安くなったら……と言っていましたが、安くなる気配がない。
フィギュアライズスタンダードの新作、シン・仮面ライダーです。
まさか、Bandaiのプラモの3つ目で仮面ライダーを買うことになろうとは。
可動に制限がありますが、ダークでカッコいいですね。
佇まい。
赤いマフラーが映えます。
スーツ部分の皺が、特にリアルに表現されています。
正面から。
非常に均整の取れたプロポーション。
腰部のベルトがデカすぎるように見えるくらい、しゅっとしております。
横から。
口&胸や腹の装甲とグローブやブーツの緑は、似ているようで違う色。
ウルトラマンほどではないけれど、中々凝った配色ですね。
やはり映える赤いマフラー。
佇まいがカッコいいですね。
後。
まさか、羽根が生えているとはね。
これ、元の1号にもあるんですか? オリジナルを知らないもので――。
変身ベルトはこんな感じ。
この辺の細かい部分は全部ステッカーです。
ここのシール貼りが超面倒くさくて……おかげで、こことは違うところで貼り間違いが起きました。
上半身のアップ。
胸部分、腹部分の装甲の無骨感もいいですね。
戦闘特化の装甲服って感じで。
顔のアップ。
ここでステッカーミス。
実は目の奥に銀色のステッカーを張るのを忘れてしまったんです……。
ここは都合上接着してしまったので、開けられないんですよね。
それでも、カッコいいマスクデザインですね。
特に口元が良い。
ここは一個性のパーツです。
フィギュアライズスタンダードはこれで3つ目ですが、こいつが一番パーツ数が少なかったですね。
さて、アクションですが、個人的にはけっこう難しかった。
たぶん僕が仮面ライダーの「決め画」に通じていないからでしょうね。
ただ、腰とかも捻ることができないので、そういうところの制限はやはりあると思います。
マフラーは2種類。
たなびきバージョンもあります。個人的には、こっちのほうが好みですね。
交換手首はグーと手刀の2タイプ。
定価4400円にしちゃ、ちと寂しすぎませんか。
基本のアクションは、しっかり決まります。
ここで、なびくマフラーが良い味を出してますね。
膝立ちは、長い足を持て余している感があります。
地面に拳を叩きつける、ヒーローっぽいポージングは難しいです。
純然たる人型なので、格闘ポーズが映えますね。
こうなってくると、敵オーグの同規格の立体物も欲しくなってくる。
ライダーキック!!
この角度に決着するまで、かなり悩みました。
平面にすると、何となく間が抜ける。
これはライダーに限らずですね。レオキックも、上手く撮れないんですよ。単に僕個人が苦手ってだけなんだけど。
とりゃー
怪人なんて持ってないので、近くにいたメフィラス星人に食らってもらいました。
たぶん同時期に発売されているアーツの方が良く動くんでしょうが、僕の仮面ライダーに対する思い入れだと、これくらいの方が遊びやすいかも。
作って楽しい、飾って楽しい、動かして楽しい。
仮面ライダーの可動アクションフィギュアの導入としても、良いと思いますよ。
ということで、フィギュアライズスタンダードのシン・仮面ライダーでした。
フィギュアライズスタンダードの仮面ライダーシリーズは、すごくたくさん種類があるし、実は響鬼やゴースト、ウィザードなどは欲しかったりもするんですが、とりあえずこの「シン」関連のみに留め置きたいと思います。ウルトラマンとはまた違ったディテールや味わいのプラモで、作って遊んで、けっこう楽しかったです。次は2号?? あるいは蜘蛛オーグとか? どれが来るにしても、要チェックですね。
最後に、本筋とは関係ないのですが、『帰ってきたウルトラマン』の主人公郷秀樹を演じた団時朗さんが、光の国に旅立たれたという訃報に接しました。
昭和ウルトラマンは皆さんいずれもご健勝だと思っていたのですが、最初に旅立たれたのが、『帰ってきたウルトラマン』の団時郎さんだとは……。メビウス以降でも変わらぬ壮健なお姿を見ていたので、驚きましたし、非常に残念です。
僕自身は、『帰ってきたウルトラマン』にはそれほど縁がなく、むしろ翌年のエースやタロウにハマりましたが、後年になって、下記のような書籍などを通じて、『帰ってきたウルトラマン』がなかったら、いわゆるウルトラシリーズそのものがなかったかもしれない。ウルトラの全てをつなげてきたのが『帰ってきたウルトラマン』だったということを知り、評価を改め、正座して向き合わねばならぬ気持ちにさせられたものでした。縁がないと言っても、「怪獣使いと少年」はじめ、「残酷! 光怪獣プリズ魔」「許されざるいのち」などお気に入りのエピソードは数限りなくあるし、何だったら昭和ウルトラマンのテーマソングの中で、新マンのものが一番好きです。
現実の世界では遠く旅立たれても、ウルトラの世界ではまた「帰って」きてくれる。
『怪奇大作戦』マラソンを終えて、次は新マンだと意気込んでいた矢先での訃報で、とても悲しいのですが、団さんや当時の新マンスタッフが残してくれたものと改めて向き合って、一話一話をじっくり大切に見ようという気持ちになりました。ご冥福をお祈りいたすと共に、『帰ってきたウルトラマン』の中に永遠に刻まれた団時朗さんの姿を、追いかけたいと思います。