ムービーモンスターシリーズ バラゴン1965 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

1965年の『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場したバラゴン。

東宝怪獣の中でもトップクラスに好きな怪獣が、ようやっとムービーモンスターシリーズに帰って来た!!

バラゴンは過去にもムビモン規格でソフビ化されていますが、今回は新造形。

現行のムビモンの再現度の高さを象徴するような、素晴らしいバラゴンが登場してくれました。

 

 

正面から。

どっしりとした大柄な体躯が、パワーファイター的な力強さを感じさせます。

胸部から尻尾まで、サイノメ状の体表も細かく彫られている。

 

 

斜め。個人的には、こっちのアングルが好きです。

オーソドックスな怪獣スタイルで、とってもカッコいい。

デザインにも造形にも、すごく安定感があります。

 

 

今回は、二足歩行状態を再現。

バラゴンは状況に応じて二足と四足を使い分ける怪獣。

アンギラスといいバランといい、この時期の四足歩行怪獣はみんなそうでしたね。

四足時に対応するため、腕が相応に逞しくなっています。

 

 

背中。

この特徴的すぎる背中が、色んなウルトラ怪獣に受け継がれることになります。

 

 

 

足元にも注目。

僅かながら尻尾を浮かせたままでの自立が可能です。

つまり重心が後ろではなく真下に降りていて、ちゃんと安定しているんですね。

これができるソフビって、中々ないのですごいと思います。

 

 

ややアオリで。

特に頭部については、角度によって見え方が変わります。表情がハッキリ見えるのは、この仰観角度かな。

 

 

上半身のアップ。

凛々しい顔をしています。やや首長なところが、着ぐるみっぽい。首元には覗き穴も開けられています。

バラゴンは地底怪獣ですが、『GMK』に登場した時は大変だったようですね。地面に潜るシーンで土が覗き穴から入り込んできて、呼吸もろくにできなかったんだとか。恐ろしい。

 

 

頭部のアップ。

もろ狛犬。和風テイストがもろに好みです。

初代アンギラスやバラン、そしてキングギドラと、当時は東洋風の面構えの怪獣たちが東宝にはたくさんおりました。

 

造詣は非常に丁寧。Amazonのレビューでは、ガレキかと見まがうほどだそうです。

特に頭部は、塗分けがすごく奇麗ですね。

口の中の歯もちゃんと浮き彫りになってるし、角付近のイボイボもしっかり造形。

それほど複雑なデザインではないのですが、バラゴンを構成する要素一つ一つを、デフォルメすることなく、しっかり再現している印象です。

 

 

 

前から見ると、印象変わるでしょ。

ちょっとかわいいよね。

劇中では、なかなかエゲつないことをやるんですけどね。

 

 

 

さて、可動ですが、四肢と尻尾。

首にも分割線があるから動くかと思いきや、そこは接着されておりました。

体幹が良いので、ここまで前傾にして四足に近い感じを出すこともできます。

 

 

 

腕や足の角度を少し変えるだけでも、動きが感じられますね。

ただ、腕はともかく足は回転気味の可動なので、それほどポージングには役立ちません。

 

 

 

グオォォー!

腕を大きく広げて、威嚇。

 

 

リボルテックのバラゴンと比べてみました。

デザインや造形の彫りの深さ、エッジはむろんリボルテックの圧勝ですが、ソフビの完成度も非常に高いと思います。

 

 

 

さて、バラゴンの着ぐるみは撮影終了後、円谷プロに貸し出され、パゴス、ネロンガ、マグラ―、ガボラに改造されました。頭部などはけっこう変わるんですが、その独特過ぎる背中に名残がしっかりうかがえます。

バラゴンの系譜は、初期ウルトラシリーズの中でも重要なのです。

 

 

ということで、ウルトラマンと闘わせてみた。

バラゴンは山間部で戦うことが多いので、街中での死闘は新鮮ですねえ。

こういうことができるのが、怪獣玩具の魅力ですね。

 

 

 

フランケンシュタインの怪物よろしく、バラゴンの侵攻を食い止めるウルトラマン。

両者一歩も引かない攻防が続く。

 

 

スペシウム光線!

バラゴンの硬い表皮には通用するのか?

果たして、勝負の行方は――!?

 

 

 

ウルトラマンと組ませると大きく見えますが、実際はバラゴンは他の怪獣と比べても小さいんですよね。なんと25mしかない。

なのでジオラマも、ジオコレくらいが丁度なのかもしれません。

 

愛すべき東宝バイプレイヤー怪獣たちと。

まずはバラン。

津洋風の顔が並ぶと渋いですね。

 

 

 

 

そしてゴロザウルス。

ゴロザウルスの着ぐるみも高く評価されていますが、バラゴンの着ぐるみも、その後、何度も流用されているくらいだから、すごく良かったんでしょうね。

 

 

 

体高差を意識して、GMKの再現。

もちろん、『GMK』に出てくるバラゴンは、こいつじゃないですよ。

ただ、体高的には本当にこんな感じだったと思う。

 

 

店舗販売では、Amazonの値段は振れ幅がある感じ。

楽天ショップでは2600円台が多いですね。

ソフビ価格自体が高騰している昨今、この完成度で2600円台ならマストです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

随分長く待っていました。ソフビ化してくれて本当に嬉しいです。

 

しかも再販ではなくて新造形! さらにその造形がとにかく素晴らしい!!

ムービーモンスターシリーズは毎度毎度、色んなサプライズで喜ばせてくれますが、このバラゴンもムビモンに再登場してくれて、そして手に入って、とっても嬉しい! 今年早くもトップクラスなお気に入りが登場してしまいました。本当に今、怪獣玩具がアツい。中でもこのバラゴンは、ムビモンの最前線に立つべきマストアイテムです!