これは、だいぶ初期に塗った奴ですね。
ウルトラマンタロウに登場した、宇宙大怪獣アストロモンスを塗り直したものです。
元のソフビはこれ。
子どもの頃に買ってもらったソフビで、それなりに気にってたんですが、さすがにこの黄色は……カレーみたい。
ということで、塗り直すことにしました。
じゃじゃん。
塗ってすぐに息子にあげてしまったので、けっこう剥げが目立っていますね。
遊んでもらってナンボだから、嬉しいんですけどね。けっこう気に入ってもらっていたし。
息子たちがウルトラ怪獣で遊ばなくなったので、勿体ないと思い、部屋に引き取ることにしました。
また再び再燃してくれたら嬉しいんですけどね。それまでは僕の部屋で保管です。
前から。
横から。
尻尾の角度的に、ちょっと前に傾いてしまうのは元からですね。
硬質ソフビなので、全体的に硬いです。
サフを振った後、まず黒で塗り、その上から岩石色のグレーを縫って行った。
ゴツゴツした岩の重なり合いみたいな、その狭間に黒を残して、表面のディテールが引き立つようにしてみました。
元の色の使い方が面白いですよね。赤のインパクトが素晴らしい。
背中。
棘は一律赤で塗りました。
顔のアップ。
けっこう頑張って塗分けした。よく見ると二重。
ちょっと、ムラはありますが、歯の筋など頑張れるところは頑張りました。
中々端正な顔をしている。
タロウの怪獣の中でも、ムカデンダーと並んで好きですね。
タロウに登場した怪獣は、怪獣よりも強い超獣よりも強い大怪獣という設定ですが、その貫禄があったのはタイラントと、このアストロモンス、ムルロアくらいだった気がします。
お腹のチグリスフラワー。
この巨大な花が、オイルドリンカーを呑み込んでしまった。
ベムムスターの吸収孔を、より派手にした感じですかね。
可動は腕だけ。
しかもチグリスフラワーが干渉するため、前に伸ばすことは不可能です。
さらに硬質ソフビなので、かったいかったい。
雰囲気勝負のソフビですね。
街中に置いてみる。
そこそこ体高はあるので、Zゲージの中では映えますね。
ウルトラマンタロウとの比較。
ソフビの方が少々大きくなるアーツとの組み合わせが良いと思います。
ウルトラマンタロウ対アストロモンス。
タロウにとっては記念すべき最初の戦い!
劇中でもあった、連続パンチ。
このシーンで花がぶよぶよ揺れるのが、けっこう不気味でした。
スワローキック!
巨大なチグリスフラワーで何でも吸収してしまう。
強そうですよね。難攻不落感がある。
これが第一話の敵って、贅沢ですよね。事実、第一話「ウルトラの母は太陽のように」は、ものすごい密度のドラマと見せ場が凝縮されている、凄い一話です。
振り上げる腕を牽制するタロウ。
花の毒々しさが出ていたら嬉しいですね。
ストリウム光線――!!
塗ったのはだいぶ前なんですが、この前に作ったムルチやゲロンガに並んで、お気に入りの一体です。
これは変に改造までせず、リペイントだけで済ませたのが良かったかもしれない。
公式カラーでは、黄色版の後に割かし忠実なバージョンも販売されたようですが、自己満足でも自分で塗ったこいつに愛着があります。塗っている間も、塗終わってからも楽しい塗るトラ怪獣。そろそろ、何か改造なりリペイントなりしようかなあ。古いソフビで遊ぶって、こういう遊び方もできるのが、凄く大きな魅力になっていると思います。