台風接近で 映画「天地明察」 撮り溜めビデオで | 昼は会計、夜は「お会計!」

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西の方から台風が接近というので急遽、午前中にと、新宿三丁目へ。
原作を読んで期待の映画「天地明察」を観た。
監督は『おくりびと』の滝田洋二郎監督。主演は安井算哲にはV6の岡田准一。妻に宮崎あおい。
安井算哲が幼少期に師事した山崎闇斎が、改暦作業に反対派の襲撃を受けて死亡するとか、原作・史実と異なる点があり、このことはエンディングロールのあとで断られている。その他、算哲の最初の妻も登場しないなど原作とは違う所は止むを得ないところ。

壮大な宇宙の動きとそれらの観測、計測などが綺麗な画面いっぱいに広がり
こんな時代劇もあっていいどころか、新鮮だった。冬至や夏至、日食などの予測が暦の精度を確認するということ自体、よく考えればわかるが普段そんな事は意識しなことはない。
しかも、数理計算だけではだめだから約2年近くかけての全国緯度調査を始め、日々の計測が科学的基礎を作っていく過程が現実味を与えて行く。それでも、いわば実証試験に5回まで、明察だったが、最後の6回目で崩れて一気に窮地に落ちて行く。それでも妻や算学の権威である関孝和の助言などで、もう一度やり直しを始め、中国での研究結果をそのまま受け入れてた事の矛盾に気が付く。そこからはネタバレになるので書かないが、当ブログで原作の紹介の時にも書いたが、天文学や暦学の事は分からないが、真面目で一途な青年が国家の重大事に関わって行ったドラマとしては大変面白い。ただ、算哲が岡田ではイケメン過ぎ。
昼過ぎに見終わって家に戻り撮り溜めのビデオをチェック。番組改編期特番の中で、結局安心してご紹介できるのは、橋田壽賀子ドラマ「渡鬼」スペシャル前後編2回。内容は省略するが、社会を反映させてしかもエンタテインメントとしても完成度が高いのは、石井ふく子プロデュース、橋田壽賀子脚本というコンビと安定した役者達というのが、今のテレビ業界の実態を表しているように思えてしょうがない。