Everything MISIA
「Everything」(エヴリシング)は、2000年10月25日に発売されたMISIAの7枚目のシングル。シングルでは「忘れない日々」以来2度目となる本格的なバラード曲。金原千恵子によるストリングスなどが用いられている。フジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌となり大ヒット。シングルでは自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得。その後3週連続1位を獲得した後、返り咲きで通算4週1位を獲得した。出荷ベースでは200万枚を超えた。シングルでは自身唯一のミリオンセラーとなっている。また、オリコンの年間シングルチャートでは集計期間の関係上、2000年には年間14位、2001年に年間12位を記録している(当時の同チャートは前年12月~当該年11月までの集計であったため)。現在までのところ、2000年代の女性アーティストのシングルとしては最大の売上を記録しており、男性アーティストを含めても「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)、「世界にひとつだけの花」(SMAP)、「桜坂」(福山雅治)に次ぎ、4位である。また、20世紀中に達成された最後のミリオンセラー曲である。翌2001年にはDREAMS COME TRUEとのコラボレーションシングルを発売するも、単独名義では本作のリミックスシングルとなる『Everything JUNIOR+GOMI REMIX』のみの発売となった。オリジナルシングルは2002年の「果てなく続くストーリー」まで約1年3ヶ月空くこととなる(この間レコード会社を移籍している)。この年シングルは発売されなかったものの、タイトル曲が収録されたアルバム『MARVELOUS』もオリコン集計で約170万枚を売り上げるヒットとなった。2010年3月31日より、日清食品の『カップヌードル』のCMに起用され、映像には「Everything」のクリップのサビの部分がそのまま使用されたうえで、歌詞が変更されており、その歌詞をMISIA本人が録音し直した音源が使用され、口元を新しい歌詞に合う様にCG処理したものが放送されている。サビのフレーズである「You're everything」はMISIAが原曲を聴いた時からすでに口ずさんでいたという。 これまでの作風にあったホイッスルの多用や極端な高音が抑えられているため、カラオケでは女性の定番曲となった。
夏の王様 KinKi Kids
「夏の王様/もう君以外愛せない」(なつのおうさま/-きみいがいあい-)は、KinKi Kidsの10thシングル。2000年6月21日発売。シングルA面を収録したベスト・アルバム『KinKi Single Selection』の発売から約1ヵ月後に発売された、記念すべき10枚目のシングル。この曲以降、アルバムも含めた楽曲は、全てセルフプロデュースとなっている。また、マキシシングルとして発売された最初のシングルでもある(前作以前のシングルも後年マキシシングルとして再発売されている)。セールスが縮小し始めたKinKi Kidsだが、本作は3作連続の両A面シングル、更に2曲ともそれぞれが主演するテレビドラマの主題歌という大型タイアップが付いた。この作品のヒットにより、オリコン集計におけるデビューからの全てのシングルの総売上枚数がついに1000万枚を突破した。タイトルの「王様」は歌詞中の「Oh Summer」とも掛けられている。堂本剛主演のTBS系ドラマ『Summer Snow』主題歌。
STAY AWAY L'Arc~en~Ciel
『STAY AWAY』(ステイ アウェイ)は、L'Arc~en~Cielの20作目のシングル。2000年7月19日発売。前作から約半年振りとなるシングル。初回限定フィルムジャケット&スーパーピクチャーレーベル仕様。また、初回50万枚限定で、メンバーのフィギュアが付けられた。発売前には、携帯電話の着信メロディを自分で入力して作るのが一般的であった当時において、曲調のみを先行配信する形で「STAY AWAY」の着信メロディの入力番号を記載したチラシもCDショップなどで配られている。PVは、エキストラを含めた出演者全員が、CGによる映像で、全く同じダンスを息を合わせて踊る作品。ラルクのメンバーが踊るこのPVは当時話題となると共に、「SPACE SHOWER Music Video Awards 00」の「BEST VIDEO OF THE YEAR」と「BEST GROUP VIDEO」を受賞した。「BEST VIDEO OF THE YEAR」の受賞は、前年リリースした「Pieces」に続き、2年連続のこと。本作のCMは、「STAY AWAY」のレコーディング風景をピックアップしたドキュメントとなっている。CMは4種類作られ、それぞれ北海道・東北地方のみ、北陸・東海地方のみ、中国・四国地方のみ、九州・沖縄地方のみ、といったように地域を限定し、更に時期をずらして放映された。ちなみに、関東地方と近畿地方では一切放送される事は無かった。本作のCDをパソコンにセットすると、発売から1週間毎に内容を変え、4週間に渡ってこれらのCMを見ることが出来た。