ウルトラ怪獣シリーズより、ウルトラQの中ではガラモン同様に2回登場した、冷凍怪獣の元祖ペギラの紹介です。
これ、本当はチャンドラーに改造するために買ったんです。チャンドラーは過去に一回だけソフビ化されたんですが、今じゃあ相当なプレ値になっている。ただ、その造形はこのペギラとほぼ同じなんです。
正面から。
チャンドラーに改造してやろうと思って買ったんですが……。眺めれば眺むるほど、ペギラとしての「良さ」に惹かれてしまって。なんか、こんなに良いソフビなのに、魔改造で違う怪獣にすることが申し訳なくなりました。ということで、ペギラ→チャンドラーへの移行は、もう一体ペギラを手に入れてから行いたいと思います。
ということで、今回はペギラのままで紹介。
斜めから。足裏の刻印には2000とありますから、20年前のものですね。
2000年代、いやそれ以上前から、ウルトラ怪獣シリーズの造形って完成していたんだなぁと改めて感心します。質感とか、非常にリアル。
全体的に、ぶよっとしている感じ。これぞペギラ。
この鈍重そうな体で飛行し、暴れに暴れるところにこそセンスオブワンダーがある。
背面。
生物的なグロテスクを感じます。
尻尾のうねうね加減とか、背中のごわっとしたところとか。
足の部分のたるみが、筋肉質のように見えてくるから面白い。この辺はソフビの質感が多分に影響します。
顔のアップ。
眠そうだけど結構怖いです。黒目が大きいからかなぁ。経年による禿げはありますが、細かい造形や塗り分けは素晴らしい完成度です。
本当はもう少し瞼が落ちていて、眠そうな顔なんだよね。だからこその愛嬌があったわけです。
首周りのたるみや頭の後ろのボコっとした感じなど、スチール写真そのまんまで驚きます。
巨大な翼を広げるペギラ。
足が非常に大きく、安定感があります。
股の部分がやたらとぶよっているところに、着ぐるみならではの味わいがありますね。
突き出た牙や、頭の角など実は悪魔的な印象も強いペギラ。
ガッと裂けた大きな口。この笑っているような顔で東京を氷河期に陥れた張本人ですからね。ウルトラQの中でも凶悪な怪獣の一体です。
シン版のペギラと比べて。
うん。Q版が好きだ(笑)
並べて見ても、やっぱりデザインとして最高に怪獣らしいのは、オリジナルのQペギラだと思います。
ペギラ自体は全然動きません。まあ、この巨大な翼のどこに可動を仕込むのかと言われれば、その通りですね。
アクションフィギュアと絡ませてみます。
赤「多々羅島の王者は俺様だ!」
ペ「痛い痛い痛い! ひと違いひと違い!!」
この後、翼をもがれる寸前に気づいてもらえたそうな。
最新では、Zとのバトルが印象に残っていますね。
アーツは体高差があるので、ペギラの巨大な感じが際立って良い画になります。
アルファチェインブレード!!
しかしペギラの高い皮膚には通用しない!
ゼスティウムメーザー!
ゼットランスアローがないので、劇中の戦いが再現できないのが残念。Z本編でもペギラ、相当強かったですよね。
Qを代表する怪獣でありながら、なかなかお見えできなかったペギラ。
すごく出来が良くてビックリでした。どうにかして、チャンドラー用にもう一体入手したいものです。
最後に、ウルトラQに倣ってモノクロで。
やっぱり雰囲気あるなぁ。初期の初期からこんな感じだったって、ウルトラ怪獣のデザインには、やはり他の追随を一切許さない力がありますね。