して吸っていた。そのままだ。家族も枕もとに吸いかけを含めマイルドセブン二箱とライター2個置いてあった。今にも、何だきてくれたのと起きそうな顔をしていた。娘さんも同じことを感じていたと涙目だ。

私が現役で働いていた時からの付き合いで15年になる。私が早期退職制度で辞めてから10年近くはずーと一緒で二人で会社を立ち上げた。その時に彼の会社も新会社に移転して毎日男二人職場だった。初めの事務所は四谷の飲み屋街であるしんみち通りの中だった。飲み屋を次々と制覇して行きながら馴染みのお店もできた。技術屋だけど職人的な彼は真面目で融通が利かなくて、そこがお客さんにも受けて信頼もあつかった。そんな彼がスナックだカラオケを歌んだんになった時、曲が思い出せない時には決まって、10数歳若い奥さんに電話して、ほら、あの時歌った歌なんて言うんだっけ?と聞いてから嬉しそうに曲を入れてお店の女の子たちに呆れかえられていた。

彼と一緒に会社を立ち上げる少し前にある新興会社の営業マンにすっかりその気にされられて自ら営業をがんがんかけていた。ところが、その会社のシステム開発に途中まで協力して内実をよく知っていた私が、やめておけ、あそこのシステムは似非Windowsだからと説得して辞めさせた。そこまでのかなりの売り上げフィーは現金で貰えず、なんと銀行に連れて行かれて借金という形で現金を受け取るという酷い会社だった。その会社がいっとき風雲児のように会計システムのシェアーを拡げていた。
私はそのシステム的な欠陥などを文書にして、彼と私の戦いが始まった。その会社を暴き、潰そうと本気でできることを次々と手を打って行った。有料の企業情報でその会社がだんだん窮地に陥って行くのを必死で見つめていた。遂に破産に追い込まれた時に二人で痛飲した。

そんなことも含めて、本当に同僚とかともというより戦友という気がしていた。そんな彼が入退院を繰り返してたり、少し長い入院でも彼の会社の仕事をたすけていた。いつも電話やメールで連絡が取れていた。昨年暮れ頃から応答がおかしくなり始めたと思ったら一挙に病状が悪くなり、年越しはできたものの遂に亡くなった。

男所帯だけど、彼の片ずかない机に花を飾ってやった。無骨な彼には似合わないような気もするが人生の最後くらい華やかさで送られても照れながらきっと喜んてくれるのではないかという私の勝手な思い込み。
セレモニーはまだ数日あるがブログで彼にお別れの言葉を贈るのは、コンピュータ特にクラウドシステム(ASP業)をやっていた私たちならではと思うし、まだ彼は家族のもとで、クラウドには行っていないかもしれないが、間も無く天上で読んでくれよ!