また、前述のフィギュアを宣伝する内容や、メンバーがダンスを踊ることをアピールする内容のCMも放映され、これらは全て2001年に発売されたPV集『CHRONICLE 2』に収録されている。資生堂「ピエヌ」CMソング。 ライブでは、演奏前のtetsuyaのベースソロや、バナナでベースを弾き、客席に投げるといった演出が定番になっている。ライブで盛り上がる曲のひとつ。また、未音源化だが、ライブツアー「AWAKE TOUR 2005」では、hydeとtetsuyaがヴォーカルとコーラスのパートを交代し、更には2番目以降、kenがtetsuyaとヴォーカルパートを交代し、kenとtetsuyaがヴォーカルをとったこともある(その際のパート担当は、hydeがコーラス、kenがギター、tetsuyaがヴォーカル兼ベース、yukihiroがドラム、2番目以降のパート担当は、hydeがコーラス、kenがギター兼ヴォーカル、tetsuyaがベース兼コーラス、yukihiroがドラムといったもの)。
ミュージック・アワー ポルノグラフィティ
「ミュージック・アワー」は、ポルノグラフィティの3作目のシングル。2000年7月12日リリース。大塚製薬の清涼飲料水「ポカリスエット」CMソングに起用された。当初、「ポカリスエット」のCMテーマには、次のシングル「サウダージ」が採用される予定であったが、CMをオンエアする時期だった初夏のイメージに合わないという理由で、急遽自身のラジオ番組『限界ポルノラジオ』(bay-fm)で実際にあった話にヒントを得て作成された(同曲には特別バージョンの音源が存在する)。なお、「サウダージ」の発売後は『ポカリスエット ミュージックリーグ2000』のライブ映像を用いた30秒CMに変更されている。この年に行われた第20回全国高等学校クイズ選手権の第1回戦の始めと最後(敗者発表後)に使用された。メンバーは、このシングルでようやく「ポルノグラフィティ=アポロ」のイメージを払拭できたと語っている。発売当時はソニー・ミュージックエンタテインメント(SME Recordsレーベル)より発売。その後、発売権はソニー・ミュージックレコーズを経て、エスエムイーレコーズ(SME Records)へ移行している。ラジオ放送におけるパーソナリティーとリスナーによる投稿をテーマとした、実話に基づいた作品である(「#概要」の項も参照)。 冒頭のDJの声はこのシングルバージョン、後述するバージョンの他に全国のラジオ局の名や愛称をコールするものやオールナイトニッポン、コンビニラジオ相本商店いらっしゃいませ~など個別番組の名前をコールするものがその局(番組)専用の非売品として納入されるなどしてパターンが異なり、164バージョン存在する。 アレンジのバリエーションは多く、2004年末のライブにて阿波踊りのような振り付けや言葉、合いの手を含んだ165ver.の存在が判明し、その後、年々、種類が増加していることが当バンドのギター新藤晴一(当時の名義は「ハルイチ」)によって明かされた。さらに、2007年には『横浜ロマンスポルノ'06』で披露したものを「あれはハネウマ・バージョン?」と発言していた。なお、メンバーですら正確な数はわかっていないが、おそらく200種類以上あると語ったことがある。また、新藤は「年々種類が増えてるのはこの曲に限ったことではないけどね」と自身ラジオ『カフェイン11』などで語っていた。 2ndアルバム『foo?』に収録されている「ミュージック・アワー Ver.164」では、冒頭に「JOPG-FM」のジングルが入る。これは日本のコールサインにポルノグラフィティの略称「PG」を入れたものであるが、JOPG-FMはNHK釧路放送局のFM放送コールサインとして実在する。 ライブツアーでは起爆剤のひとつであり、振付がついた2005年以降は終盤に演奏されている、ライブ定番曲。 「ミュージック・サワー」というミュージック・アワーよりもう一つテンポを速めたバージョンが存在し、2005年に一度だけライブで歌われた。 このほか、企画として制作はされたものの、公に歌われたことはないバージョンもいくつか存在するとされる。 なお、「ミュージック・アワー」は番組名で、キーステーションは「love up!」(自身のファンクラブ名)となっている。
あなたのキスを数えましょう ~You were mine~ 小柳ゆき
「あなたのキスを数えましょう ~You were mine~」(あなたのきすをかぞえましょう ~ユー・ワー・マイン~)は、小柳ゆきのデビューシングル。1999年9月15日発売。小柳ゆきのデビューシングルにして代表曲の一つで、失恋を思い出し惜しむ様子を歌ったバラードである。アニメ映画の主題歌のタイアップで発売されたが、後にkissmarkのCMソングに起用されるなどで注目を集め、徐々に歌番組に出演して披露されるようになった。その結果、発売されてから1年以上の間売れ続け、累計70万枚(オリコン)を超えるロングヒットとなった。アニメ映画『アレクサンダー戦記』主題歌、NTV系『ヤミツキ』エンディング・テーマ、kissmark 1999-2000年 CMソング。
夏祭り Whiteberry
