S.H.モンスターアーツ ガメラ1996 仙台決戦ver | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ガメラのアーツは久しぶり。ちょっと値も張っちゃいましたが、『ガメラ2 レギオン襲来』のガメラが、ようやっと手に入りました。

『ガメラ2 レギオン襲来』は本当に名作中の名作。大好きな作品です。リバイバル上映された時には、本当に嬉しかった。

そこに登場するガメラも、最高にカッコいい!!!

 

裏面。

ガメラのアーツは、付属品が豊富。何な本体よりもボリュームがある。

しかし、今回のガメラ1996は、とにかく本体の造形が素晴らしい。

 

じゃじゃん。

『大怪獣空中決戦』時よりもエッジが立ったデザイン。

頭部が奇麗な三角形を描いている。平成ガメラの中では、このバージョンが一番好きですね。

 

横から。

どっしりとした四肢と、控えめながら怪獣らしさ全開の頭部。

いやあ、これは見惚れるなあ。

 

僕が引いた個体は、左右で目が向いている方向が違う。

こちら側が上目遣い加減で、最高にカッコいいんですよ。

なので、こっちのアングルからが多くなってると思います。

 

背中。

ここは、ソフビでも変わらない安定安心のクオリティ。

左右からエルボークローが覗いているのが良いですね。

頭部。凛々しい。カッコいい!

首の長さもちょうど良い。目の周りの彫りが深いので、陰影が絶妙。

 

真横から。

この顔、良いよねえ。

金子修介監督と樋口真嗣監督による、最高のデザイン。

昭和のガメラから派生したものではあるけれど、この平成版が最高到達点なのは論を俟たないと思う。

 

口は凄いところまで開閉します。

舌もべろべろできます。

ここまでがばっと開いてくれるのは、ゴジラでもあまりないので嬉しいです。

 

さて、可動ですが下半身の可動がちょっと硬い。

代わりに上半身はそこそこ動き、特に首回りは可動域が広い。

口もがっつり開くから、咆哮はすごく絵になる。

 

腕も取れないように気を付ける必要はありますが、けっこうなところまで動きます。

ガメラはゴジラと違い、腕が大きいのでそれが雰囲気や印象を変えますよね。

 

飛行形態から地面をずずずずと滑る様子。

ガメラはその形状やギミックの関係で、ゴジラみたいに腹部で角度を変えることができない。

そこがネックと言えばネックかな。

 

 

顔の造形が際立って良いので、口の開き具合、首の傾き具合だけでも印象ががかりと変わる。

その目に消えぬ闘志を宿している。塗分けがすっごく丁寧。

 

首が色々な方向に向き、見上げることも可能。

闘いの際でも、しっかり相手の方を見れるのが素敵。

ソフビとかだと、がっちり組んだ瞬間、明後日の方向向く奴とかいますからね。

 

 

腕を前に出した、ガメラなりのファイティングポーズ。

『レギオン襲来』でのガメラの戦闘はダイナミックで、全部のシーンに魅せられました。

とにかく何かを“守って”戦う姿に、グッと来るものを感じましたね。

 

首の傾きによっては瞳を隠すことができ、

トラウマガメラみたいな目つきにすることもできる。

これはこれで……超カッコいいな。

 

躍動感あるガメラ。

お気に入りの一枚。

 

 

前かがみにしてみた。

首引っ込めそうですね。

足がもう少し前傾に対応してくれる可動だと、なお良かったかもしれません。

 

エルボークローを活かした構え。

ちょっと座頭市風に。

中々使うのは難しい武器だし、フィギュアだとなおのことポージングに生かすのは難しいけど、体表を突き破って出てきたような彩色含めて、カッコいい造形です。

 

険のある表情。

アーツをいじるようになってから気付いたんですけど、僕はこの顎をぐっと引いて、俯き加減に大口を開けているポーズが大好きなようです。このポーズを最大限生かすための必須事項が上目遣い。その意味で、このガメラ1996は百点満点ですね。

 

甲羅の一番上は取り外しができる、ってか、ぽろぽろ取れる。

交換が可能で、ダメージ版に差し替え。

右側がごっそりえぐられ、緑色の血がこびりついている。

 

