東宝怪獣コレクション ゴジラ1962 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

『キングコング対ゴジラ』のゴジラ、東宝怪獣コレクションにて登場。

 

 

 

2刊で完成。

モスラのでっかい翅とクモンガの胴体を1刊として、キンゴジだけで1刊と考えれば腹も立たない……かしら。100刊全部で完成する怪獣の総数が分からないと、お買い得かどうかわからんですな。

 

 

といういつもの愚痴は置いといて、今回はキンゴジのでっぷり感が凄く良く出ています。

これよ! この、幅広い上半身が下半身に埋もれつつある感じ!

この肉感、まさにキンゴジ。

 

 

横から。

やや長めの首。

猫背気味の姿勢と扇形に広がる背鰭。

うねる尻尾。

プロポーションの再現度、完璧じゃないですか。

格闘重視のためか、肩部分がやたらと出張っているのも、本当にキンゴジらしい。劇中では腕がよく動いてましたね。ばたばたさせてましたもんね。

 

左右で若干四肢の角度が違い、従ってけっこう印象が変わります。

この絶妙な左右非対称さが、スケールフィギュアの醍醐味でもありますね。

 

背中。

どっしりとした下半身に目が行きます。54年版のゴジラと比べてみても、全然違う。

 

 

 

背鰭は先端が砂のような色に塗られている。

背鰭側面のイボイボなど、細かいところまで再現。

体表も非常に細かく、また美しい流れを描いています。

 

 

ぐいっと持ち上がった尻尾。

この頃は尻尾も元気でしたね。

シリーズを重ねて人気がなくなっていくにつれ、ぐったりと地面を引き摺るのが悲しくてね。小さな背びれは尻尾の先端まで塗られています。

 

真正面から撮ると、本当に奇麗な三角形。

横から見るとそれなりに面長に見える頭部も、正面からだとかなり小さい。

二っと歯茎を突き出して笑っているような表情。ガマガエルのようで愛嬌があります。

 

 

それが角度を変えると、こんなに凛々しくなるから不思議!!!

キンゴジは横顔美人です。もっというと、これくらい斜めからのアングルでは相当な美人顔の怪獣です。

歴代ゴジラの中でも特に、粘土を捏ね固めたようなデザインとディテールで、手作り感も魅力の一つなのかもしれません。

 

 

上から見ると、中々の太眉。

扁平、という表現がぴったりな顔の輪郭。

上から下にぎゅっと圧し潰したみたい。頭頂の三本ラインも、やや歪んでおります。

 

反対側の顔は、ぎょろ目が目立つ。

目が眉よりも主張してしまうと、ちょっと変な感じに見えるのかも。

角度によってここまで印象が変わるのは、キンゴジくらいじゃないでしょうか。

 

ややアオリ気味に。

この角度も良いなあ。

僕はゴジラの「進撃感」が好きなんですが、このキンゴジはアオリにすると、部分部分のディテールが際立って、たいへんよろしく見えます。

 

俯瞰にすると、こんな感じかな。

俯瞰では首のぬうっと感が出て、これはこれで好きですねえ。

腕の構えなんかもあって、強さが出ています。アオリだとずんぐり感、俯瞰だとファイター感が出る。

 

 

またまたお気に入りが増えちまったぜ。

以前にも書いた気がしますが、東宝怪獣コレクションは、大きい奴よりも、このキンゴジくらいのサイズの方が光る気がする。もちろんシンゴジとか、とっても嬉しかったですが、1刊2刊で完成する、ゴジラやアンギラスなどの方が、個人的にはビビッと来たりする。特にこのキンゴジは小さいながら、キンゴジが持ちうる魅力や、眺めて楽しい部分がふんだんに詰まっております。手に取って、細部を眺めて、角度を変えて見て、色んな楽しみができるフィギュアですね。