プレバンの事後抽選で当たった奴がようやく届いた。
ウルトラマン生誕55周年を記念して、メフィラス星人が特別仕様で登場です。
パッケージの色が渋いですね。
なかなか高級感があります。
裏面はこんな感じ。
情報量は少なめですね。ポージング例とか、もう少し欲しかった気が。
さて開封してみました。
造詣百点。
可動イマイチ、そんな印象です。
個体差だと思うのですが、右腕がぽろぽろ取れるので軽くストレスでした。
ただ、再現度には素晴らしいものがあり、「本物」を持っている感が凄いです。
斜めから。
銀の輝きが美しい。
しっとりと濡れた黒の体色も良いですね。ウルトラマン後期の宇宙人ですが、本当に素晴らしいデザインです。
腰回りのぶよっとした感じもしっかり再現されている。
後年、メビウスに登場した時などは少しスリムになっていましたが、初代はけっこう腰回りがこんもりしてるんですね。
背中。
スーツの皺のような表面処理もリアル。
頭の後が割れているように見えます。こんな感じになってたんですね。
足部分は質感が変わって、非常にごつごつざらざらしています。
単調なディテールにならないよう、色々と試行錯誤したクリエイターたちの苦心が感じられます。
顔のアップ。
邪悪な猫。
メフィラス=メフィストで悪魔的。
人の心に挑戦を掛けるなど、その行為も非常に悪魔的でしたね。
それを日本でデザインすると、こうなるわけだなあ。
静かなる威圧というか……迫力が凄い。
牙を剥くとか目玉をぎょろつかせるとか、そういう「剣呑さ」ではなく、静かなる不穏を醸し出すようなデザイン。こえは本当に天才的な仕事ですね。
さて、可動ですが、制限は多いです。
造詣の邪魔にならないようにした感じですね。
腕部分もけっこう癖がある上、重心が安定しないのでポージングは雰囲気はありますが、できないことも結構あります。
メフィラスは知将であると共に武闘派でもあります。ウルトラマンとの戦いでは、泥臭い取っ組み合いもやっていました。
手首の種類は2タイプ。左手のみグリップビーム用にもう一つ。
首がもう少し回転すれば、それだけでいいポーズが取れると思うのですが。
しかし動くのはやっぱ楽しいですね。
あれこれいじっているうちに、腕の可動の癖にも慣れてきました。
そうなればしめたもんです。
グリップビームの構え。
肩可動が優秀で、ぐっと胸元まで引き出せる。それにより腕をクロスさせることができて、グリップビームの構えを取らせることが可能です。
左手が右腕にかかる感じも、それっぽいですね。
55thつながりで、記念版ウルトラマンと。
メフィ「ウルトラマン……今日は馬鹿に眩しいな」
マン兄「……」
睨み合う両者!
ただ、55thはアーツの中でも初期仕様の規格なので、あまり動きません。
同じマン兄さんでも、
真骨彫なら、組み合わせ甲斐がありますよ。
肉弾戦!!
マン兄さんの安定感よ。
メフィラスも安心して組み合わせることができます。
劇中にあった、光線の打ち合い。
メフィラスの戦闘は肉弾戦・空中戦・そして西部劇のような対峙と、一体の敵役に対してバリエーション豊かな戦いのスタイルがあって、中々豪華でしたね。
最後に揃って光線の構えを取る。
シンウルではこの後実際に撃ちあうんですよね。
オリジナルでは構えだけで、お互い撃ちあわずに和解します。
写真でよく見たメフィラスとの対戦ポーズ。
身長差があって、上手い具合に絡ませるのは大変でした。
旧友の肩を抱いて再会を喜んでいるウルトラマンみたいですね(笑)
さて、メフィラス星人の円盤と、55周年を記念した台座が付いてきます。
もう少し付属品を増やしてほしかったところですが、贅沢も言えませんね。
円盤自体は、面白い形をしています。ウルトラマンの中で「円盤」が登場するのはそれほど多くないので、一つ一つのデザインがけっこう際立っていますね。
街中に降り立つメフィラス星人。
彼にとっては喉から手が出るほど欲しい地球が、目の前に――。
人々の心に挑戦を仕掛けるメフィラス。
暴力を嫌い、人の心に挑戦し、敗北を認めて潔く地球を去る。
ウルトラマンに登場した宇宙人の中でも群を抜いて個性的ですよね。
自分のルールに忠実で、知的冷静なところがたまらなく魅力的です。
当選からかなり時間が経ちましたが、ようやく手元にやってきました。
抽選で落ちてがっくり来ていたところに、事後抽選で当たった。
プレバンの事後抽選はけっこう安定して当選しているのですが、ありがたいことですね。
造詣はピカイチで、塗装も丁寧。特に頭部の複雑な塗分けは一見の価値ありです。
一方、可動には制限が多く寂しいところもありますが、ウルトラマンのアーツとの絡ませの中で、どんどん良い感じに見えてきます。マン兄さんだけでなく、いろんなウルトラマンと組ませてみたいです。対峙する者を引き立てる色彩なので、きっと色んな「画」になると思います。