ガメラ2はやっぱりカッコいいなあ。大好きです。

昔は、最強感と怖さの漂うガメラ3版の方が好きだったんですが、今はカッコよさと凛々しさと、使命を背負った表情がうかがえるこのガメラ2が最推しです。

 

 

仙台決戦版と、京都決戦版。

似ているようで違う。

どちらがよりブラッシュアップしたわけではなく、それぞれが作品テーマに基づいて昇華したデザイン、そして造形。

 

 

頭部もかなり異なっている。

ガメラ3のグロテスクさが入り時混じったディテールも素晴らしいですが、そこまで深い彫りではなくとも、ヒーロー的なカッコよさを多分に残すガメラ2も最高ですよね。

『大怪獣空中決戦』では、着ぐるみらしさが少々残っていました。それが次作で、ここまで生物感のある造形と演出になるって、凄いですよね。

 

ガメラ同士での衝突。夢の戦い。

バニシング・フィストとウルティメイト・プラズマはどっちの方が強いのだろうか。

 

 

プラズマ火球のエフェクト。

いつになく豪快なエフェクトで嬉しい。

下の、炎が燃え走っているようなエフェクトは、飛行形態の支え場にもなる。

 

 

ぶおっ!! と吐き出しているような仕様がとても楽しい。

ガメラのシックな色彩と好対照。炎の色がとっても鮮やか。

 

街中に置いてみた。

平成ガメラシリーズの真骨頂は、実景と見分けがつかないミニチュアワークにあり。

これは平成3作通じて、本当に、ゾッとするほど臨場感のある「画」が楽しめます。

 

そこに火球をぶおっ!!

平成ガメラのフィギュアは、ムビモンでもそうでしたが、ガメラ2のが一番カッコいいと思う。

 

 

下に向けて、ぶおぶおぶおと吐き出している感じがカッコいいよね。

 

飛行形態にチェンジ。

これはガメラ3よりも少ないパーツでチェンジできる。

このポージングのムビモンも、ぜひ出してください。躍動シリーズで。

 

 

腕は軽く上下に動くので、

ぐっと上体を起こしたようなポージングにできる。

 

 

あるいは旋回。

ほんの少し角度を変えるだけでも、印象が変わって楽しい。

この旋回する画のカッコよさは、上下に動く分これが随一だと思う。

 

飛びながら火球をぶおっ。

 

いやあ、この状態でも飾っておきたい……。

首がしっかり動くので、飛ぶ決め画に長けていると思います。

 

もう一つ、これは凄いと思ったギミック。

甲羅を破損し、傷つくガメラ。

絶体絶命のその時――。

 

お腹が徐々に開いていき、

 

 

がばっと開いて、

 

ウルティメイト・プラズマ!!

これを、差し替えパーツなしでやるって、本当にビックリ。

ちまちまと一つ一つを動かし、最後に3方向を開きます。

リボルテックでは、その大きさもあって、完全に差し替えパーツでしたね。それを、まさか可動にするとは……。

 

ただし、そうとうパーツがぽろぽろ取れます(笑)

説明書には、取れてしまった時は下半身を外すと入れ直しやすいですよーとあった。元から外れる仕様かい! と。

 

全開状態にするのはけっこうコツがいるのですが、各部がゴゴゴゴとスライドしている感が出ているのが最高で、ついやりたくなる。元の姿に戻すの、中々難しいんですけどね。

 

 

やっぱりアーツは楽しい。特に怪獣のアーツは、一つ一つに個性があって良いですよね。

このガメラ1996最大の楽しさは、やっぱり表情!! 永遠に消えない闘志を宿した目を、どう活かすかを考えながらポージングを決める。最高に楽しかったです。彩色も本当に美しく、爪や牙の付け根まで抜かりなく塗られている。

 

この素体で、トラウマガメラも出てくれないかなあ。実際、トラウマガメラはこのガメラ2の着ぐるみを改造したものなんですよね。撮っている間に気づきましたが、首の角度によっては瞳が消え、白眼に見える。その時のカッコよさたるや……。ぜひ並べて飾りたい。プレバン限定でも良いので、ぜひお願いします!