「夏祭り」(なつまつり)は、Whiteberryの3枚目のシングル。2000年8月9日発売。毎日放送制作TBS系ドラマ30「ふしぎな話」主題歌。オリコン最高3位を記録したWhiteberry最大ヒット曲であり「第51回NHK紅白歌合戦」出場の際にも歌われた。累計売上ではオリジナルを大きく上回っている。音楽ゲーム「太鼓の達人」では、アーケード版では第2作以降すべての作品に登場する人気曲。
ZOO ~愛をください~ 蓮井朱夏
『ZOO ~愛をください~』(ズー あいをください)は、菅野美穂がドラマ出演時に用いた役名「蓮井朱夏」名義でリリースしたシングル。2000年9月7日発売。この曲は、菅野美穂主演のフジテレビ系ドラマ「愛をください」で演じた遠野李理香(芸名:蓮井朱夏)がドラマ内で披露した曲を実際に発売したもの。いわゆる企画作品(バーチャルアーティスト作品とも呼ばれる)の類。最初に川村かおりが1988年に、次にドラマの原作者でもあり楽曲の作者でもある辻仁成が所属していたバンド、ECHOESが1989年に発表したものをカヴァーしたものである。辻はバッキングヴォーカルでも参加している。ECHOESの「ZOO」は2000年7月に、川村の「ZOO」は同年8月に再発売されている。 この曲のPVは、ドラマの映像も使われているため、映像右上には「映像提供:フジテレビ」と表示されていた。この曲をテレビで披露したのはドラマを放送していたフジテレビ系列の「HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP」のみであった。 菅野のシングル作品は1996年に発売した「あの娘じゃない」以来およそ4年振りで、このシングル発売に関して発売元を菅野美穂名義の作品で発売していたビクターエンタテインメントではなくPassàggio Discs(ソニーミュージックエンタテインメント内のレーベル)からリリースしている。オリコンシングルチャートでは2週目で最高位3位、売上も50万枚を記録しヒット作となった。ECHOES盤にも迫るヒットで、どちらも50万枚以上売り上げている。菅野のシングル作品としては1995年の「恋をしよう!」(34位、同チャート調べ)の記録を大幅に更新し、最大のヒットとなった。
ボーイフレンド aiko
「ボーイフレンド」は、aikoのメジャー通算6枚目のシングル。 2000年9月20日に発売。前作「桜の時」から約7ヶ月ぶりに発売されたシングル。オリコン週間チャートは2位となったが同デイリーチャートでは1位を3度獲得しており、同チャート1位獲得は初となった。発売12週目で累計売上が50万枚を突破し、aikoのシングルでは最大のセールスを記録した。この曲で2000年の第51回NHK紅白歌合戦に初出場したが、歌詞に「テトラポット」という既存の商標(一般的にいう消波ブロックの製品名)に似た一節が出てくることで問題となった。しかし既存の商標は「テトラポッド」であり、テトラポットはこれとは全く別の言葉であると判断されたため、結局歌詞を変えずに歌うことになった。 また、この曲で一気に知名度が上がったテトラポッドの商標権者である不動テトラは、aikoに御礼として記念品を贈呈した。 発売当時はノンタイアップであったが、「ブリヂストン・アルベルト」のCMでこの曲が使用されたことがある。
あ~よかった 花*花
『あ~よかった』は、花*花のメジャーデビューシングル。1999年6月4日(インディーズ)
2000年7月26日(再発:メジャーデビューシングル)発売。原曲はインディーズのエイジップミュージックにて発売されたものがあり、1999年にFM802 OSAKAN HOT 100で最高2位、オリコン91位を記録している。2000年7月26日に再び『あ~よかった(setagaya-mix)』として発売、メジャーデビューを果たした。なお、この曲は読売テレビのバラエティ番組『ダウンタウンDX』のテーマ曲として流れていた(2000年7・8・9月期)。また、オリコン週間シングルチャートでは最高で5位となり、ロングセールスを記録。この曲が大ヒットしたことにより、この年の『第33回全日本有線放送大賞』では新人賞を受賞(花*花として)、さらにこの曲で紅白歌合戦に初出場まで果たした。C/W曲『ずっと一緒に』は毎日放送テレビ『ちちんぷいぷい』エンディングテーマ。こじまはオープニングテーマ「ぷいぷい行進曲」、CM前ジングルの作曲も手掛けている。
LOVE 2000 hitomi
LOVE 2000(ラブ にせん)は、2000年6月28日に発売されたhitomiの17枚目のシングル。『劇空間プロ野球2000』(日本テレビ)6・7月度イメージソング。2012年現在、自身最大のロングヒット作品。2000年に開催されたシドニー五輪女子マラソンで優勝した元マラソン選手の高橋尚子は、五輪の練習中・レース前にこの曲を聴きながらテンションを上げていたという。これによりメディアなどでもとりあげられ、再注目を浴びており、それ以降陸上競技関連のニュースが取り上げられる時はこの曲が流れてくる事もある。
ナンダカンダ 藤井隆
「ナンダカンダ」は藤井隆のデビューシングル。2000年3月8日発売。浅倉大介プロデュースによる初のシングル。自己最高の約29万枚のセールスを記録。この曲で第51回NHK紅白歌合戦に出場したほか、同年の日本有線放送大賞新人賞を受賞している。