CG報告書を独立して作成する意味について | 財務・経理の実務

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昨日はコーポレートガバナンス報告書を作成していました。


有価証券報告書にも「コーポレートガバナンスの状況」という項目があり、今回提出した有価証券報告書は昨年からの大幅な開示内容の改正もあり、慎重に作成をしていきました。


でも、なぜ有価証券報告書とは別に「コーポレートガバナンス報告書」を提出する必要があるのでしょうか。


違いを整理すると、

  1.提出管轄組織の違い

  2.xbrl対応・非対応の有無

になるのかなと思います。


記載内容自体は概ね、有価証券報告書とCG報告書に相違はなく、内容の比較可能性や投資家へのより透明なIR活動の一環として行うものと捕らえています。


1.提出管轄組織の違い

有価証券報告書はEDINETを通じて金融庁に提出されるのに対して、CG報告書はTdnetを通じて証券取引所に提出されることになります。


管轄している組織が違うから、別々に提出が要請されてしまっているのでしょうか。


2.xbrl対応・非対応の有無

有価証券報告書は財務諸表部分のみがXBRL対応していますが、その他の箇所についてはHTMLでの記述に留まるのみになっています。

それに対して、CG報告書については、TDnet上の所定のフォームに入力をしますが、それがそのままXBRLデータとして保存され開示される仕組みのようです。


記載内容がほぼ同じため、できれば統一して欲しいものですが、これも縦割り組織の影響なのでしょうか。もっと、横の連携をして、より投資家に対して集約した濃い情報提供ができるようになると、良いですね。

投資家もそうですが、社内で作成する人間も毎年のように「報告書」の提出が要請され、その都度、書類間の整合性を確認しつつ作成するので、精神的に疲れますね。


そして、CG報告書は毎年がらっと変わるものでもありませんので、作成する際に、前年度の情報を復元して当年度のものを作成できれば、前年度のPDF又はwordデータからコピペをしないでも済むので、労力が少し減少します。これは、是非東証さんお願いします。