午後は新橋の小病院の部門別損益管理検討会へ。今回は諸事情で参加者は少なかったが、月次の職場報告(ここに決算コメントがかいてる)をほとんど揃った。事務長の話でもみんな一生懸命に書いている。先月、決算書のポイントがつかめてなかった人も今月要領よくかかれていたり、ともかく前にすすんでいる。その報告の中にも、業務の流れを変えることに着手したとか、残業を減らすための勤務シフトの変更をすることになったなど具体的な職場内の変化が読み取れることがうれしい。
さらに、健診部門を3つに分けて管理する案も出され、固定資産の棚卸についてもすんなり合意し(以前は提起すらできなかったという)、いっせいに取り組む事が確認できた。毎月、なんらかの部門別管理そのものも改善があり、精度がどんどんよくなっている。やはり、職責の理解が進めば進むほど知恵が出てくるし、経理担当者が気がつかない矛盾が出てきて、それが直ちにあらためていけるので、納得性が高い。だから部門別損益結果について素直に向き合っているような気がする。外来看護師主任も経営が身近になってきたといってた。先日の外来検討会も受けて、カウンターを看護と事務の両方でなく一本化し、職員がフレシキブルに動くこと、待合室のレイアウト変更などを年末にかけてやるんだとか。
こうした取り組みで経営改善の端緒は切り開かれているものの、膨大な累積債務と年度でもさらに大きな赤字が見込まれているため、どうしても「焼け石に水」の感はぬぐえない。職責達がその辺に気がつくのが先か、上から抜本対策が出るのが先か。私自身は法人的なコンサルは要請されていないし、この職責達がいとおしくも可哀想にも思えてならない。
夜はボスの事務所の望年会にお呼ばれしていたが、大幅遅刻で神楽坂・桃仙郷へ。ここは、神楽坂の中でも高級割烹の部類。部屋の中は、外部は私含めて二人で20人程度いるからこの事務所も発展したものだと実感。以前は5~6人での望年会をやっていたのに。会計士・税理士も増えて、来年には税務グループが別事務所へ移動する案も検討中とのこと。ボスは身体の具合もあって欠席だが、久し振りにみんなが集まり、お酒の話題に合わせて次々とその銘柄が出てくるし、賑やかな望年会だった。ただ終わったらあっといまにばらけて残ったのはいつもの3人。で、神楽小路の小さなおでん屋で二次会。
かくて、今年最初で最後の望年会の夜は更けて。