会計サミット | 財務・経理の実務

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本日、青山学院大学で行われた「会計サミット」に参加してきました。
友人がたまたま発見して行くことになったのですが、とても充実した内容の
講演でした。

特別講演とパネルディスカッションの二部構成の会計サミットですが、今回で
10回目ということです。1年に1回の会計サミットなので、10年間続いて
いるのですね。

会場の青山学院は新しい校舎でとても綺麗。一階には学食があります。
その校舎6階のスペースで行われたのですが、ざっと600名弱だそうです。

結構な人数でしたが、それもそのはず。
特別講演は、オリックスのCEO宮内さんが登壇。

二部のパネルディスカッションでは、八田進二先生がコーディネーターとして
司会を担当し、5名のパネラーの話しを引きだす構成。
5名のパネラーは、公認会計士協会会長、監査役協会会長、内部監査協会会長、
東京証券取引所CEO、弁護士の国廣先生とそうそうたるメンバーでした。

内容は企業の不祥事についてがメイン。今回は大王製紙とオリンパス、特にオリンパス
の不正を中心に企業の在り方についての話しがたくさん聞けました。

それぞれの立場からの発言はいずれも腹に落ちる内容ばかりで、話もなめらかで上手
でした。

特にみなさんおっしゃっていた事は、経営の監督についてです。現在の日本の株式会社
は株主と経営者が分離していますが、業務執行をまかされた経営者を強い立場で監督する
人間がいないことが問題だということ。

株主から出資を受けた資金を元手に会社を経営しているにもかかわらず、お前のものは
俺のもの的な態度が経営者としてはまずいということです。そりゃそうです。

だからといって、株主の意見をはいはいと鵜呑みにすれば良いというわけでもない。
それは、株主はあくまで自分が投資した資金のリターンを求めているからです。

企業がなぜ企業として存在しているのかを考えると、個人が経営活動をするよりも
企業体として活動をした方が社会への経営活動の効果を大きく発揮できるからです。

なので、企業は株主の方向だけを見るのではなく、社会全体に価値があるものを提供
していく、これが会社経営には大切なことなのです。それにはやはり紳士的な態度が
求められます。横暴で傲慢な経営者、私利私欲のために暴走する経営者のものとでは
とても社会貢献なんてできませんから。

今回の会計サミットでは、経営者への言及とその経営者を監督するというコーポレートガバンス
体制の変革。コーポレートガバナンス体制としては、現在日本にも社外取締役や社外監査役
は存在しているが、それが業務執行取締役よりも確実に強い権限があるかというとそうではない。
そこが問題であるとパネラーの皆様はおっしゃっていました。

業務執行を任された取締役を監視し、時には強い発言ができるような社外取締役が必要だと
いうことです。

欧米では社外取締役や内部監査は上場の必須要件となっているようです。
このように法律で経営を固めて管理監督機能を強化しているのです。
日本では、上場している会社で社外取締役を任命しているのはおよそ半数の会社にとどまって
いるようです。特に本当に大手の会社ではあまり進んでいないのだとか。

もっとありますが、このような内容を3時間半にわたって講演を聞きました。

来年もぜひ参加したい会計サミットでした。