ムービーモンスターシリーズ メガロ(2023) | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ゴジラストア限定。

2023年のゴジラフェスで公開され、2024年には「ジェムニバス」の一本として劇場にもかかった『ゴジラvsメガロ』より、令和の時代にリニューアルされた、メガロです。

ぐにぐにとした凄まじいディテール。

昭和のメガロも、造詣だけは良かったけれど、これはその遥か上を行きますね……。


本編も公式が公開してくれています。


面白いですよ!!

これで長編やってくれいって思う。



正面から。

怪獣というより、魔王みたいな感じ。

足が長いからかな。スタイル良いです。

そして凄まじき強者感。これはカッコいい。


斜めにすると、昭和メガロの面影も少し覗く。

これの一つ前のガイガンレクスがね、ちょっとのっぺりしすぎで、あまりハマらなかったんです。ガイガンは、初登場のあの造形で決定版!! と思っているところもあるので。


それに比べるとメガロは、本家の面影を残しながらも大胆なアレンジが成功していて、個人的にはめっちゃカッコよくなってると思います。

巨大なマントを付けているようなデザインが最高ですね。

頭部はかなり小さめになっている。本編ではフルCGで作られていました。CGならではの、エッジが効きまくった姿。その異形感に魅せられます。


背中。

4000円もするんでね。

塗り分けは非常に見事ですね。ぶよっとした肉厚の翅が重なり合っている感じというか何というか……気持ち悪ささえ感じてしまう。



ここに入るオレンジがまぁ鮮やかなこと。

狭間から伸びる尻尾の刺々しさ。そして禍々しさ。

これ、今の着ぐるみ技術で作ってくれないかなぁ。グリーティング用に。



メガロ特有のドリル手が、より凶器じみた造形となっている。

どこを眺めてもディテールが緻密。

色の塗り分けも本当に綺麗です。



ちょっと見落としてしまいそうな、裏側なんかも、

色はないけどちゃんと作られている。



アオリにするとラスボス感がヤバい。

再現度の高さと肌理細かさは、完璧なんじゃないかしら。


頭部。小さめだからって曖昧にせず、こちらもエッジが立っています。

甲殻の重なり合い。防御力高そうでいて、ローブあるいはマントの襟に首をすっぽり沈めているようでもあって、この新生メガロの造形の面白さを引き立てます。



大きな目は、ちょっと仮面ライダーっぽくもある。

悪の仮面ライダーで、こんなのいそうじゃない?
仮面ライダーメガロ!!
うん。違和感ない。



横から見ると、角の湾曲がいい仕事していることに気づく。

しっかし、このディテールの重なり具合は本当にヤバい。

原型師の人、大変だったろうなぁ。あるいは楽しかったかな。



さて、この超絶造形に対し、

可動はほぼありません。

腕もちょっと角度が変わるだけだし、足も前傾になれる程度。

造形にステマ全振りしたアイテムだと思えば納得です。



なので、素立以外のカッコイイ写真はなかなか難しい。

跳ねるメガロ。

昭和版ではこんな感じでぴょんぴょん跳ねて移動しておりました。


あとは、ライティングによって雰囲気を出す、とか。

これはなかなか良い!

海底王国シートピアをイメージしております。




前のメガロとの比較。

どちらにも独自の良さがありますよね。

昭和版メガロの愛嬌がある感じも、

令和版メガロのバッキバキにエッジが立ってる感じも、どっちも好きです。


しかし周年記念とはいえ、あの珍作中の珍作、『ゴジラ対メガロ』がここまでフィーチャーされるとは。



怪獣のリニューアルというところで、今回のメガロを見て一番最初にイメーしたのがコイツです。

EXファイヤーゼットン。

元の怪獣よりガタイが良くなるというところで共通点を見出していたのですが、メガロは四肢については本元よりもスタイルが良くなっているんですね。


繰り広げられる死闘。

EXファイヤーゼットンの猛攻を全て受け、跳ね返し、その喉元に鋭いドリル先を突きつける。



こちらは怪獣王との戦い。

ほんちゃんの方のゴジラは持ってないので、ライド版ゴジラで代用しました。

お互いにボリュームがあるので、凄く良い!!



アーツに戻って、昔のゴジラと戦ってみた。

突進してくるメガロ、その角を受け止めます。



あんま動かないメガロさんですが、

足は動くので、倒した敵を踏みつけるポーズは取れる。

そして、それが結構様になる。



怪獣同士ではなく、対ウルトラマンとではどうでしょう。

時空を超えて、ウルトラマンゼロが挑む!



違和感がないですね。

ウルティメイトシャイニングもかなり刺々してるので、メガロとの相性が良いのかも知れない。



もうひとつ、超絶ディテール怪獣のオンパレードだったブレーザー。

ファードランアーマーを纏い、拳を打ち付ける。

アーツだとちょうど良い体高差で、メガロの難攻不落感が引き立ちます。



ニッチではありますが、買って損はなし。

突出したデザイン、完璧な彩色。その佇まいだけて惚れます。

たぶん、この機を逃したらもう世に出てこない怪獣でしょうね。特に今年にはメカゴジラが控えているわけで、話題は完全にそっちに持っていかれそう。このメガロのソフビ、値段は高いですが、カッコ良さと手に持った時のずっしり感は折り紙付き。良い意味で従来のゴジラ映画の怪獣とは異なる存在感なので、ゴジラ以外の色んなヒーローや怪獣との親和性が高いのも遊びの幅が広がりますね。ベタ褒めしていますが、本当に良いものが登場しました。メガロ最高!