公開から早一年。まだまだシンウルブームは終わりません。
フィギュアーツに、シン・ウルトラマンの「降着時ver」が登場してくれました。
おおっ! 渋い!!!
このパッケージ、超カッコいいですよ!
裏面はこんな感じ。
First Contact Ver-とあります。
個人的にも、この「ファースト・コンタクトver」という呼び方の方が好きですね。
箱から出してみると、こんな感じ。
交換手首、光線エフェクト。
映画公開前に発売された、シンウルの通常版に比べて、随分とバリエーション豊かになりましたね。
さっそく、開封してみた。
シンウルのモノクロ版――というわけではありません。
頭部は新規造詣。ただ、本編であったAタイプ的なざらつき感は思ったほどなく、けっこうつるつるしております。
横から。このアングルだと、頭部が劇中に一気に近くなる。
陰影によって、表面のざらっとした感じを出しているんですね。
オシャレです。
微細な表面処理により、左右で陰影の感じが変わる。
劇中は、Aタイプに無理に似せている感じであんまりカッコいいとは思わなかったんですが、アクションフィギュアの形でじっくり眺めてみると、このバージョン、そうとう良いです。一気に惚れ込んでしまった。
後。
この辺は、通常版とあまり変わらないかな。
頭部。アルカイックスマイルが若干やわらかめで、口元が大きく違っています。
目のクリア部分にややスモークがかかっているようです。
小さいけれど重要な変更箇所ですね。
アップしてようやく、ざらっとした感じが分かる。
完成された美しさを持つCタイプ準拠の通常版ウルトラマンよりも、より怪しい宇宙人らしいデザインとディテール。それが最大の魅力ですね。
通常版と並べてみた。
基本構造は同じですが、腕の可動などは、今回verの方がしっかりしている印象です。
並べてみると、だいぶ印象が違うんですね。
さて可動ですが、良く動きますよ。
ぐりぐり動かして、めっちゃ楽しいです。
劇中では、けっこう突っ立っている感じが多かったので、アクションがびしっと決まるのが嬉しい。
基本の構え。
首の構造なども、初回発売の通常版からだいぶ改善されていると思います。
動的なアクションも、渋く決めることができる。
言葉は悪いですが、色と質感的に、何か通り魔みたいな感じがありますね。
降着時――たぶん。
赤いトラベルスフィアの中では、こんなポーズしていたに違いない。
ゆっくり立ち上がるウルトラマン。
冒頭、ネロンガの前に姿を現したシーンが印象深いですね。
華奢な体つきではありますが、格闘アクションも良い感じです。
このアクションの決まりやすさは、通常版を凌ぐでしょうね。
腕をぴんと伸ばせるところや、意外と捻れる腰など、シンプルだからこそ際立つ格闘のやり易さ。
さて、今回のアイテムの最大の目玉を紹介しましょう。
ささっ。
音もなく右腕を持ち上げ――
ゆっくりゆっくり左手を持ち上げていく。
そこから――
びよ――っ!!!!
巨人の体内に高エネルギー反応!!!!!
スペシウム光線――。
長ーーーーーーーーーーーーーーい!!
これが山を切り崩し、大気をプラズマ化させ、透明怪獣をぶっ倒した。
この長さ、降着時ウルトラマンに付けるものとして、これ以上の付属品はないですね。
せっかくだから、ネロンガに食らってもらった。
長いわりに上下に短い、それでいて超強力など、スペシウム光線の良いところがぎゅっと詰まっている。
こちらは分割して、短い発射バージョンにもできます。
この長さだと、ちゃんと自立しますね。
ちなみに、もう少し面積が広くなった版もついていて、こちらは通常版に取り付けることができます。
より、我々がイメージするウルトラマンのスペシウム光線に近付いた気がしますね。
ようやく、シンウルに光線エフェクトがついてきたので、とっても嬉しいです。
こちらはおそらく、ザラブ戦やメフィラス戦で使用した、近距離の敵相手用なのでしょう。
さらには、ベーターカプセルが付属。
超難しいタイミングでの二度押しで、ゼットンを放逐することができました。
ベーターカプセルのモノ自体も、それを親指で押す様子を再現した交換手首も、どちらもクオリティが高い。
通常版と並べてみた。
どっちがお気に入りって、今のところ完全に降着時版です。
この怪しいカッコよさが、何とも言えません。モンアツのゴジラ2004同様、映画を超えた魅力を持つアクションフィギュアだと思います。
こいつは今後、色んな所で活躍させたい――!
正直、買おうかどうか迷ったアイテムではあったんですが、意を決してポチって良かったです。この良さは、開封してあれこれ動かしてみないと分からない。ウルトラマンは地球に来る前、この姿で星々を飛び回っていたんですかね。赤くなってからの初対戦相手はガボラだったので、今ソフビで出ているゴメスやぺギラ、パゴスが戦うとしたら、あるいはこのファーストコンタクト版のウルトラマンが相応しいかもしれません。
モノクロなので当然と言えば当然なのですが、非常に渋い色合いで、これがあるだけで画面が引き締まる感じがします。カッコいい写真にネタ写真に、様々な組み合わせを試してみたくなるフィギュアでした。