長らく探し求め続けましたが、ようやく手に入りました。
ニュージェネレーションパッケージのウルトラマンエース。
まさかの中国限定発売で、とにかくプレ値がエグい。こいつは当分はお目にかかれないなと思っていた矢先、知り合いからの貰い物がPayPayフリマにて売れ、思わぬ臨時収入があった+週末のOFFクーポンがあったことで、購入に踏み切りました。
それでも、15700円は痛い……。エースじゃなかったら、端からマークしてないアイテムですね。
裏面はこちら。日本発売分と、パッケージには大差がないかな。付属品もまんま同じですし、なんだったら日本語での説明が基本だし。
特にエースでこれをやられると……良い気分ではないですね。
ぐちぐち言いながら、開封してみました。
シルバー部分が明るくなった以外、まったく大差ないニュージェネ版エース。
『ウルトラマンZ』客演時、カメラの画質やライティングの関係で、銀部分がけっこう明るく見えましたね。それをイメージしてのカラーチェンジかも知れません。「ニュージェネレーションパッケージ」とか言われないと、ただの「再販分は色少し変えた」レベルのカラーバリエーションですけど。
正面から。
武闘派シルエットのエース兄さん。胴回りに比べて腕が細いところなど、独特の体型を忠実に再現。
『ウルトラマンZ』に登場した時は、もう少し腕周りはがっしりしていましたけどね。
斜めから。
この色のエースも大変美しくてよろしい。
明るくなった分、ブーツや手袋の皺が際立ちますね。
全体的にムラもなく、良い感じの彩色。
背中もこんな感じで、特に違いはない。
顔のアップ。
安定のカッコ良さ。
微笑んでいるような、柔和な顔。
それでいて切断の貴公子というね。
武闘派でありながら光線技のエース。
男女合体ヒーローでありながら、声に漢気。
「優しさを失わないでくれ」といいながら、超獣相手にはとことん容赦がない。
そういうギャップや歪な部分も魅力の一つ。それが、ウルトラマンエース。
ただ、顔つきが完全に昭和のそれなので、
ニュージェネと銘打つなら、顔くらいは新造形の方が良かったのでは。
でもあれか。あくまで「ニュージェネレーションパッケージ」なのか。
トサカから背鰭に至る流れがとても広くて美しいエース。
中々大きな穴が空いております。
通常盤と比較。
通常盤はやはり渋いですね。
銀が明るいニュージェネ版の方が、溌剌とした印象を受けます。
さて、可動ですが、普通のエースとまーーーーったく一緒。
つまり、足回りのゆるさも解消されていない。
これは……リニューアルしたなら、改善すべき所だったのでは。
とは言え、基本的な構えがバッチリ決まる上、普通盤のエースとはまた違った色彩の味が素敵です。
渋さというよりも、凛とした佇まいに趣がありますね。
胸の中央で輝く青も綺麗。
膝立ち。
格闘。
やっぱりエースには力強い一撃を繰り出す「画」がよく似合う。
交換手首にも違いはなく、
エースの顔ってすごくカッコいいんですが、陰影のつき方によってはいつも笑っているように見える。そいつが、ギロチン技で怪獣をスパスパぶった斬っていくんだから、相当怖い。
ウルトラマンZの回の中でも、相当燃えた展開でした。
中国では、この2人のセットも発売されてるんでしょう?
いや、日本でも売れよ。
スパイディとかの海外キャラでも日本解釈版とか限定版とか出ているのは分かりますが、それとは違うでしょう。パッケージは違っても、モノの規格は同じじゃないですか。ウルトラマンは日本の素晴らしい財産なんだから、そこはバンダイさん、頑張ってよ。
ただあれなんですってね。
S.H.Figuarts ウルトラセブン 55th
に関しては、少なくともプレバン上では日本限定発売らしいですわよ奥さん。これは、買わなきゃ損だわよ。
話がそれました。
エースが熱狂的に好きだから、手痛い出費にも目を瞑った感じですかね。これが他のウルトラマンだったら、「仕方ないかなぁ」で諦めてたでしょう。僕自身は、通常版とは少し異なる彩色に「かっこいい」とか、「ニュージェネっぽい」とか喜んでますけど、特にエース興味ない人、たとえばうちの奥さんとかが、通常版とニュージェネ版を並べて見たとしても、「何が違うんだ」の一言で片付けられてしまいそう。それくらい、モノ自体の差は微少です(笑)
ただまぁ、今後日本発売される可能性は低いし、こっから先どんどんプレ値になってくだろうし、踏ん切りをつける意味で、今回手に入って良かったです。ウルトラマンエース公開50周年という節目に、こうやってお目にかかれたのだから。そこにご縁を感じることができて、嬉しいなとは思います。