2008年の『大決戦 超ウルトラ8巨兄弟』に登場するキングパンドンのソフビ。
リサイクルショップでレスキューしたので、口元など少々剥げがあります。
ウルトラセブンに初登場したパンドンは、ヒレカツみたいな幅広い頭部の左右に嘴が付いている奇異なデザイン。元々は、このキングパンドンのように双頭ということで二つの独立した首でデザインされていたようですね。平成ウルトラセブンに登場したネオパンドンで、この独立頭部タイプになり、このキングパンドンでは、火炎を吐くという特性からか、体表ディテールが、火炎のような感じに仕上がっています。
その後、ウルトラマンギンガまでキングパンドンが活躍しました。ウルトラマンサーガのテレビ特番では、改造版も出ましたね。
正面から。
パンドンは実は、鳥モチーフの怪獣なんですね。ウルトラシリーズに登場する鳥モチーフ怪獣には強敵が多い、の例にもれず、このパンドンも中々の攻撃力を誇ります。
胸部から頭部にかけての火炎のような棘が、見事ですね。
横。
少々前傾になっていたり、脚が現在定番となっている獣脚類恐竜と似たカーブを描いていたりと、初代パンドンからの変更点が色々とありますね。超ウルトラ8兄弟に登場する怪獣の中では、デザイン変更の経緯が面白い一体です。
ソフビの見どころとしては、やっぱり腹部から上の細かい作りこみですね。
色彩が多彩というわけではありませんが、同じ赤でも場所によって少し違っている。現行のシリーズではない拘りがあって、好感を持てます。「昔は良かった」と言いたいわけじゃありませんが、やっぱり旧規格のソフビはね、塗も良かった。
後。
地割れのような体表から、ごわごわごわごわ! と生え並んでいるような棘。いや細かい。
集合体恐怖症ってわけじゃありませんが、苦手な人は苦手かもね。
上半身。
首が長く、巨大感があります。
セブン由来の宇宙怪獣は、どっしり重量級という感じよりも、エレキングやパンドンみたいに華奢なんだけど背が高いイメージが強いですね。リッガーとか恐竜戦車とかはいますけどね。
顔のアップ。
燃える鳥頭。両方とも可動するので、嘴を左右に向けると、ちょっと初代パンドンっぽくなります。
ゆるやかなカーブを描く首元など、直線的でないのが良いですね。
可動は四肢と尻尾、そして双頭。
これくらい動いてくれると、やっぱり楽しい。
歩くパンドン。
尻尾により、大体のポーズは支えられます。
二本爪を閃かせるパンドン。
オリジナルの初代パンドンに比べて、より強化型・攻撃特化な感じがしますね。カッコいいです。
首に自由度があるのも楽しい。
足の構造もあってか、非常に俊敏に動き回りそうです。
突撃するパンドン。
険のある眼差しが素敵。
初代パンドンと。
同じ怪獣なようでいて、まるで違う。
面白い関係性です。
ジオからの中に入れてみた。
よりにもよってコンビナートに現れる双頭怪獣。
街を破壊しながら進むキングパンドン。
背が高いと、街中でも映えますねぇ。
セブンのラストバトルをイメージして、
満身創痍のセブンに、パンドンが挑む。
しかもこいつは、より強化されたキングパンドン!
アイスラッガーを片手で受け止める。
戸惑うセブンの背後に爆炎。
ここでヒーロー交代!
映画で対決したメビウスが挑む!
理想的な体高差。
長い首を巧みに使って、上方から攻撃してくるキングパンドン。
メビュームシュートで牽制せよ!
こいつで止めだ!
メビュームブレード!!
たしか劇中ではメビュームシュートで爆散したと思うのですが、せつかくなので色々と遊んでみました。
ユニークな一体。キングパンドン。
表情が読み難く、得体の知れなさが不気味だった初代パンドンに対して、より怪獣らしくなったキングパンドン。ウルトラヒーローと戦わせることで、楽しさがグンと増す一体でもあります。