昨日、27日、オスプレイの沖縄配備反対の東京集会が開かれ4000人(主宰者発表)が日比谷野外音楽堂に集まった。沖縄県の全41市町村長、議長、県議がすべて参加したという。そして、異例の「建白書」を持って安倍首相、各閣僚、各政党等要請行動と参加者はデモ行進をしたという(琉球新報電子号外、しんぶん赤旗)。
主要メディアがいっさい報道しなかったし、この間、オスプレイのことなど忘れたかのような状態になっているなかで、沖縄県では、党派を超えて「一枚岩となって(沖縄タイムス)運動をすすめている。度重なる米軍機による事故、米兵による暴行事件は外出禁止令の中でも続き、それでも政府は何ら有効な手立てを取ることすらできず、本土での報道もオスプレイ配備時以外は、すっかり報道しなくなっている中で東京での行動は大きな意味を持つものと思われる。琉球新報、沖縄タイムス、しんぶん赤旗だけが一面トップ、他紙はネットニュースでは記事にもなっていない。(実際の新聞はベタ記事くらいでているのかも)
こうした状況が、沖縄の人たちの中に、阿倍さんが総選挙の中で、「日本を取り戻す」と言ったが、「沖縄のことは忘れている」との印象を強く持つのも宜なるかなである。戦後、ずーと米軍基地を引き受けてきた沖縄の人たちが、「もう基地は入らない」と、ついには、地位協定や日米安保条約そのものまで議論せざるを得なくなっているから、党派を超えて「一枚岩」になることができたのだ。
映画「ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を~」の上映が始まった。2004年沖縄国際大学に米軍機が墜落した。その52年前に沖縄県石川市(現うるま市)の墜落し、宮森小学校の生徒ら18人が死亡した事故がおきた。その二つの事故を繋ぐものがたり。特に宮森小学校への墜落と大量の生徒の死亡は当時、大変大きな衝撃をあたえた。これをテーマに、長塚京三、須賀健太、納年玲奈、福田沙紀らと沖縄映画演劇人総出演でつくられた。今年1月封切りで、各地で上映が始まった。ぜひ、この映画を見て沖縄の痛みを感じてみましょう。
「ひわまり」制作実行委員会公式HP
http://www.ggvp.net/himawari/introduction.html